◇2024年度関西学生秋季リーグ戦8戦目◇10月5日◇対桃学大◇於・天理大学
[前半終了]関大20ー15桃学大
[後半終了]関大22ー20桃学大
[試合終了]関大42-35桃学大
秋リーグ4戦目から黒星と引き分け続きで、そろそろ勝利を手にしたい関大男子ハンドボール部。秋リーグ8戦目を迎え、桃学大と対戦した。両者ともにコートを広く使う攻撃を展開する。前半は相手の流れになる場面もあったが、松本一徳(かずのり=経1)が多彩なシュートを披露し、チームに勢いをもたらした。前半終盤には関大が試合の流れをつかむ。そのまま後半へ試合は進み、小田航平(人3)の得点で10点差を付けた。その後はメンバーを入れ替えて試合を進める。3戦ぶりに7点差で勝利した。
先制点は相手に献上するも、すぐさま小田のパスから小嶋啓太(情1)がポストシュート。相手にリードを許さず、積極的なディフェンスで相手の攻撃を阻止する。ディフェンス間の広い相手ディフェンスを上3枚を中心に、スピードに乗るオフェンスで交わしていった。小田、福島悠大主将(文4)、松本が3連続得点など関大が波に乗るも、相手サイドのシュートが多く決まり、同点状態で試合は進む。左サイドに走りこんだ小田に林航琉(経2)がバウンドパスを送り、シュートを決めるなど速さのあるプレーを見せた。上3枚がパスを回し、松本が勢いのあるシュートなど多彩なシュートで4連続得点。関大に試合の流れを持ち込んだ。
前半終盤に相手に7㍍スローを与えるも、GK田中星矢(人3)がセーブ。土岐勇斗(文3)が自チームのミスをカバーするポストシュートを決めるなど、点差を広げていった。右サイドを駆け上がった松本へ、GK若宮宏希(安全3)からのパスが通り速攻も決まる。ここでタイムアウトがあり、前半残り7秒で関大の攻撃に。GK若宮から小田、そして林にボールが渡ると残り1秒で追加弾。5点リードで後半に進んだ。
後半は林の得点からスタート。白井祐登(人4)、松本、小田が中心になり点を重ねていく。7㍍スローを獲得すると、岸京佐(情2)が確実に決め、8点差に。その後相手が連続得点するも、小田や土岐の得点で再び差を広げた。ここで関大はタイムアウトを要求。タイムアウト後、小田の得点で10点差を付けた。全員が攻めの姿勢で試合を進めていく。上3枚が相手を翻弄(ほんろう)するパス回しで攻撃を仕掛けると、小田のパスを林が空中で受けネットを揺らすスカイプレーを披露。その後、メンバーを大幅に変更し、その間は点を挙げることはかなわなかったが、7㍍スローを岸が再び決め7点差で3戦ぶりの白星となった。
4勝3敗1分けで秋リーグは最終戦を迎える。現在4位の関大の最後の相手は京大。順位を保つために負けられない1戦だ。関西での福島男ハンラスト試合。良い景色で終えるべく、チームの強みを最大限に活かすプレーを披露する。【文:村中望乃/写真:滝口結月、村中望乃】
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