◇2024年度関西大学連盟秋季リーグ戦第3日◇対天理大◇9月14日◇於・天理大学 杣之内第一体育館
[第1セット]関大25-20天理大
[第2セット]関大25-23天理大
[第3セット]関大25-21天理大
[試合終了]◯関大3-0天理大
リーグ2日目の大商大戦ではストレート勝ちを収めた関大男バレ。流れに乗りたい3戦目は西日本王者・天理大との試合に臨んだ。
相手のサーブから試合が始まる。池田幸紀(商2)がきれいにセッターに返すと、中島康介(文3)の速攻が決まり先制。チームを勢いづける。3-1の場面で川﨑颯太(情2)のブロックが決まり、序盤から関大のペースに。一時は1点差まで追いつかれるも、安平瑠也主将(商4)が厳しいコースにサーブを決め、相手を揺さぶる。勢いそのままに、第1セットを先取した。
第2セットも関大の勢いは収まらない。小山海皇(みこと=人1)、隅田嵐(社4)を中心に得点を量産。粘りのプレーで長いラリーを制するなど全員でボールをつなぐ。セット終盤では小山のブロックポイントで会場を盛り上げた。25ー23で取り切り、セットを連取した。
第3セットは中島のスパイクで開始。しかし、相手のブロックやサーブが決まり、今日の試合初めての追いかける展開に。2点差となったが、小山がフェイントを決めると、川崎がサービスエースで流れを引き寄せる。その後は拮抗(きっこう)した時間が続いた。15ー15の場面で関大がブレイク。相手を一気に引き離す。最後は隅田が決め、試合終了。西日本王者・天理大にストレート勝ちを収めた。
リーグ3位以上という目標に向けて大きな一歩を踏み出した。明日は関学大との対戦。関関戦を制し、勝利をつかみ取る。【文:速水咲良/写真:松嶋奈央】
▼安平主将
「(試合を振り返って)ずっと今年に入ってからリーグ3位以上という目標を掲げて、上位のチームに勝つためにやってきたのですが、その結果が一番出た試合だったと思います。(チームの雰囲気は)チャレンジャー側なので当たって砕けろ精神でやっていました。その勢いが相手のプレッシャーになったのではないかと思います。(試合前に取り組んだこと)相手のオポジットのエースを警戒していて、ブロックの形やレシーブの形を考えてきていました。それをしっかり発揮できていたので、得点につながったと思います。(明日の試合に向けて)明日は関関戦ということで、春はフルセットで負けてしまったのでリベンジして勝ち切れるようにしたいです」
▼隅田
「(試合を振り返って)エースの海皇(小山)がすごく良かったので、自分は守りに専念して打たせるというのを徹底していました。個人的に天理大のキャプテンと高校が同じで因縁があって、絶対に勝ちたいと思っていたのでとてもうれしいです。(チームの雰囲気は)第1セットでうちのミドルがブロックを決めたところから流れを引き寄せることができたと思います。この流れのままならいけるかもしれないと思っていたら本当に勝つことができて自分でもびっくりしていました。雰囲気はすごく良かったです。(自分自身のプレーを振り返って)序盤はスパイク面に関してはもう少し決められたかなと思います。サーブミスが多かったのが課題です。レシーブの面は良かったと思います。明日は今日悪かったところを改善して挑みたいです。(試合前に取り組んだこと)毎回なんですが、アナリストが相手について研究してくれているのでそれを聞いて、いい戦い方ができたと思います。(明日の試合に向けて)関学大はやりにくい相手で、嫌な雰囲気があるのでそれを押しのけてストレートで勝ちたいです」
▼小山
「(今日の試合を振り返って)今日の試合は相手の調子が悪かったのもありますが、自分たちの力が最大限に出せたのが良かったと思います。自分の調子も良かったなと思う部分もあったし、1セット目から一番いい状態に持っていけたのが良かったと思います。(今日の試合に向けて準備してきたこと)どこのチームでも絶対勝たなければいけないのは一緒なので、特別な気持ちはなかったですが、尊敬する岳さん(楠本=天理大)がいたり、同期の知哉(花村=天理大)がいるので、負けたくない気持ちが強かった。(明日の関学戦に向けての意気込み)今日勝って、浮ついた状態で試合してしまったら明日負ける可能性もあるから、明日も全然違う相手だし、負けられない戦いでもあるから、そこをもっと頑張っていけるかとか、もう一回集中して戦っていきたいなと思います」
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