◇ 第55回秋季関西学生リーグ戦第2・3戦◇対大青大・同大◇9月29日◇於・大阪青山大学
【1試合目】
大青大 002 100 0=3
関 大 020 200 X=4
1(中)清水
2(三)荒木
3(右)大塚
4(投)東本
5(左)玉岡
6(DP)新屋
7(一)早坂
8(遊)勝目
9(二)上田
FP(捕)藤森
リーグ初戦は黒星を喫した女子ソフトボール部。迎えた第2戦は接戦となったが、全員のつなぐ意識で試合をものにし、白星で飾った。
関大の先発投手・東本結月(人4)は、先頭打者に左安打を浴び、いきなり2死二、三塁のピンチを招く。しかしここは二飛に抑え、初回0点で攻撃へ。2死から3番・大塚弥香(やこ=文3)が8球粘り、左安打を放つ。だが、後続が倒れ、関大も初回は無得点で攻撃を終える。
2回表、2死から内野安打による出塁を許すが、投手・東本は0点に抑えた。先制点が欲しい関大は、6番・新屋ひなた(人3)が四球で出塁すると、1死満塁の好機を迎える。打順は、9番・上田陽花莉(文2)。ファールで粘り7球目、高めの球を見事に転がしスクイズに成功する。この日2戦2勝という目標を掲げていただけに、貴重な先制点となった。そして1番・清水美苑主将(人4)の左安打で、もう1点追加し2-0とリードする。
しかし3回表、味方の失策と投手・東本の四死球により、1点を許してしまう。さらに1死満塁から中安打を浴び、相手に追加点を献上。そしてここで、先発投手・東本がマウンドを降りる。2番手の新屋は、一打逆転のピンチで登板。それでも気持ちの入った投球で相手打者を併殺打に抑え、追加点を与えなかった。
攻撃は、2死一、二塁の好機を演出するも、得点とはならず。4回表、テンポ良く2死にした後、一番打者に左越三塁打を浴びる。続く2番打者の適時打で1点を失い、逆転された。しかし、後続は中堅手・清水主将の好守備により抑え、最小失点で攻撃へ。先頭打者・勝目結月(人3)が出塁すると、一番・清水が左遊間安打を放ち、2死二、三塁の好機を迎える。3番・大塚の適時打により、2点を追加。逆転に成功した。
1点リードのまま、5、6回は互いに譲らずスコアボードに0が並ぶ。そして迎えた最終回。先頭打者を三振に抑えた直後、左中間への二塁打を浴びる。しかし最後の打者を空振り三振に取り、試合終了。リーグ2戦目を白星で飾った。
【2試合目】
同大 022 000 0=4
関大 010 000 1=2
1(中)清水
2(三)荒木
3(右)大塚
4(投)東本
5(左)玉岡
6(OP)新屋
7(一)早坂
8(遊)勝目
9(二)上田
FP(捕)藤森
2戦目は春季リーグで敗れた相手、同大と対峙(たいじ)。序盤に4点を取られ、苦しい展開に。それでも最終回につなぎのプレーで得点する。
1回表、先に守備についた関大。先発投手は東本だ。内野安打と失策で1死一、二塁のピンチを招く。しかし、遊ゴロと左飛で無失点。裏の攻撃は三者凡退となった。
2回表は相手の小技で1死一、三塁に。暴投で1点を失う。また、投ゴロの間に走者が生還し、追加点を奪われた。2点を追う2回裏。2死から新屋の中前安打で好機を作る。そして早坂の中越適時打で1点を返した。
3回表、これ以上点差をつけられたくない関大だったが、要所で長打を浴びこの回2失点。1-4と3点差となる。裏の攻撃は相手の失策で走者を出すも後続が倒れ、無得点。4回表は投手・新屋がこの試合初の三者凡退に抑える。裏は新屋の左越二塁打で得点圏に走者を置くも、早坂が中飛となり得点とはならない。5回表、走者は出してしまうが、見逃し三振で無失点。攻撃は勝目が三遊間を破る安打で出塁するが、チャンスを活かせず。6回の守りは2死三塁のピンチを迎えるが、二直で3死。裏の攻撃は三者凡退に抑えられる。
迎えた最終回。表を三者凡退で攻撃に流れを作る。この回先頭の新屋が今試合3安打目となる右越三塁打を放ち、無死三塁のチャンスに。続く早坂も右前適時打で2点目を挙げる。さらに勝目の左翼線二塁打で猛攻。しかし、三振と右飛で試合終了となった。【文/写真:井藤佳奈、水井陽菜】
▼上田
「(先制のスクイズとなった打席前の心境について)チームでつなぐということを意識してやっていて、先輩方が前でつないでくださったので、自分も後ろにつなごうと思って打席に入りました。(次戦への意気込みについて)任されたその場面で自分の役割をしっかり果たせるように、自分の後ろには主将の清水さんがいるので、塁に出てつなげられるようなチームバッティングをしていきたいと思います」
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