◇ 2024年度関西学生男子リーグ戦第6戦 ◇対大院大◇9月29日◇天理大学
[第1Q]関大27―15大院大
[第2Q]関大19―13大院大
[第3Q]関大15―10大院大
[第4Q]関大13―23大院大
[試合終了]〇関大74—61大院大
リーグ6戦目は、現在4勝1敗中の大院大と対戦。「昨日の負けを反省して、もう1回自分たちのバスケとやるべきことを確認して臨んだ試合でした。入りから自分たちのバスケが出せました」と西村宗大(経2)が言う通り、第1クオーター(Q)から終始関大が主導権を握り、試合が進む。また、今試合で初めてリーグ戦に1年生も出場し、躍動した。第4Qでは相手のディフェンスに圧倒され、うまく得点できない場面も。しかし最後までリードを守り抜き、3勝目を手にした。
昨日の敗北から気持ちを切り替えて挑んだ今試合。ジャンプボールは関大が制し、玉造大誠(人4)のカットイン、佐藤涼真主将(人4)のスリーポイントシュートが連続で決まる幸先の良いスタートを切った。相手にオフェンスリバウンドを何度も取られ、得点を許してしまったが、再び玉造が2点を追加する。さらに、岩本悠太(経3)のミドルシュートが決まり、徐々にリードを広げていった。途中出場の西山登馬(商4)と北岡雄斗(人2)も、コートに入ってすぐにスリーポイントシュートを沈め、一気に10点差に。その後も関大が点を重ね続け、27―15で第1Qを終えた。
第2Qは相手に先制点を献上するも、すぐさま西村のアシストから佐藤主将がレイアップシュートを決める。さらに、西村、佐藤主将、山本晴大(安全1)が放ったスリーポイントシュートがネットを揺らし、ベンチは大盛り上がり。竹内綾哉(政策4)がチャージングを受けるナイスディフェンスを見せ、より一層会場は関大ムードになった。相手はタイムアウトを要求するが、再開後も試合の流れは変わらず。スコアは46―28、18点リードで前半を終えた。
10分のインターバル終了後、第3Qがスタート。このQも相手に先制点を許すも、岩本がリバウンドシュートやフリースローで4連続得点を挙げる。玉造がジャンプシュートを決めた後、けがにより退場してしまう場面も。しかし、メンバーチェンジ後も戦力が変わらないことが関大の強み。佐藤主将のダブルクラッチや西山のスリーポイントシュート、さらに竹内が再びチャージングを受けるなど、最終学年が粘りを見せる。61―38で依然関大がリードを保ったまま、第3Qを終えた。
このまま逃げ切りたい関大。第4Qでは、開始早々相手に3点を奪われるも、直後に山本がカットインで点を返す。しかし、相手は少しでも点差を縮めようと、オールコートでダブルチームを仕掛け、カットを狙う作戦に。パスカットから速攻の展開を多く許してしまい、相手に点を重ねられる。それでも関大は西村のジャンプシュートや西山のミドルシュートなどで反撃。奥村将吾(安全1)もレイアップシュートやフリースローで3点を獲得する。第4Qの得点は13―23と相手優位だが、第3Qまでのリードが響き、74―61で関大が白星を手にした。
1部リーグ戦総当たりの11試合中、6試合を戦い終えた関大男バス。3勝3敗でリーグ戦を折り返す。上位リーグ、インカレへの道はまだ閉ざされてはいない。「支えてくれている人や応援してくれている人への感謝の気持ちを大事にしたい」と玉造。たくさんの人への恩返しのために、1試合でも多くの勝利をつかみ、インカレへの望みをつないでいく。【文/写真:藤井海】
▼玉造
「(序盤からリードすることに成功したが、今日の試合を振り返って)昨日情けない負け方というか、ひどい負け方をしました。その反省を生かして今日は切り替えてチーム全体で集中して臨もうと話していました。自分たちのディフェンスから走るバスケを体現できたのなかと思います。(試合開始の礼をする時に、4年生が最後まで深々と頭を下げている理由)けっこう前から感じていたことだけど、4年生になって特に感じるようになったのが、色んな支えてくれている人とか、上で応援してくれている人のおかげで自分たちはバスケットをできているなと。感謝の気持ちは大事にしないといけないなと感じる最後の1年です。(昨日の敗北からチームでどのように気持ちを切り替えたのか)リーグ戦は長いから、チームの雰囲気が落ちる時もあります。だけど、本当に強いチームは落ちたら落ちっぱなしではなくて、切り替えて上がれるから、そこで悪い雰囲気をずっと引きずっているのはしょうもないチームだと昨日のミーティングで話していました。家帰った後のLINEのグループでも、切り替えて頑張ろうやという話はチーム全員でしていたし、今日の朝もみんなで集まって円陣も組んでいたので、そのようないい雰囲気が今日の試合に出たんだと思います。(後半の残り5試合への意気込み)後半戦は前半戦と比べて格上のチームがあまりいなくて、気持ちの部分が結果を大きく左右すると思います。最終学年の責任と覚悟を持って、チームを引っ張って上位リーグに入れるように、インカレに行けるように、もう一弾ギアを上げて頑張っていきます」
▼西村
「(今日の試合を振り返って)昨日ずっと勝っていて、そこから自分たちのミスなどの緩い部分が出てしまって逆転負けをしてしまいました。チームとしてやってはいけないことが出てしまった試合だったので、もう1回自分たちのバスケとやるべきことを確認して臨んだ試合でした。入りから自分たちのバスケが出せて、ずっと自分たちのペースで試合を運べたのでそれは良かったと思います。(どの試合も安定して得点を重ね、チームを引っ張るプレーをしているがどのような気持ちで試合に臨んでいるか)このリーグ戦は、体のコンディションをしっかり整えてやるということを意識しています。トレーナーさんとも話をして、どのようなストレッチをしたらいいかを聞いてやっています。自分は今体の調子がいいので、自信を持ってプレーできているというのがいいプレーにつながっているのかなと思います。(前半戦を折り返して、後半戦に向けての意気込み)前半戦は3勝3敗でまだ上位を狙えると思います。後半戦は、インカレとか上位に入るとかを言いたくなるのですが、やっぱり目の前の試合一戦一戦をしっかり勝ち取っていけるように。昨日みたいな試合にならないように、チームで締め直して勝ちを重ねていけたらなと思います」
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