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◇2024年度全関西大学女子リーグ戦第9戦◇対京産大◇10月6日◇大阪教育大学柏原キャンパス

[第1Q]関大18-23京産大
[第2Q]関大7-24京産大
[第3Q]関大26-17京産大
[第4Q]関大20-14京産大
[試合終了]●関大71-78京産大

前日の試合で劇的逆転勝利を果たし、迎えたリーグ9戦目。対するは昨秋4位の京産大だ。第1クオーター(Q)でリードを許すと、そのまま試合の主導権を握られる展開に。後半にはルーズボールにも積極的に食らいついて巻き返しを見せるが、逆転はかなわず。手痛い敗戦となり、入れ替え戦進出ヘ向けて1戦も負けられない状況となった。

IMG_8190-200x133 【バスケットボール女子】京産大に手痛い敗北
△円陣を組む

第1Q最初の得点は相手に許したが、すぐさま川崎真子(人2)がドライブで攻め込み、シュートを沈めた。その後は互いに得点を奪うも、徐々に差を離されてしまう。相手の得点が20になったタイミングで関大はタイムアウトを要求。再開後は大屋結芽(商4)のスリーポイントシュート、西梨花(政策1)のフリースローが決まり、試合の流れを取り戻す。5点ビハインドで最初のQを終えた。

IMG_8197-200x133 【バスケットボール女子】京産大に手痛い敗北
△大屋

第2Qで逆転したい関大。最初の得点は相手に奪われたが、直後に石井花那(文2)のレイアップで得点する。しかし、ここから厳しい時間が続いた。リバウンドを何度も取られ、攻撃のチャンスをなかなか作れず。さらにパスカットからの速攻も決められ、一挙7連続得点を許してしまった。ここで関大が今試合2回目のタイムアウト。その直後の点は相手に入れられたが、福井響(政策4)のスリーポイントシュートと日高さくら(人3)のジャンプシュートでなんとか相手の背中を追う。しかし、25-47と大きく差を離されて試合を折り返した。

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△日高

第3Qも先に点を入れたのは相手。キックアウトからスリーポイントシュートを決められ、点差はついに倍以上になってしまった。しかし、ここから関大が反撃ののろしを上げる。日高がジャンプシュートで4点を入れると、新島怜侑(りょう=社3)のスリーポイントシュートがイン。続けて西がレイアップを連続で沈め、チームに勢いをもたらす。さらにディフェンスでも必死に相手に食らいつき、24秒オーバータイムを取った。試合が関大ペースで進み始めると相手がタイムアウトを要求。それでも猛攻は止まらず、強みであるスリーポイントシュートで点差を縮めていく。このQ終了直前にはロングパスから日高のシュートが決まり、13点差にまで迫って勝負の第4Qへ。

IMG_8144-1-200x133 【バスケットボール女子】京産大に手痛い敗北
△塩澤小夏主将(文4)

逆転を誓って迎えた第4Q。開始後から日高のジャンプシュート、早川纏依(文1)のスリーポイントで一気にたたみかける。ついに10点まで縮め、逆転も不可能ではない戦況に。ここで京産大がタイムアウトで間を取ると、流れは再び相手に傾き始めてしまう。焦りからファールも出てしまい、2本のフリースローを着実に決められた。これで点差は14点。残された時間は多くはないが、それでも選手たちは最後まで勝利を信じて走り続ける。松木りん(人3)がレイアップで得点。新島が狙ったスリーポイントシュートは惜しくも枠外となったが、ルーズボールを東紗希(政策2)が意地でコートへ押し込んだ。ボールを受けた福井がスリーポイントシュートを冷静に沈める。さらに、パスカットから西が連続でレイアップを決めた。ついに7点差まで迫った時、コートにはタイムアップを告げる音が鳴り響く。あと1歩逆転には届かず、悔しいリーグ戦3敗目を喫した。

IMG_8758-200x133 【バスケットボール女子】京産大に手痛い敗北
△試合後のミーティング

無念の敗北にうなだれる選手たち。これでリーグ戦は6勝3敗となり、順位は3位に。開幕前には全勝優勝を掲げていただけに、悔しい状況となっている。1部リーグで1勝しか挙げられず、2部に降格した昨秋。もう1本シュートが決まっていればという試合が続いた今年の春。その悔しさを原動力に「1部最短復帰」を追い求めてきたが、その過程はかなり苦しいものになっている。しかし、まだ完全に1部への道が消えたわけではない。残るリーグ2戦で2勝すれば、入れ替え戦進出が可能となる。厳しい状況には変わりないが、最後まで可能性を信じて。希望の光を灯し続けるため、関大は何度でも立ち上がる。【文/写真:中吉由奈】

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