◇第71回関西学生リーグ戦◇対大工大◇9月14日◇関西大学たかつきアイスアリーナ
[第1P]関大1―0大工大
[第2P]関大5―0大工大
[第3P]関大4―0大工大
[試合終了]〇関大10―0大工大
現在関西16連覇中のFW山根早加主将(社4)率いるアイスホッケー部。リーグ初戦は昨年同様、大工大との一戦となった。
FW神山太一(人4)のフェースオフで第1ピリオド(P)が開始。ここでパックを奪うと、序盤からアタッキングゾーンで一気に攻めたてる。1度もプレーが止まらないまま3分、FW高橋柊伍(人2)が先制のゴールを決めた。その後も関大がパックを保持する時間が続くが、2点目が遠い。敵陣ゴールポスト前でのフェースオフからDF三浦大和(政策2)、DF熊谷天智(情4)らがシュートを放つが得点とはならず。関大のこのPのシュート数は17だったが得点はわずか1。持ち前の得点力を発揮できないまま第1Pが終了した。
次にスコアが動いたのは第2P開始から1分足らずのこと。FW山根主将のシュートが決まり、久々の得点とすると、徐々に関大が勢いづく。4分にゴールポスト横にいたFW山根主将からのパスを受け取ったFW神山がゴール。5分、6分にもDF小嶌翔大(情4)、DF久保埜凱晴(情1)が立て続けに得点し、リードを広げる。8分にはパスのミスで相手にパックが渡り、ゴールを狙われたがここはGK常川渉稀(しょうま=人3)がきっちりセーブ。残り3分にもDF熊谷がゴールし、5得点で第2Pを終えた。
第2P終了間際の反則のため、キルプレー(数的不利な状況)で始まった第3P。開始35秒にも反則があり、1分半ほどの間3対5でのプレーとなった。それでもこのピンチを無失点で切り抜け、直後にパワープレー(数的有利な状況)のチャンスを迎える。ここでFW髙橋寛騎(法3)がゴールポスト正面から落ち着いてゴール。7分のこの日2度目となるパワープレーの間にも、FW山根主将のほぼ角度のない場所からのシュートが決まった。11分にはゴール前での攻防から最後はFW高橋柊が得点。残り1分にもDF久田晴貴(社3)のパスに反応したFW髙秀稜(社4)のゴールで10点目を手にし、試合終了となった。
圧倒的な強さを見せつけ、今後のシーズンに向けて弾みをつけた関大。昨年のインカレベスト4の結果を超えるべく、絶対王者の熱い戦いが始まった。【文/写真:島田采奈】
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