◇2024年度関西学生秋季リーグ戦◇対天理大◇9月22日◇於・親里ホッケー場
[第1Q]関大0ー0天理大
[第2Q]関大0ー0天理大
[第3Q]関大0ー2天理大
[第4Q]関大0ー0天理大
[試合終了]関大0ー2天理大
1部リーグでの1勝を目先の目標に掲げるホッケー女子。優勝70回を誇る強豪・天理大と相対した。前半は互いに譲らず、一進一退の攻防が続く。試合が動いたのは第3クオーター(Q)、7分。左サイドから自陣に攻め込まれ、センターの防御が手薄になったところを新田そら(天理大)にストロークを打たれ先制される。44分にもペナルティーコーナー(PC)を奪われ追加点を許した。最終Qは積極的な攻撃が目立ったが、天理大のディフェンスを崩すことができず、悔しい黒星に。
第1Q、天理大のセンターパスからスタート。天理大の猛攻に対し、MF寺井乃梨(人4)はプレスで自陣にボールを持ち込ませない。5分、マイボールになるとMF山下日菜子主将(人4)がドリブルで相手のディフェンスを突破。MF寺井へのクロスパスでゴールチャンスに。しかし、タイミングが合わず、絶好のチャンスを逃してしまう。その後、MF山下主将はロングパスなどを駆使し、チームに流れを持ち込むも両者無得点で第1Qを終えた。
第2Qは関大が試合の主導権を握った。18分、FB磯嶌瑞希(社4)がサイドから敵陣にボールを運び試合の流れを演出。だが、天理大のディフェンスは崩せず、カウンター攻撃を受けてしまう。FB齋藤奈津美(社1)が積極的にボールをカットし、粘り強いディフェンスをみせるも、相手のオフェンス陣の猛攻は止まらない。20分、ゴール手前までボールを運ばれたが、GK高堂香晴(経2)がボールを弾き返し、窮地(きゅうち)を脱する。その後、関大のマイボールとなるとMF寺井が左サイドからゴール前へ豪快なストロークを打ち、ゴールチャンスを演出。強豪相手に遜色ない戦いを見せる。残り2分にもMF山下主将が巧みなドリブルでゴール付近のFW坂井希帆(商4)にスルーパスを仕掛けたが、つながらず。得点のチャンスを生かせず、前半が終了した。
先制点を挙げたい第3Q。MF山下主将が自らドリブルで相手陣地に切り込み、直接ゴールを狙いに行き、強行突破を図る。一方で天理大のFW陣も関大のFB陣を崩すフォーメーションで攻撃を展開。先に点を挙げたのは天理大、後半7分に左サイドから相手のFWにパスが通り、押し込みで先制される。その後、自陣サークル内での攻防が続き、残り1分でこの日初のPCを奪われた。GK高堂がボールを止めたが、リバウンドボールを押し込まれ、追加点を許す。
1点を返したい関大は第4Q、果敢に相手フィールドに攻め入るシーンが多くなった。チームプレーでサークル内までボールをつないだが、全国トップレベルの防御は固く、得点とはならず。2ー0で第2戦は惜敗。
次戦は6月に大敗を喫した関学大と対峙(たいじ)する。関関戦のリベンジを果たせるのか注目だ。【文・写真/丸山由雅】
▼MF山下主将
「(試合を振り返って)4強相手ということで少し構えてた部分もありますが、 私たちはチャレンジャーなので、強気で行くことができました。以前だと強い相手ならディフェンスを固めて、あまり攻めずに守り切るっていう形だったんですけど、得点を狙うぞっていう気持ちで、 前へ前へというポジショニングでプレーしました。(敗北の要因は)最後まで、ポイントを取り切るだったり、シュート打ち切るという最後の詰めが、相手の方が格上だったかなと感じます。そこの差を埋めていきたいなって思います。(関学戦に向けて)練習試合で接戦だったので、 絶対勝ち切れるように頑張りたいと思います。関関戦のリベンジを果たしたいです」
▼FB齋藤
「(試合を振り返って)強豪校相手にドリブルを防いだりできたので、それはほんとに良かったなと思います。気持ちの面では2部から1部に昇格して、 もっと強いチームが相手になってくるので、そこで気持ちだけで負けたらダメやなと思って。気持ちは負けん気で頑張りました。(2部と違うところは?)相手のマークをちゃんと見るとか。あとは全体的に攻撃やパスのテンポが早いので、それについていくのが難しいです。(関学戦に向けて)気持ちだけは絶対に負けずに、少しのチャンスもものにして勝ちたいなって思います。」
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