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絶対王者・入江が4連覇を逃す

絶対王者・入江が4連覇を逃す

◇第63回全日本学生選手権大会◇8月11日◇於・鶴ヶ城体育館

[試合競技団体の部]
簑輪七海(情1)、三好桃花(人2)、森本あか音(人4)、島崎結加(ゆうか=文1)、中島祝(安全4) 2回戦敗退

[試合競技男子個人の部]
片山楓也(安全2) 2位
入江晃太(化生4) 3位
井上裕貴(文4) ベスト16
山口太一(法4) ベスト16

[試合競技個人の部]
森本 ベスト8

[演武競技]
島崎・中島組 2回戦敗退

昨年、長野県で行われた全日本学生選手権大会(インカレ)は、今年は福島県で開催。今年も関大なぎなた部が全国の舞台で躍動した。

開会式を終え、まず初めに行われたのは試合競技。女子団体の部には簑輪、三好、森本、島崎、中島が出場した。初戦の相手は奈良女子大。先鋒・簑輪は一本勝ちでチームに流れを引き寄せた。次鋒・三好は二本を決めきり勝利。続く森本は引き分けになるも、副将・島崎が相手に隙を与えず二本を獲得する。大将・中島は一本勝ち。4-0で2回戦へと駒を進めた。2回戦の相手は強敵・国際武道大。互いに攻めきれず全て引き分けに。勝利の行方は代表者戦に託された。関大の代表は森本主将。果敢に攻撃するも、相手に一本を取られ関大は2回戦敗退となった。

△森本

男子個人の部が始まった。関大からは、片山、入江、井上、山口の4名が出場。井上と山口は、終始攻めの姿勢を崩さず2回戦まで勝ち進んだ。しかし、3回戦で相手に二本を取られてしまう。昨年のインカレで1年生ながら3位入賞と大活躍した片山。相手に攻撃のチャンスを与えず、準決勝まで難なく駒を進める。関大の仲間たちが見守る中、迎えた決勝戦。果敢に攻めるも、相手に一本を取られる。そのまま試合時間が終わり、惜しくも2位。それでも、昨年から一つ順位を上げた。そして、インカレ3連覇中の絶対王者・入江。危なげなく準決勝まで勝ち進んだ。準決勝でも、なたを大きく振り回し攻撃のチャンスを伺う。しかし、互いに攻めきれず、判定により勝負が決まることに。判定の結果はまさかの敗北。会場中が驚きに包まれた。インカレ4連覇は悔しくも叶わず。入江にとって、インカレ初の銅メダルとなった。

△片山
△入江

個人の部には森本が出場。上手く攻撃を仕掛け、着実に準々決勝まで進んだが、判定負けを喫してしまう。ベスト8という結果となった。

午後からは演武競技が行われ、島崎・中島組が登場。息のあった美しい演武を披露した。

△島崎・中島組

年に一度の全国の舞台。男子個人の部では、3連覇していた入江がまさかの3位ではあったものの、片山が2位を獲得する快挙を成し遂げた。次の舞台は、西日本学生選手権大会。この大会が4年生の最後の大会である。これからの関大なぎなた部にも目が離せない。【文/写真:早川莉央】

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