◇2024年度関西大学連盟秋季リーグ戦第11日◇対帝塚山大◇10月20日◇於・神戸親和大学
[第1セット]関大25―21帝塚山大
[第2セット]関大25―22帝塚山大
[第3セット]関大25―16帝塚山大
[試合終了]〇関大3―0帝塚山大
ここまでの10戦を8勝2敗でリーグを戦ってきた関大女バレ。10戦目終了時点で優勝の可能性が残っているのは関大と龍大。関大の優勝には、ストレート勝利が絶対条件となる。
鮫嶋優香(政策2)のブロックで先制に成功した第1セット。序盤は拮抗(きっこう)した展開となり、リードを奪い合う時間が続いた。そんな中、15―14から関大が3連続得点。川上良江(文4)のブロックアウトや土屋美咲(情2)のブロックなどで4点のリードを手にすると、その後は逆転を許さなかった。着実に得点を重ね、川上のブロックで25点目。幸先良くセットを先取した。

第2セットも序盤は一進一退の攻防となったが、9―7からタイムアウトを挟んで6連続失点。アタックを決め切れない間に相手に翻弄(ほんろう)され、苦しい時間が続いた。それでも伊関万絢(まひろ=文3)のブロックアウトでサイドアウトとし、そこから猛追を始める。土屋のブロックで最大4あった点差を逆転すると、そこからは関大が主導権を握った。連続得点でリードを広げ、最後は伊関のスパイク。第2セットも勝ち取った。

第3セットは3―3から関大が5連続得点でスタートダッシュを決める。後山のサービスエースや、土屋のダイレクトアタックで5点のリードを手にした。その後も関大の勢いは衰えず、相手を圧倒。宗助夢羽(ゆう=文2)らが好レシーブを連発し、得点機を演出すると、多彩な攻撃を披露した。相手のアタックがアウトとなりマッチポイントを握り、最後は鮫嶋のスパイクで試合終了。リーグ最終戦を鮮やかなストレート勝利で飾った。


同時進行で最終戦を戦っていた龍大は、フルセットの末敗北。9勝2敗で勝率は並んだが、セット率の差でわずかに上回られ、関大は2度目の準優勝となった。春3位から躍進し、成長を止めない関大女バレ。関カレ、インカレでもさらなる高みを目指し、有終の美を飾りたい。【文/写真:島田采奈】

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