◇第59回関⻄学生ボディビル選手権大会・第5回関⻄学生メンズフィジーク選手権大会◇9月16日◇於・大阪市立住吉区民センター
[メンズフィジーク部門]
浅田 5位
[ボディビル部門]
寺西 5位
浅田 予選落ち
[団体戦]
関大 3位
今年も迎えた関西学生選手権大会。メンズフィジーク部門に浅田悠助(人4)が、ボディビル部門に浅田と寺西環乃(政策2)が出場した。ステージ上では、両選手の特徴を十分に発揮。メンズフィジーク部門で浅田が5位、ボディビル部門で寺西が8位と両選手そろって入賞を果たした。
最初に行われたのは、メンズフィジークのピックアップ審査。関大からは浅田がエントリーした。昨年、弱点と語った部位は胸。そこから1年間で改善し、厚さが増した胸に成長した。また、フロントポーズでは、細いウエストから広がる広背筋が、ギャップのある逆三角形を作る。浅田のおはこである絞りは今大会も顕在。バックポーズ時には、背中にクリスマスツリーの模様が浮かび、しぼりの状態の良さがうかがえる。さらに、今大会では肩のリア部分の張り出しが強調され、昨年よりも強みのあるバックポーズに成長を遂げた。

予選ラウンドに進む14名が発表され、そこには浅田の名も。しかし、ファーストコールアウト3名には、選出されなかった。その後の審査員による比較審査では、何度も選ばれポーズをとる。長丁場のステージでも、爽やかな笑顔で審査員にアピールした。続いてラウンド2・決勝審査では、上位12位が1人ずつステージに登場。ここでも持ち前の肉体美を披露し、最後までアピールを続けた。
次に行われたのが、ボディビル部門。関大からは浅田と寺西が出場した。浅田はメンズフィジーク部門の時とは違い、力強い表情で登場。フロントダブルバイセップス時には、上腕二頭筋が綺麗に盛り上がる。バックポーズ時には、大臀筋やハムストリングスにもしっかりと力が入り、絞りの良さもここでも強調した。

一方で寺西の特徴は、圧倒的なバルクである。特に、丸々とした胸と肩は、上位選手と引けを取らない。サイドチェスト時にも、自慢の胸と肩の筋肉は盛り上がり、会場を大いに沸かせる。バックダブルバイセップスでは、僧帽筋と脊柱起立筋の厚みが強調され、凹凸のある背中を披露した。

迎えたボディビル部門の予選ラウンド。浅田は進出することはできなかったが、見事寺西が予選ラウンド通過を決めた。選ばれた12名から、上位3人が選ばられるファーストコールアウト。そこで寺西が呼ばれることはなかった。しかし、その後の比較審査では幾度となく選出される。特徴のバルクをアピールし、予選ラウンドを終えた。
決勝審査では、予選ラウンドに進出した12名が、自身の選んだ曲と共に1分間のフリーポーズを披露。ここでも、寺西の特徴であるバルクが強調されるポーズを中心に構成し、審査員に披露した。

両部門の審査が終わり、迎えた表彰式。12位の選手から呼ばれ、メンズフィジーク部門では浅田がトップ6まで残った。最終的な順位は5位と大健闘。浅田自身も満面の笑みで表彰状を受け取った。ボディビル部門では寺西が8位と、浅田に続いて入賞。出場した両選手が入賞し、全国への切符を手に入れた。
浅田は前回大会の11位から大きく順位を上げ、5位入賞と素晴らしい結果を残した。寺西にも初出場ながらボディビル部門で8位入賞と大車輪の活躍。両選手が自らの力を十二分に発揮し、団体戦も3位に輝いた。また、9月29日に行われる全国大会への出場を決めた浅田と寺西。全国の舞台でも、勢いのままに入賞を果たす。【文:岩口奎心/写真:藤原美鈴】
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