◇令和6年度関西六大学連盟秋季リーグ戦第1節◇対阪大2回戦◇9月13日◇大阪シティ信用金庫スタジアム
関 大 121 35=12
阪 大 000 00=0
(関)山﨑、葭安―駒居
(阪)松浦、浦野―本田
1(指)山﨑
2(中)佐竹
3(一)今村
4(右)木下
5(捕)駒居
6(三)橋本
7(遊)西田
8(左)松田
9(二)永村
先発 山﨑
前日のリーグ初戦を快勝で飾った今村優真主将(経3)率いる準硬式野球部。連勝とし、翌週以降の戦いへ弾みをつけたいところだ。
先攻の関大は初回、先頭の山﨑大輔(商2)、佐竹俊哉(情2)が連続四球で出塁。今村主将が犠打でさらに好機を拡大すると、4番・木下立清(りゅうせい=人3)も四球で出塁し、1死満塁となった。ここで打席に入った駒居宗(つかさ=商1)が押し出しとなる四球を選び1点を先制。その後も満塁の好機が続いたが、後続が連続で三振に倒れ追加点とはならなかった。
関大の先発はリーグ初先発の山﨑。相手1・2番打者からそれぞれ2球でアウトを奪う上々の立ち上がりを見せる。3番打者には8球粘られたものの、最後は三ゴロに打ち取り、上位打線を三者凡退に斬った。
2回は先頭の松田朋大(社3)が相手失策、続く永村優吏(人3)はバントヒットで出塁する。それぞれが盗塁を成功させ、無死二、三塁で打席には山﨑。5球目を振り抜き中堅へ運んだ打球は、2点適時二塁打となり先発自らのバットでリードを広げた。
3回は無死一、二塁から相手失策で1点を追加。4回には松田の犠飛、永村の適時打、今村主将の押し出し四球で3点を追加する。大量の援護をもらった山﨑は2、3回と走者を背負いながらも無失点に抑えると、4回はわずか5球で相手打線を三者凡退に打ち取った。
2日連続のコールド勝ちを狙う関大打線は、5回も攻撃の手を緩めない。先頭の駒居から橋本昂来(安全3)、西田の3連打で2点を奪う。その後も1死満塁から佐竹の2点適時打、続く今村主将の適時打で3点を追加。12点のリードを手にし、裏の守備に臨む。
2失点以内ならコールド勝ちとなる5回裏。マウンドには2番手・葭安凌(化生3)が上がった。先頭打者を遊ゴロに打ち取ったが、その後の打者に中安、四球を与え1死一、二塁となる。このタイミングで内野陣がマウンドに集まり、形勢の立て直しを図った。タイム明け最初の打者を遊飛に打ち取った葭安。最後は1番打者から空振り三振を奪い、試合終了となった。
2日連続のコールド勝ちで勢いに乗る今村準硬。次節では春季リーグで1勝1敗と唯一勝ち越せなかった立命大との対戦を控えている。今月初めまで行われた清瀬杯で優勝を果たした強敵だが、臆することなく春季王者の意地を見せたい。【文/写真:島田采奈】
▽山﨑
「(いつ頃から投手としての準備を進めていた)全日の頃から投手中心で動いていこうという話になっていた。新チームになって、投手での出場が主になるかなと思っていたので、このリーグに照準を合わせて調整をしてきた。(どのような心境でマウンドへ向かった)とても緊張したし、打順も1番だったので準備というか、何をしても落ち着かないという感じだった。前の試合との空き時間が20分くらいしかなく、キツキツの状態で試合に入った。1年生とのバッテリーで入りを100%で行こうと話していて。初回を3人で斬れたのは大きかった。(実際に投げてみての感触は)初回を3人で抑えられて『いけるかな』という感触だった。変化球も交えながら落ち着いた投球ができたと思う。球数も44球に抑えられて、テンポのいい投球ができた。(今後への意気込み)2戦目の頭は自分になると思う。打撃でも1番という大事なところを打たせてもらっているので、1戦目は打撃に集中。2戦目は投手として準備が大切になってくると思うので、引き続きいい結果が残せるように頑張っていきたい」
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