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◇第37回全国選抜選手権大会◇6月23日◇於・中央大学多摩キャンパス第一体育館

【男子】
[2回戦]
△先鋒 岡田1―1
◯次鋒 内畑谷2―0
●中堅 寄川0―2
◯副将 後藤2―0
●大将 長谷川0―1
◯代表者 後藤2―0

◯関大3―2青学大

[準々決勝]
◯先鋒 三好2―1
●次鋒 岡田0―1
◯中堅 内畑谷2―0
●副将 後藤1―2
◯大将 長谷川1―0

◯関大3―2立命大

[準決勝]
◯先鋒 岡田2―0
◯次鋒 内畑谷1―0
◯中堅 三好2―0
◯副将 後藤2―1
●大将 長谷川0―2

◯関大4―1大商大

[決勝]
●先鋒 岡田1―2
●次鋒 内畑谷0―2
●中堅 三好0―2
△副将 後藤1―1
△大将 長谷川1―1

●関大0―4明大

【女子】

[準々決勝]
△前田 0―0
◯中井 2―0
◯岩木 2―0

◯関大2―0愛学大

[準決勝]
●中井 0―2
◯前田 1―0
●岩木 1―2

●関大1―2京産大

[3位決定戦]

◯前田 1―0
◯中井 2―0
◯岩木 1―0

◯関大3―0関学大

【最終結果】

[男子]
準優勝

[女子]
第3位

[技能賞]
後藤

[敢闘賞]
前田

西日本大会でアベック優勝を果たし、勢いに乗る関大。選抜アベック優勝を目標に掲げ、試合に臨んだ。男子は5人制、女子は3人制で試合が開催。男子は初戦から立ち上がりが悪く、初戦から代表戦にもつれ込む異例の展開に。その後は順調にトーナメントを勝ち進む。迎えた決勝戦では、宿敵・明大と対峙(たいじ)。先鋒の岡田英努(ひでと=文3)が敗れると次鋒、中堅も立て続けに敗北する。5戦で1勝も奪えず、悔しい準優勝となった。一方の女子チームは長谷川元望主将(もとみ=法4)が最強と評価する精鋭が選抜初優勝を目指し、試合に挑んだ。優勝が期待される中、女子は準決勝で京産大にまさかの敗北。今大会は第3位となった。

DSC8679-200x133 宿敵・明大に惨敗し準優勝に
△円陣を組む

男子は、初戦で青学大との対戦。先鋒・岡田は相手に先制されたがラスト1秒で胴ひざ蹴りで同点に。相手に勝ちを与えず内畑谷将(法2)につなげる。次鋒・内畑谷は面や胴に攻撃をもらいながらも、高いガード力を見せる。開始早々胴突きで先制。その後、組み技で抑え込み面突きと圧勝する。 中堅・寄川虎太郎(法3)は順調かと思いきや、試合中に腰を負傷。面蹴りを2本取られ、この日初黒星。寄川はメンバーから退いた。 副将・後藤琉碧(るきあ=文2)面突き、胴付きで瞬く間に二本勝ち。 勝利を託された長谷川だったが、この日は立ち上がりが悪く、ひざ蹴りで相手に一本を与えてしまう。巻き返せず、長谷川は敗北。勝利の行方は代表者の後藤に託された。俊敏な動きの後藤、相手も実力者だが、ものともせず。胴付きを決めると、足をかけ抑え込み面突で勝利し、準々決勝に進出。

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△代表戦に出場した後藤

準々決勝は立命大と相対した。寄川に代わりルーキー・三好舜(文1)が先鋒として登場。相手に先制されたものの、物怖じしない姿勢で試合を進める。相手を場外まで追い詰めると、面突きで一本を取り返す。最後は、組み技に持ち込み抑え込み面突きで勝利。チームに勢いをもたらす。その後、2勝2敗で迎えた大将戦。前戦で不調だった長谷川、ここで負けるわけにはいかない。試合は拮抗(きっこう)したが、終盤に長谷川が得意の組み技で相手を投げる。抑え込み面突きで勝ち越し、チームは勝利し、準決勝に進出した。

迎えた準決勝の相手は、準々決勝で強豪・中央大を破った大商大。決して気の抜けない相手だ。ところが、関大は準決勝戦でこの日一番の善戦を見せる。特に、中堅・三好は胴突きが好調。攻撃が決まると仲間たちからは大きな歓声が湧き上がった。副将の後藤まで全勝し、4ー1で勝利。準優勝以上が確定する。

DSC8985-200x133 宿敵・明大に惨敗し準優勝に
△三好

2年連続で決勝戦を迎えた。相手は幾度となく関大の前に立ちはだかってきた明大。この日のために入念に稽古を行なってきた関大だが、今大会は明大が関大の一枚上手をいった。中堅まで3連敗。副将、大将戦でも引き分けと、1勝もできず、選抜2連覇はかなわず。試合後、選手たちからは言葉にならない雰囲気が漂っていた。

DSC9667-200x133 宿敵・明大に惨敗し準優勝に
△面突きを決める内畑谷

女子は、準々決勝、愛学大戦から試合がスタート。先鋒・前田望結(文1)は自身と同じく長身の相手と対戦した。組み技はあまり好きではないという前田は、立ち技で一本を取りに行くが、引き分けに終わる。中堅・中井天鈴(てんり=法1)は素早い胴突きで相手を圧倒し、2ー0で勝利する。大将・岩木美朱(みあか=法2)は相手の攻撃を受け流し、バランスを崩す巧みな技で抑え込み面突きを決める。二本目も組み技で相手を倒し、抑え込み面突きを決める。関大は2ー0で準決勝進出を決める。

準決勝は、京産大との一戦。西日本大会では勝利を収めている相手だ。先鋒・中井、勝利して勢いをつけたいところだが、下川(京産大)の粘り強い組み技に苦戦する。距離を保ち、立ち技を試みるも主導権を握れず黒星に。中堅の前田は中盤にリーチの長さを生かした面突きで先制し、1ー0で勝利。大将・岩木にたすきをつなぐ。岩木は、何度も対戦している藤原(京産大)と一戦を交えた。試合は岩木が胴横蹴りで先制し、勝利するかと思われたが、終盤に主導権を握られ、2ー1で惜敗。誰もが優勝を予想した中での敗北はチームに衝撃をもたらした。

DSC9168-200x133 宿敵・明大に惨敗し準優勝に
△前田

3位決定戦では、関学大と対峙(たいじ)する。前戦での悔しさを試合にぶつける様子が垣間見えた。結果は、3試合とも関学大に一本も与えず3ー0で勝利。表彰台を死守した。

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△抑え込み面突きを決める岩木

アベック優勝を目標に、選抜に挑んだ関大。結果は男子が準優勝、女子は第3位と昨年の戦績を下回る悔しいものとなった。今大会はある意味、長谷川拳法の挫折とも言える。この悔しさを糧にライバル校を超えるチームを作る。全ては秋季・全日でのアベック優勝のために。拳法部の今後に注目だ。【文:写真/丸山由雅】

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△試合後の集合写真

 

 

 

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