決勝トーナメントへ進出!
◇第54回西日本学生選手権大会◇8月14日◇対同大◇於・山城総合運動公園
[前半]関11―12同大
[後半]関大15―8同大
[試合終了]関大26―20同大
初日から快勝が続いている関大。予選リーグ最終日は同大と相まみえた。矢野真尋(人1)が先制点を獲得するものの、相手にリードを与えてからは関大が追いかける場面が多く見られ、11-12で終える。後半には、小田真子(法3)が大量得点。また、8連取などもあり、見事逆転に成功する。26-20で勝利し、インカレのシード権を手に入れた。
関大ボールで試合が開始。前半30秒、矢野のゴールで先制する。その後、失点を許したが、小嶋彩華(商3)が左サイドからシュートし、リードを渡さない。しかし、ここから4分間、関大のシュートがうまく決まらなかった。その間にリードを奪われ、関大は相手を追いかける形となる。
点を取っては取り返され、一進一退の攻防が続く中、あと一歩足りない。しかし、徐々に関大がペースをつかみ始めた。上川華奈(商3)と矢野がうまく連携し、1点を獲得する。続く相手の攻撃は、池田真心都(法2)が好セーブ。そのまま池田がベンチに戻り、ゴールキーパーを無くしてコートプレイヤー7人でゴールを目指す。矢野のパスを受けた石坪彩瑛主将(社4)がネットを揺らした。
勢いそのまま逆転を狙いたいところだが、相手がタイムアウトを要求。再開後、関大の勢いは衰えることを知らず、2連続で得点し10-9でリードを取り返した。その後も両者点を奪い合う。試合終了間際には、上川がミドルシュートを放ったが、惜しくもゴールポストに当たり、前半終了。11-12と1点ビハインドで後半戦へ。
後半、先に1点をもぎ取ったのは関大だ。矢野、石坪主将、そして小田へとパスが回りシュート。ボールはゴールの左隅に吸い込まれた。試合が進むにつれて、関大の勢いが加速する。矢野のタイミングを見た華麗なシュートや、小田の倒れ込みシュートは会場に盛り上がりを与えた。
後半11分26秒、石坪主将が望月瑚雪(社2)にパスを出し、望月がゴール真正面からシュートを放ち得点を重ねる。この得点から関大は一気に4連取。すかさず相手がタイムアウトを要求した。再開後、石坪主将から左サイドの小嶋にロングパスが行き渡り、小嶋がジャンプシュート。また、望月のエンプティゴールなどで再び4連取し、一気に8連続得点する。24-17と7点差まで点差を広げた。北川結生(法1)がサイドシュートで得点を重ね、試合終了。26-20で白星をあげた。
予選リーグを無敗で通過し、目標であるインカレ出場、そしてベスト4を達成した。次戦の準決勝では、春リーグ無敗の大体大と対戦。今春の雪辱を果たし、決勝までたどり着く。【文:滝口結月/写真:春田史帆】
▼石坪主将
「(率直な感想)ずっと目指していたところなので。ベスト4という目標を達成できてすごくうれしいです。(自身のプレーを振り返って)ディフェンスがあまり良くなくて。すごくいつも守られているところも、ちょっと寄っちゃったりして。自分的にはうまくできなかったけど、周りのみんなが助けてくれて。後輩ばかりですが、チーム一丸となって戦えたなと思います。(ハーフタイムに話し合ったこと)先生には、いつもより固い、みたいな話をされていて、確かにそうだなって。いつも通りできていないし、喜ぶところも喜べていないからね。チームとして楽しめていないから、まずは試合を楽しもうという話をしていました。(後半に懸けての意識の変化)ずっと勝てると内心思っていたんですけど、どこかで前半は弱気になる場面があったと思う。後半はみんながもう絶対に勝つぞという思いでできたので良かったです。(明日に向けての意気込み)大体大はすごく強いチームなんですけど、やっぱり負けると思っていくのではなくて、自分たちができることをやって、成長ある試合にしたいなと思います」
▼小田
「(率直な感想)インカレのシード権を決められて、すごくうれしいです。(自身のプレーを振り返って)最初ディフェンスから、自分たちの形を作れなくて、取って取られてというしんどい展開が続いていたところが自分の反省点です。あと、シュートを大事なところで外してしまったというのも反省点です。(後半に意識したこと)自分が流れを作るというか、自分のシュートでみんなを盛り上げて勝てるように、導けるように頑張ろうと思いました。(自身の一番良いシュートシーン)ラインと言われながら、エリア内でボールを取ってシュートに行ったところです。(明日に向けての意気込み)明日も強いチームだと思うんですけど、自分たちの持ち味のディフェンスからの速攻、自分たちのリズムを作って勝ちます」
Share this content:
コメントを送信