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◇団祭〜仁愛〜◇10月2日◇吹田市文化会館メイシアター大ホール

『仁愛』を団方針に掲げた102代応援団。リーダー部、バトン・チアリーダー部、吹奏楽部の3部の一体感を武器に応援活動を続けてきた。そんな102代に勇気づけられた数多くのKAISERSを始め関大関係者、ファン、関西四私大の応援団が来場。終始、迫力ある演技と拍手に包まれたステージは見るものを魅了した。

前日、当日と入念なリハーサルを終え、刻一刻と開演が近づく。既に会場は多数の観客で埋め尽くされていた。迎えた第1部。まずは学歌を披露した。森口友翔団長(社4)の指揮で、始まりにふさわしい舞台となる。綱領、団長挨拶を終え演舞演奏へ。最初に桜田凌成リーダー部長(化生2)の司会で旗手、鼓手の紹介が行われた。旗手は木野航平(環都2)、鼓手は安野秀(政策2)が務める。観客席からも名前がコールされ、それに応えるように力強い演舞を披露。続いて『応援歌』を奏でる。「応援団行くところこの歌あり」の言葉にふさわしい力強さを誇った。さらにマスコットソングである『関大マグマ』、フラッグが美しく振られる『紫紺を胸にK.U.emblem』、豪快な『大空を越えて』のなじみある3曲を披露した。

IMG_7268-200x133 【応援団】仁愛を胸に団祭で笑顔を届けた
△森口団長

第2部では、3部おのおのが個性を発揮。まずは歴代の団長によって受け継がれてきた『鯉の滝登り』を森口団長が演舞する。滝を登り切り、見事に龍となる様を表した。続いてはリーダー部による演舞。『挑』を方針に掲げ、少ない人数ながらも常に応援団の先頭となって活躍してきた。まさに応援団のリーダーとして君臨する彼らが披露したのは『妙見拍子』。新年の妙見山参りを彷彿とさせる演舞は迫力あるものとなった。次に登場したのはバトン・チアリーダー部。『INFINITY』を部方針に、応援活動のみならずチアリーディング競技でも活躍し、無限の可能性を信じて成長を続けてきた。数々のスタンツやトスを成功させ、大歓声に包まれる。煌めく演技で笑顔を届けた。そして最後に登場したのは吹奏楽部。『We Are Positive Monster 〜勇気を出して堂々と〜』をスローガンとし、堂々たる演奏に加え、吹奏楽の域を超えたVocal performanceを披露した。『グレイテストショー』で迫力満点の演技を見せると、『ネバーイナフ』では繊細さを表現。ラストの『僕のこと』は全員が心をひとつに歌い上げた。

IMG_2938-200x133 【応援団】仁愛を胸に団祭で笑顔を届けた
△リーダー部
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△吹奏楽部

第3部はチアリーディングオンステージから始まる。日頃の応援風景をイメージさせるステージには観客席のKAISERSも大盛り上がり。アメリカンフットボールでおなじみ『NFL』や野球応援のメドレーを披露。舞台だけでなく観客席からも応援歌が歌われ、一体感を増していく。学注を挟んで、チアリーディングオンステージは後半へ。『カイザー』や『応援歌』などを演舞し、大満足のステージとなった。そしてメイキングムービーが流れ、いよいよフィナーレである仁愛ステージへ。

IMG_0797-200x133 【応援団】仁愛を胸に団祭で笑顔を届けた
△バトン・チアリーダー部

仁愛ステージは3部が合同でパフォーマンスをする。まずは、『Mela!』を披露。太田垣里央(社3)、土井花音(法3)、岡本唯生(文3)が中心となって歌い、ダンスと共に盛り上げた。続いては『One Night Carnival』。桜田リーダー部長のボーカルに、3部のパフォーマンスが加わり魅了する。『おジャ魔女カーニバル』では、大山茉那(人4)と福原優花(経3)のデュエット。さらに3部混在の踊りで華やかなステージに。続いては島田利実(社4)、堀田くるみ(社3)がボーカルを務めた『Everyday カチューシャ』。キュートなステージに場内は魅了された。5曲目の『ジャパニーズグラフィティX Ⅳ』は3部が持ち味を発揮。ラストの『ヤングマン』は川﨑ひなた部長(社4)、梶田航希(商2)の歌声と共に143人の団員が踊り、感謝を届けた。観客席まで団員が向かい、関大はひとつに。大迫力のステージが幕を下ろしたが、すぐさま「アンコール」の声が響く。その声援に応えるようにアンコール3曲を披露。そして最後は『逍遥歌』で締めくくられた。

IMG_3418-200x133 【応援団】仁愛を胸に団祭で笑顔を届けた
△逍遥歌の様子

割れんばかりの拍手と共にステージを後にした102代応援団。団内の思いやり、そして応援をする対象への思いやりを大切にしてきた102代はたくさんの人の心を動かした。今後はまだまだ秋季リーグ応援が続く。「多くの人が団祭に来ていただいてありがたい。次は応援活動で恩を返したい」と森口団長。102代応援団はまだまだ勇気を届け続けるに違いない。【文:櫻田真宙/写真:藤原美鈴、櫻田真宙】

▼森口団長
「(団祭を終えての感想は)もう完全燃焼の一言に尽きるかなと思います。一方、もちろんやりきれたんですけど、終わってしまったなという寂しさもあって。やっぱり4年生にとっては最後の団祭だったので、多くのお客さんに見に来ていただいて、満員のお客さんの景色を応援団として見ることがもうできないんだなと思うとすごい寂しさもあります。でも、その分充実した団祭になったかなと思います。(たくさんのKAISERSの声援を受けた)私たちがいつも声援を送っていますが、今回はその逆ということで。やはり声の力が演者や舞台の人に届くんだなというのがすごい身に染みて分かりました。団祭に来ていただくだけで本当にありがたいことなのに、それに加えて声援や拍手をしていただいて、次はやはり応援活動でその恩を返したいなと思います。(仁愛ステージを振り返って)関大の応援団は、140名を超える大所帯ながらも、3部で一致団結してやるというのが本当に強みだと思います。その強みをいかに引き出すかというところで、構成の段階から学生主体でやってきました。本当に自分たち応援団が主体となってできたので、そういった面では強みは全て出し切れたんじゃないかなと思います」

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