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◇第24回西日本個人選手権大会◇7月7日◇大阪経済大学

[初段の部]
竹川 3回戦敗退
山田 3回戦敗退
神田 4回戦敗退

[弐段の部]
藤井 1回戦敗退
丸石 3回戦敗退
岡田 3回戦敗退

[3段以上の部]
後藤  準優勝
内畑谷 第3位
三好  1回戦敗退

[女子弐段以上の部]
岩木 優勝
前田 準優勝
中井 2回戦敗退

2024年度春シーズン最後の試合となる西日本個人選手権大会。関大からは男子9人、女子3人が出場した。結果は、女子弐段以上の部で岩木美朱(みあか=法2)が2連覇を果たし、前田望結(文1)が準優勝に輝く。男子は、三段以上の部で後藤琉碧(るきあ=文2)が準優勝、内畑谷将(法2)が第3位と活躍する。個人戦でも実力を発揮した。

試合は女子弐段以上の部から始まった。岩木の1回戦は序盤から相手とのにらみ合いが続く。しかし、相手の防具が脱落し警告を与えられた直後に隙を狙う面突で先制。決勝点となり、2回戦に進出する。中井天鈴(てんり=法1)は1回戦から苦戦を強いられた。延長戦までもつれ込んだ試合は、中井の手数の多さが認められ、判定勝ちとなる。前田の1回戦はリーチの長さを活かした戦法が功を奏した。わずか18秒で面突き二本を決め、次戦に駒を進めた。
2回戦では、中井が惜しくも判定負けを喫する。残る岩木、前田の2人は難なく勝ち進み、準決勝に進出。準決勝戦では、前田の足技が光った。開始1分、相手の不意をつく面蹴りを成功させ、会場を沸かせる。最後は、組み技を仕掛けた相手を崩し抑え込み面突きで勝利。岩木も準決勝を勝ち進み、関大同士の対決が実現した。
迎えた決勝戦では両者試合時間内に決着がつかず、無制限の一本勝負に。10分以上の大接戦を勝ち抜いたのは岩木。胴に攻撃を集中させながら、面蹴りで一本を取り、連覇を果たした。

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△決勝戦の前田と岩木

次に行われた初段の部では竹川敬治(法3)、神田アレクサンダー蒼輔(法2)、山田航(環都3)が出場。神田の3回戦は白熱した。延長戦までもつれ込んだ試合は、残り30秒で抑え込み面膝蹴りを決め、4回戦に進出。西日本初出場ながら、結果を残した。

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△神田

弐段の部では藤井宏彰(文4)、丸石大翔(ひろか=法4)、岡田英努(文3)が出場。岡田は1回戦で体格の大きい相手と対峙(たいじ)した。組み技を仕掛けられ劣勢と思われたが、組まれた際に膝蹴りを成功させ、逆転勝ちし2回戦に進出。2回戦では、丸石が持ち前の組み技を活かした試合を展開。延長戦、残り10秒で最後の力を振り絞り相手を抑え込み、面突きを決める。岡田、丸石は3回戦で敗退したが、昨年の記録を上回る結果となった。

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△岡田

三段以上の部は内畑谷、後藤に加えルーキーの三好舜(法1)が出場した。三好は、得意の胴突きで勝負をかけたが相手が一枚上手で、面突きをくらってしまう。個人のデビュー戦は苦い結果となった。内畑谷、後藤は準決勝まで進んだ。決勝での関大対決が期待される中、内畑谷は関大勢を幾度となく阻んできた前田(龍大)と対決した。試合は延長戦までもつれ込み、内畑谷が組み技を仕掛けたが、より体格の大きい前田を持ち上げることができず崩れ込み、抑え込み面突きを決められ、黒星に。

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△三好

決勝戦では、内畑谷を倒した前田(龍大)と後藤との対決となった。後藤が開始30秒で前田(龍大)の懐に入り込み、面突きを先取する。しかし、その後すぐに取り返され、最後は体格を活かした胴膝蹴りを受け敗北。惜しくも準優勝となった。

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△後藤

個人戦で下級生が入賞し、実力を示した関大。春シーズンは有終の美を飾った。【文:丸山由雅/写真:佐藤大誠・藤原美鈴】

▼岩木
「(どんな気持ちで試合に挑んだか?)2連覇できるようにがんばろうという気持ちで挑みました。2連覇できて良かったです。(決勝戦について)なかなか決まらずどうやって一本を取ろうか考えていました。試合後はほっとしました。(夏休み以降の練習について)全日本に向けて個人のレベルアップ、チームとしての団結力をさらに磨き、優勝を目指して取り組んでいきます」

▼後藤
「(試合前の心境について)試合前から手首を怪我していて思うような動きができないということはわかっていたので厳しい試合展開になるとは試合前から思っていました。(結果に満足しているか)準優勝という成績には満足しておらず、優勝じゃないと意味がないと思うので嬉しいですが悔しさが残る試合でした。(龍大前田との決勝戦について)前田さんは高校の先輩でもあるので自分のプレースタイルがバレているのでとてもやりづらく、西日本の団体戦で戦っておりその時は勝てたのですが今回は負けてしまい、実力の差を感じました。(秋に向けて)夏休み以降は総合選手権大会、全日本選手権大会の団体と個人という大きな大会があるので全日本の団体では長谷川主将を優勝という結果に導けるように日々の練習から試合を想定しながら取り組んでいきたいと思います」

 

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