予選ブロックを1位通過、ベスト8決めた!
◇第63回西日本学生選手権大会◇8月13日◇対鹿児島大◇於・横大路体育館
[前半終了]関大14ー8鹿児島大
[後半終了]関大19ー11鹿児島大
[試合終了]関大33ー19鹿児島大
快勝で予選リーグを進めている関大は予選リーグ最終戦で鹿児島大と対峙(たいじ)した。試合開始直後は相手の早い戻りに付いていけない。しかし、林航琉(経2)の得点が勢いを一気に関大に持ち込んだ。GK山下敦也(社1)のセーブも光り、リードして後半に進む。後半、相手が連続得点を決める場面も。だが、ここで試合の流れは渡さず。予選リーグを全戦勝利で終え、ベスト8になった。
相手ボールで試合開始。直後に2点を相手に献上した。だが、林のシュートが相手の流れを断ち、勢いを関大にもたらす。5分経過した頃、林のシュートが跳ね返され相手に渡った。関大は戻り切れておらずピンチの状態だったが、小田航平(人3)がパスカット。福島悠大主将(文4)を経由しゴール前にいた林が決め直すなどのチーム力も発揮した。その後は松本一徳(かずのり=経1)、白井祐登(人4)がそれぞれ2連続得点。残り5分になった頃、関大は得点の機会を何度か逃す。だが、ここで応援するメンバーが笑いを誘う一言でチームの焦りを取り除いた。福島主将、松本が得点し、その後はディフェンスで相手にシュートを許さず。6点差を付け後半に進んだ。
後半も関大は試合の流れを渡さない。白井、福島主将が得点を重ねる。クロスを多用しながら攻め、最後に林が倒れこみながら放ったボールがネットを揺らし、会場は盛り上がりを見せた。その後は相手が3連続得点。ここで関大はタイムを要求した。タイムが空けると関大が勢いを取り返す。相手もたまらずタイムアウト。しかし、相手に攻撃の隙を与えずに小田、林が続けて得点を決めていく。相手のポストからのシュートや、1対1など危険な場面もあったが、GK若宮宏希(安全3)が体を張ってセーブ。応援も盛り上がりを見せた。その後、小柳貴裕(たかひろ=人2)、小田が追加点。終了間際に失点は許したが、結果は14点差と快勝し、ベスト8を決めた。
コート、ベンチ、応援が一体となり、予選リーグを突破。次戦はベスト4を掛けた戦いに臨む。春リーグからだいぶ力が付いているとコーチが語るように、チームの力は右肩上がりだ。機動力に注力してきた関大男子ハンドボール部。決勝トーナメントでも躍動する。【文:村中望乃/写真:村中望乃、金佐康佑】
▼山下
「(前半序盤の相手の速攻に対して)最初は緊張していた。ここで一本相手の攻撃を止めて流れを変えようと考えていた。(1対1の場面を振り返って)カットインのうまい選手がいたので、その選手を自分の体を張って止めに行くことを意識してプレーしていた。(明日からの意気込み)明日以降、相手はどんどん強くなっていくので、しっかりと序盤から集中して勝ちに行きたい」
▼林
「(目標を体現したリーグ予選だったか)2日目は良くなかったです。予選では、頑張って、点を取ろうと思いました。(今日のプレーは)シュートは入ったんですけど、それ以外のプレーでミスが多かったので修正したいです(明日に向けて)どんどん点取っていきたいと思います」
▼小柳
「(今試合を振り返って)昨日はあまり点を取れなかったんですけど、今日は点を取れたので良かったです。(明日に向けて)明日につなげたいことは、個人としてだけでなくチーム全体で勝ちに行くこと。チームで勝ちに行きたいです」
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