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◇令和6年度関西学生選手権大会3日目◇10月18日◇大山崎町体育館

【男子エペ個人戦】
[1回戦]
○保知15-11林(京産大)
○伊藤15-8(近大)
●大東9-15菅(関学大)

[2回戦]
○伊藤15-11澁谷(関大)
●澁谷11-15伊藤(関大)
○遠藤15-3保知(関大)
●保知3-15遠藤(関大)

[3回戦]
●遠藤11-15山代屋(愛工大)
●伊藤10-15光永(朝日大)

【女子エペ個人戦】
[1回戦]
○木部15-11西田(関大)
●西田11-15木部(関大)
●梶原8-15種田(朝日大)

[2回戦]
●木部11-14四元(関学大)

関カレ3日目は、男女エペ個人戦が行われた。男子は5名、女子は4名と、3種目の中で最も多くの選手がエントリー。男女共に表彰台に登ることはできなかったものの、男子は伊藤真吾主将(人4)、澁谷和典(シス理4)、遠藤駿斗(安全2)の3名、女子は木部紅華(政策2)がインカレ出場権を獲得した。

6人1組のプール戦に出場したのは、伊藤主将、宮部陽向(社4)、大東正和(法2)、保知純乃介(文2)の4人。伊藤主将、大東、保知がプール戦を勝ち抜き、トーナメント進出を決める。宮部は1勝するが4敗を喫し、惜しくもプール戦で敗退となった。

1回戦に登場した伊藤主将。専門種目ではないものの、序盤から引けを取らない戦いを見せる。互いに点を取り合い、得点は5-5に。ここから流れを引き寄せたのは、伊藤主将。クードゥブル(両者同時得点)も含め一気に5連続ポイントを獲得し、10-6と差を開く。その後も勢いを保ったまま、15-8で1回戦を突破した。

プール戦を突破した保知は、1回戦の序盤から流れを引き寄せる。8-5と3点リードで初めの3分間を終えた。タイム開けは失点が重なる場面も見られたが、序盤のリードを保ち逃げ切る。15-11で1回戦を白星で飾った。

224A3615-200x133 【フェンシング】エペ個人戦は、男子3名、女子1名がインカレ出場権獲得!
保知

大学から競技を始めた大東。1回戦は緊張からか、ミスが重なる。何とかクードゥブルに持ち込むも、4-8と大幅にリードを許す展開に。徐々にリズムをつかむが、序盤の差を詰め切ることができず。9-15で惜しくも敗北し、1回戦敗退となった。

男子エペ2回戦では、伊藤主将と澁谷の同校対決が実現。普段の種目では相いれない2人の対決に、熱い視線が集まった。クードゥブルから試合が開始し、その後は点の取り合いに。しかし、徐々にリズムをつかんだのは伊藤主将。一気に6連続ポイントを獲得するなど、相手を大きく引き離す。エペを専門とする澁谷の表情には、次第に焦りが。澁谷もなんとか追い上げを見せるが、追いつくことはできず。15-11で伊藤主将が白星をつかみ、2回戦を突破した。

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伊藤主将(左)と澁谷

昨年の王者・遠藤は、スーパーシードで2回戦から登場。1回戦を勝ち進んだ保知との同期対決となった。試合は、遠藤が終始流れをつかむ。実力を遺憾なく発揮し、15-3で3回戦進出を決めた。

難なく2回戦を突破した遠藤だったが、3回戦では苦戦を強いられる。3-3となってから相手に畳み掛けられ、3-8と大幅にリードを許してしまった。最初の3分間を終え、第2ピリオドでは打って変わって遠藤の逆襲が始まる。クードゥブルもありながら、10-10と同点に追いついた。しかし最後に勝機を手繰り寄せたのは相手。11-15で黒星を喫し、連覇をかけた戦いは3回戦で幕を閉じた。

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△遠藤

同じく3回戦に進出した伊藤主将は、朝日大の強敵を相手に苦戦を強いられる。1点も奪うことができず、0-4で第1ピリオドを終えると、その後も試合の流れは相手に傾いた。クードゥブルに持ち込み得点するも、追いつくことはできず。10-15で敗戦となったが、練習なしで挑んだ種目で3回戦まで駒を進める大健闘を見せた。

女子1回戦では、木部と西田美咲(経3)の同校対決。序盤から互いにクードゥブルで得点を重ね、4-4に。ここから勢いに乗ったのは木部。西田が得意とするフレッシュを交わして得点するなど、冷静さを見せる。8-6と木部が2点をリードし、最初の3分間を終えた。その後は西田も猛追するがわずかに及ばず。関大女子のエペをけん引する2人の対決は、15-11で木部に軍杯が上がった。

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△西田

同じく女子エペ1回戦に登場した梶原萌(外3)。先制に成功するが、その後は両者の点の奪い合いに。互いに様子を見合い、3-3で最初の3分間が終了した。両者攻撃のタイミングを見計らい、時間が刻々と経過する。6-7で2度目の3分間を終え、第3ピリオドでは相手が勢いをつかんだ。終盤で一気に得点を許し、8-15で1回戦敗退となった。

女子エペ2回戦に挑んだ木部。第2ピリオドまではリードした状態で試合が進むが、第3ピリオドでは相手が勢いに乗る。スコアは10-11となり、残り時間も約30秒と刻一刻を迫られる状況に。後がない木部は積極的な攻撃に出るが、カウンターを受けるなど思うように得点を重ねられない。11-14となったところで時間切れとなり、惜しくも黒星となった。

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△木部

男子は3回戦敗退、女子は2回戦敗退と、少し結果が伸び悩んだエペ個人戦。関カレも残すところあと2日。1つでも上の順位まで登りつめ、インカレへの出場権をつかみ取る。【文:合田七虹/写真:市場薫】

▼伊藤主将
「(専門の種目でないがどのような気持ちで試合に臨んだか)4年生でラストなので、高1ぶりぐらいのエペの個人戦で、プレーするのは6年ぶりぐらいなので、別にプレッシャーもなく楽しくやらせてもらいました。(プール戦を振り返って)まだエペに馴染めていなかったので2敗したんですけど、なんとか2勝できました。予選上がれればいいという気持ちでしたが、そこでの勝負の中身は60点くらいですね。予選は上がれたけど内容はあまり良くなかったので。(2回戦の澁谷さんとの対戦を振り返って)主導権を握っていたのは僕かなと思うので、うまく相手の長所を出さずに自分のいい所だけを出せるように試合展開して、その結果勝てた感じです。(3回戦を振り返って)1、2回戦は僕のアタックに対して振ってくれることが多かったですが、今回の相手は僕のアタックに何もリアクションしてくれませんでした。アタックに対して何も反応がないことをもっと早く気づけていたら、もっと違う試合展開になったのかなと思います。(次のフルーレ団体戦の意気込み)僕は同志社に落ちて関大に来ているので。4年間で今が一番そろっているメンツだと思っています。僕と明武(=上村)と、あと誰を出すかという時に今回保知がベスト4になってくれたので。あとは去年2位の同志社に対して、五分五分の試合ができると思っているので、同志社に落ちて関大に来て良かったと、メンバーと喜び合いたいですね」

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