岩本、山口がベスト4入り!
◇2024年全日本学生選手権大会◇本戦5日目◇8月16日◇四日市テニスセンター
【男子シングルス準々決勝】
○ 岩本2(6-2,6-4)0寺島(法大)
【女子シングルス準々決勝】
○山口2(6-0,6-1)0渡邉(早大)
インカレ本戦5日目に行われたのは、男女シングルス準々決勝。ベスト4をかけ、岩本晋之介(商3)、山口花音(経3)が出場した。両者とも見事なストレート勝ちで準々決勝を突破。明日の準決勝進出を決めた。
岩本の相手は、今大会ノーシードのダークホース・寺島(法大)だ。勢いに乗っている相手に警戒したいところで、第3ゲームを岩本がブレイク。ここから一気に流れを引き寄せると、ゲームカウント4-2で迎えた第7ゲームもブレイクに成功する。今まで不調が見えたサーブを今試合で修正し、続く第8ゲームもしっかりキープ。ゲームカウント6-2で第1セットを先取した。
続く第2セットは、岩本のブレイクから始まる幸先の良いスタート。その後連取し、ゲームカウント3-0と差を開いた。このまま勝負ありかと思われたが、相手も意地で巻き返す。ゲームカウント4-1で迎えた第6ゲームをブレイクされると、着々と差を縮められゲームカウントは5-4に。正念場の第10ゲーム。大事な場面で勝機を手繰り寄せたのは、岩本だった。サービスエースが3回決まるなど、サーブの威力で相手を圧倒。このゲームを見事死守し、ゲームカウント6-4で第2セットを奪い取る。昨年敗退した準々決勝の壁を突破し、準決勝へ駒を進めた。
15番コートに登場した山口。第1セットは、終始相手を圧倒する内容となる。第1ゲームをブレイクすると、続く第2ゲームはストレートでキープした。その後も試合の主導権を握り続け、ゲームカウントは5-0に。第6ゲームでは何度もデュースとなるが、最後は相手のリターンミスを誘い、きっちりキープ。相手に1ゲームも与えることなく、ゲームカウント6-0でファーストセットを難なく先取した。
続く第2セットでも、山口の勢いは止まらない。第2ゲームをブレイクされるが、第3、5ゲームのブレイクに成功。ゲームカウント4-1と、大きく差を開く。直後をキープし、ゲームカウント5-1で迎えた第7ゲーム。相手のサーブにきっちり対応し、リターンエースも炸裂(さくれつ)する。このゲームをブレイクし、ゲームカウント6-1で渡邉(早大)を撃破り試合を通して相手に与えたゲームは1つのみと、圧巻の内容で準々決勝を突破し、準決勝進出を決めた。
岩本、山口ともに昨年のインカレではベスト8という結果。今年はその悔しさを晴らすストレート勝ちで、ベスト4入りを決めた。さらに記録を塗り替えるため、まずは明日の準決勝を突破する。【文/写真:合田七虹】
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