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2024年度関西学生女子秋季リーグ第7節◇対兵教大◇10月20日◇フレスカ神戸人工芝第2フィールド

【前半】関大9-0兵教大
【後半】関大10-0兵教大
【試合終了】関大19-0兵教大

スターティングメンバー
GK 勢古
DF 植田、徳弘、岩川、瀧沢
MF 相川、福田、𠮷尾、馬場
FW 横田、木田

前節に続き、関大なでしこの攻撃陣が爆発した。開始早々DF植田真央(情1)が先制ゴールを決めると、攻撃陣が得点量産体制に。前半を9ー0で折り返す。後半は、ハーフタイムからピッチに入ったFW冨田歩花(政策4)が大暴れ。FW冨田は4得点を奪う活躍を魅せた。45分間でチームは10点を奪い、19ー0で勝利した。

IMG_7384-200x133 [なでしこ]攻撃陣が19得点の大爆発で、リーグ戦の連勝記録を5に伸ばす!
△FW冨田

前日から気温が下がり、冷たい風が強く吹く試合会場。前節のスタメンからメンバーを大きく代え、DF植田、MF相川ひなた(人2)、MF福田紗良(経2)、MF馬場悠月(人2)、FW横田祐貴乃(政策1)が起用された。得点量産が予想される中、前半1分、左サイドのDF瀧沢美冬(人3)のパスを、中央で受けたFW横田が逆サイドへ展開。DF植田が受け、ミドルシュートを放つと、相手GKの手をはじきボールはネットを揺らした。開始早々の得点に、序盤からの大量得点が期待される展開に。しかし、メンバー変更の影響もあってか、パスが思うようにつながらず。シュートに持ち込めない状況が続いた。しかし、同10分にMF馬場のシュートで得たコーナーキック(CK)を得る。流れから、右サイドに張ったMF𠮷尾香音主将(社4)がワンタッチでクロス。ファーサイドでDF徳弘海羽(みはね=人3)が、ドンピシャリのヘディングシュートで追加点を挙げた。すると同12分、同16分と、右サイドのMF相川のクロスにFW木田陽花(経1)が合わせる。3分後には、DFラインからのパスに抜け出したMF𠮷尾主将がボールを収め、右サイドのMF相川へ。MF相川はサイドからシュートを狙うと、中央へこぼれ球をMF𠮷尾主将がシュート。相手DFのディフレクションもあり、5点目となる。MF𠮷尾主将は、同23分にもMF福田のスルーパスに反応。相手GKとの1対1を冷静に決めた。その後もFW木田とFW横田を中心にゴールを狙うが、決定力に欠けるシーンが続く。また、強風によりMF𠮷尾がCKでミスキックをするシーンも。点が取れない時間が続く中、同44分にFW横田に待望のリーグ戦初ゴールが生まれた。スルーパスに抜け出し相手GKと1対1を迎えると、冷静にシュート。FW横田のゴールに、アップをしていたベンチメンバーは飛び跳ね、喜びを爆発させた。FW横田のゴールが関大なでしこの嫌なムードを払拭。1分後にはFW木田がDF植田のクロスを受け、うまく反転しシュート。さらに1分後にも、相手DF2枚を強引に抜きシュート。短時間でFW木田は2点を奪い、前半を9ー0で折り返した。

IMG_7378-200x133 [なでしこ]攻撃陣が19得点の大爆発で、リーグ戦の連勝記録を5に伸ばす!
△FW横田
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△FW横田の得点に喜ぶ選手たち

後半から、DF山田志穂(人3)、MF前田柊(政策1)、MF藤田祐穂(法1)、FW冨田が出場。同1分、DF山田志の低いクロスに、FW冨田がうまく合わせゴールを奪う。同7分にはFW冨田が縦パスをうまく落とすと、走り込んだMF藤田が見事なタッチで抜け出しシュート。1分後には、左サイドからMF前田柊が放ったシュートのこぼれ球を、FW冨田が押し込んだ。交代メンバー全員が躍動し、後半開始10分で3点を追加。これでFW冨田は5試合連続のゴールとなった。その後も右サイドからはDF山田志がキック力を生かしたクロスを、左サイドからはMF前田柊が自慢のスピードを生かし攻撃を展開。また、CKではショートコーナーを使い、アレンジした攻撃を見せる。同15分、MF前田柊が左足でクロスを、2分後にはDF山田志が右足でクロス。FW冨田が頭でうまく合わせさらに2点を追加した。同18分には、MF前田柊がスピードを生かし自らの得点を演出、攻撃の手を緩めない。何度もサイドからゴールを狙い、クリアされたボールはMF馬場、MF藤田がうまく回収。攻撃をし続ける展開に。この守備が身を結んだのは同33分。ゴール前でMF馬場が相手からボールを奪うと、後ろでサポートをするMF藤田にボールを落とす。MF藤田は迷いなく振り抜き、ゴールに突き刺した。3分後には、ショートコーナーの流れから右サイドで受けたFW冨田が、ドリブルでサイドを切り裂きクロス。ペナルティーエリア内が混戦となる中、FW横田が押し込んだ。FW横田は、試合終盤にかけてプレーに関わる回数が増加。同41分には、相手を背負いながらパスを受け、ターンし速いシュートを放った。シュートは惜しくもクロスバーに嫌われ、3得点目とはならず。試合後には「ハットトリックを狙っていた」と悔しそうに笑った。しかし、スタメン器用に応え、2得点を奪う活躍を見せた。同42分には、何度もミドルシュートを放ちゴールを脅かしていたMF福田が、MF前田柊からパスを受け、相手を冷静にかわしシュートを沈める。1分後には、MF馬場のクロスのこぼれ球を拾ったMF藤田がDF徳弘へパス。距離はあったが、DF徳弘はシュートを放つ。相手GKが全く動けない、見事なシュートを披露した。これでチームは19得点を奪い、試合はそのまま終了。理想的な「誰が出ても点が取れる」チーム力を見せつけた。

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△MF馬場
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△試合後の集合写真

これで5試合負けなしの関大なでしこ。スターティングメンバーを代えた中での大量得点、そして勝ち点3を得た。チーム力の底上げへ、今節の1勝は大きいものだと考えられる。秋季リーグはいよいよ終盤に。リーグ優勝へ負けられない試合が続くが、「全員サッカー」で1部昇格の切符を勝ち取ってみせる。【文:上田峻輔/写真:合田七虹】

▼FW横田
「(試合の感想)楽しかった。ハットトリックしたかったな(笑)(得点の感想は)(1点目は)キーパーが出てこなくてよかったかな。2点目は、逆足で決めれたので良かったかな。(得点時ベンチから大きな声が聞こえたか)1得点目だけ聞こえた。(終盤はボールによく絡んだが、試合に慣れたのか)はい、慣れた。(10点満点で自己採点を)5点。(理由は)なんかあと1本決めきれなかったので5点、マイナス5。(ハットトリック達成したかったか)はい(笑)(今後の意気込み)毎日練習頑張る」

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