◇ 第18回西日本学生フィギュアスケート選手権大会 ◇10月19・20日◇木下カンセーアイスアリーナ
[7・8級男子]
3位 片伊勢 145.42
6位 朝賀 129.51
[7・8級女子]
9位 鈴木 88.43
12位 木下 83.14
14位 久保 81.36
[6級女子]
2位 滝野晴 68.48
8位 西田 59.36
[5級女子]
22位 山﨑 32.85
[4級女子]
2位 稲葉 42.56
3位 南 39.64
6位 久我 35.01
[3級女子]
10位 穂垣 33.27
15位 吉岡 30.42
西日本学生選手権大会(西カレ)が2日間にわたって開催された。関大からは13名が出場。そのうち9名がインカレ出場権を獲得した。
関大勢トップバッターは、6級女子の西田琴海(社3)。『Yuri on ICE』の曲に合わせ、グリーンの新たな衣装で登場した。中盤には、片手を上げたジャンプにも挑戦。ハイドロブレーディングなどの要素も盛り込み、にこやかな表情で、演技を終えた。続いて出場したのは、昨年4位で惜しくも表彰台を逃した滝野晴日(社3)。『Sometimes When It Rains』を披露した。3回転ジャンプも着氷させ、歓声とともに拍手も沸き起こる。優しい演技を見せた。滝野晴が2位、西田が8位でともに入賞、そしてインカレ出場権をものにした。

4級女子には3名が出場。昨年優勝の久我悠月(経2)は、『レミゼラブル』のメドレーに合わせる。何度か転倒があったものの、中盤のスピンではレベル3を獲得。演技後は悔しそうな表情を浮かべた。昨年2位の稲葉晴佳(社2)は、『Never Enough』を披露する。終盤のスパイラルとイーグルで曲の壮大さを表現。ほとんど減点なく演技を終える。昨年よりも得点を伸ばした42.56をマークした。また、南安澄(文4)は、『エリザベート』の名曲を選曲。リンクを軽やかに舞う。スピンでは2つレベル3を獲得。まとまった演技を披露した。稲葉が昨年と同様2位、南が3位で表彰台に上がり、インカレ出場を決める。久我は6位入賞となった。

初日ラストに行われた3級女子。今年バッジテストに合格し、初めて西カレに挑む穂垣舞佳(経4)と吉岡理沙(商4)の2名が出場した。それぞれたくさんの花があしらわれた衣装で登場。穂垣は指先まで美しい高い表現力を見せた。吉岡は笑顔で滑る。


2日目最初に行われた5級女子。今年入部した期待の新人・山﨑未愛(法1)は、『ラプンツェル』のメドレーに合わせ演技した。転倒はあったものの、2回転ジャンプに果敢に挑む。

続けて7・8級男子。近畿ジュニアで優勝を飾った朝賀俊太朗(文1)は1番滑走となった。『Buenos Aires winter』を披露。冒頭のトリプルアクセル+3回転トーループのコンビネーションジャンプを美しく決めると、歓声があがる。このジャンプはGOE(出来栄え点)2.13の高い加点を得た。足替えシットスピンでもレベル4を獲得。6位入賞で、シニアの中でも戦える実力を見せた。片伊勢武アミン(法3)はブルーのグラデーションが美しい衣装で登場。冒頭のトリプルアクセルは、朝賀と同じくGOE2.13とする。3本目のジャンプで転倒があったが、スピンでは2つレベル4を獲得。壮大な曲に合った演技を披露し、最後は観客に手を振った。昨年より1つ順位を伸ばした3位につけ、表彰台に上がった。


そして7・8級女子に出場した久保智聖(人4)、木下咲良(文3)、鈴木なつ(人3)の3名。久保は『ロミオとジュリエット』に合わせて演技をした。ジャンプが抜けてしまうミスはあったが、減点は0に抑える。華やかな演技を披露した。木下は『LA LA LAND』。冒頭の3回転ジャンプは惜しくも転倒。ラストの足替えコンビネーションスピンではレベル4を獲得する。リズミカルに『LA LA LAND』を表現した。鈴木はガーシュウィンの『ピアノ協奏曲』。最初のスピンではレベル4を獲得した。近畿では不調だったジャンプも転倒なく演技を終える。3名そろってインカレ出場を決めた。

7・8級男子の朝賀、片伊勢、7・8級女子の鈴木、木下、久保、6級女子の滝野晴、西田、4級女子の稲葉、南がインカレへの切符を手にした。全国の舞台でも躍動してみせる。【文:貴道ふみ/写真:貴道ふみ、金佐康佑、水井陽菜】
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