◇2024年度関西学生女子秋季リーグ第1節◇対大教大◇9月8日◇於・大教大
【前半】関大0-1大教大
【後半】関大2-0大教大
【試合終了】関大2-1大教大
スターティングメンバー
GK 勢古
DF 山田志、井口、岩川、徳弘
MF 植田、吉田遙、 𠮷尾、藤田、瀧沢
FW 木田
秋季リーグ開幕戦の相手は大教大。春季リーグで0-0の引き分けに終わった相手だ。前半は自陣でのパスミスからピンチになる場面が多く、中々チャンスが作れない。相手のミドルシュートが決まり先制を許した。一転して後半は、終始関大ペースで試合が進む。FW冨田歩花(政策4)がロングシュートを決め同点に追いついた。その10分後、MF植田真央(情1)がMF𠮷尾香音主将(社4)のパスを冷静にゴールに流し込み、逆転に成功。そのまま試合が終了し、開幕戦を勝利で飾った。
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試合は関大ボールでキックオフ。試合序盤は、自陣でのボールロストが多く、中々前に進めない。しかし、次第に前進できるようになり、チャンスに。前半13分、右サイドのスローインをFW木田陽花(経1)が収め、MF藤田祐穂(法1)へのパスが通る。MF藤田がシュートを放つも枠外へ。これが関大のファーストシュートとなった。だが同17分、相手のロングボールから右サイドへ展開される。カットインからミドルシュートが決まり、先制を許した。先制点献上後も果敢に攻め、同25分にスローインからパスがつながり、DF徳弘海羽(人3)がシュートを放つ。しかしこれは相手ゴールキーパーのセーブに阻まれた。
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飲水タイムが開けた同38分、MF𠮷尾主将がドリブルで運び、DF徳弘にパス。ダイレクトでシュートを放つも、惜しくもキーパーの正面となった。また、同43分にもチャンスが訪れる。DF徳弘のアーリークロスをペナルティエリア内でFW木田がヘディング。だがこれもキーパーの正面となり、チャンスを決め切ることができない。無得点、1点ビハインドで前半を終えた。
後半は大教大ボールでスタート。後半7分、GK勢古亜実(人3)のロングパスがMF藤田に通る。MF藤田がミドルシュートを放ったが、これは相手DFにあたりゴールとはならない。ここまでこう着した試合展開となっていたが、同14分。ついに待望の瞬間が訪れた。FW冨田の豪快なロングシュートが決まり、同点に追いつく。さらに10分後の同24分。味方からボールを受けたMF𠮷尾主将が反転してドリブルをし、MF植田にパス。「とても良いパスがきた」とMF植田が語ったように、最高のラストパスが通った。そのパスを受けたMF植田が落ち着いてゴールに流し込み、勝ち越しに成功。わずか10分で2ゴールを決め、流れを関大に引き寄せた。
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その後も終始関大ペースで試合が進む。同31分、33分、36分にも立て続けにシュートを放つが、惜しくも枠外。しかし同42分、相手にコーナーキックを与え、一転してピンチに。これはGK勢古のセーブにより難を逃れる。その後、7分という長いアディショナルタイムを耐え、開幕戦白星をつかんだ。
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秋季リーグの開幕戦。全勝優勝、1部昇格という目標を果たすための第1歩となる試合を、今年初の逆転勝ちという最高の結果で終えた。目標を現実のものにするために。秋もチーム一丸となって突き進んで行く。【文:市場薫/写真:岩口奎心】
▼MF𠮷尾主将
「(前半を振り返って)いつもと違うフォーメーションやポジションでやった中で、やっぱりミスが多かった。そこからピンチになる場面が多く中々自分達の思い通りにいかず、失点してしまい、苦しい展開になった。(ハーフタイムでどういった指示があったか)まずフォーメーションをいつもの形に戻すこと。また、失点して負けている状況だったので、焦らずに自信を持って、自分達のサッカーをしていこうと声を掛けた。(後半を振り返って)早い段階で同点にできた、ということがピッチ上にいる選手全員の余裕につながったと思う。後半は自分達でボールを保持できる時間がすごく多く、得意としているつないで崩していくというサッカーができた。その中で追加点が取れたというところで、すごく良い形で後半は進められた。(2週間程空いての次節、意気込みは)2週間空くというところで、また難しい戦いになると思うが、この2週間で良かった部分は伸ばして、出た課題はしっかり解決して次の試合につなげていきたい」
▼FW冨田
「(途中出場となった。どのような気持ちでピッチに入ったか)長いオフから今日までずっと調子が悪かった。後半からだったが、自由に自分らしくやろうと決めてやったので、その点はすごく良かった。(同点ゴールとなるロングシュート、打った時の感触はどうだったか)打った瞬間決まったと思った。(選手みんなが駆け寄ってきていた)みんな私が調子悪いのを知っていたので、すごく周りの方が喜んでくれて、少し泣きそうだった」
▼MF植田
「(見事な逆転ゴール、𠮷尾主将からパスを貰った時の感覚は)ここだ、と思ったところにとても良いパスが来たので、もう決めるだけだと思っていた。(逆転ゴールを決めた時の気持ちは)安心した。(次節に向けて)次節も勝てるように頑張っていきたいと思う」
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