◇ 2024年度関西学生男子リーグ戦第5戦 ◇対大体大◇9月28日◇天理大学
[第1Q]関大19―10大体大
[第2Q]関大21―23大体大
[第3Q]関大24―20大体大
[第4Q]関大14―26大体大
[試合終了]●関大78—79大体大
2勝2敗で迎えたリーグ5戦目は、昨秋リーグ5位でインカレ出場校の大体大と相まみえた。第1クオーター(Q)から関大のペースで試合が進む。第2Q、第3Qともに僅差にまで詰められる場面もあったが、それでも各Qが終了する時には約10点リードしていた。しかし第4Qに入り、試合の流れが一気に相手に傾く。開始5分で同点に追い付かれ、最後まで勝敗が分からない展開に。相手の応援の勢いも増し、1点差で敗北となった。
第1Qは玉造大誠(人4)のフリースローで先制点を挙げる。直後に速攻を決められてしまうも、西村宗大(経2)がスリーポイントシュートを連続で沈めた。途中出場の頼れるシューター、北岡雄斗(人2)も連続でスリーポイントシュートを決め、さらに点差を引き離す。野村吏希(シス理2)、倉ノ下大吉(人3)など、スターティングメンバー以外のメンバーも着実に点を重ねていき、19―10で第1Qを終えた。
相手ボールから始まった第2Qは、開始直後に西山登馬(商4)のジャンプシュートが連続で決まる。さらに、福間啓人(社3)のカットインも決まり、このQも関大が勢いをつかむかと思われた。しかし相手に7点を連続で献上してしまい、開始2分半で関大はタイムアウトを要求。佐藤涼真主将(人4)を筆頭に全員で声をかけ合い気合を入れ直す。再開後は岩本悠太(経3)のミドルシュートや竹内綾哉(政策4)のスリーポイントシュートが決まり、スコアは30―19に。続けて玉造がカットインで点を取り、たまらず相手はタイムアウトで関大の流れを切る作戦に出る。その後は攻守の入れ替わりが激しい展開となり、相手にブザービートを決められてしまうも、関大リードで前半を折り返した。
さらに点差を引き離したい第3Qは、巻き返しを図りたい相手のディフェンスの強度が上がる。なかなかゴールに向かうことができず、24秒オーバータイムを取られてしまった。さらにバスケットカウントを与えてしまうなど、関大のミスが重なる。第3Q残り6分半で4点差にまで追い付かれた。しかし、関大の選手は焦ることなく、玉造、西村のシュートが決まり、さらに佐藤主将のスリーポイントシュートがネットを揺らす。倉ノ下のゴール下シュートも決まり、スコアは54―45と再び点差を大きく広げることに成功。竹内のスリーポイントシュートが決まると同時に第3Q終了のブザーが鳴り響く。11点のリードを保ち、最終Qを迎えた。
リードを守り抜きたい第4Qは、相手のゴール下シュートで始まる。関大のファールが重なり、試合終了まで6分半を残してチームファールが5つ溜まってしまった。これ以上ファールすることが許されない関大はディフェンスの強度を上げることができない。相手のガッツあふれるプレーに圧倒される。そして徐々に点差を縮められ、残り5分で逆転を許してしまった。その後はリードの奪い合いに。残り1分、玉造のスリーポイントシュートで76―76と再び同点に追い付く。相手にフリースローを1本決められるも、直後に岩本が2点を取り返した。試合終了まで残り20秒、1点リードで倉ノ下がファールをもらいフリースローを獲得。しかし、倉ノ下が放ったフリースローは2本とも枠外へ。そして相手にリバウンドを奪われ、残り時間0.4秒で相手のジャンプシュートがイン。78―79と再び逆転され、関大はタイムアウトを要求した。再開後、最後の攻めで佐藤主将がスリーポイントシュートを放つも決まらず。逆転負けとなった。
リードを広げていただけに、悔しい逆転負けとなった大体大戦。1部リーグ総当たり戦で上位8チームに入らなければ、その後の順位決定戦においてもインカレの望みはなくなる。次戦の相手は現在4勝1敗の大院大。今日の悔しさを胸に、次戦こそは勝利をつかんでみせる。【文/写真:藤井海】
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