◇第47回総合関関戦◇6月16日◇対関学大◇於・関西大学中央体育館
[前半終了]関大13ー12関学大
[後半終了]関大11ー13関学大
[試合終了]関大24ー25関学大
伝説の一戦で関学大と激闘を繰り広げた。先制点は相手に献上するが、石坪彩瑛主将(社4)の得点から3連取。リードしたまま試合を進める。後半、GK池田真心都(法2)が相手のシュートをブロックしそのままエンプティゴール。会場はさらに盛り上がりを見せる。勝利まであと数分のところで主将が2分間退場したことにより形勢逆転。終了間際に失点を許し、惜しくも勝利を逃した。

先制点は相手に献上するも、石坪主将のゴールにより流れは関大に。そのまま2連取し、リードする。その後、追いつかれる場面も見られたが、失点後すぐさま小田真子(法3)がゴールし、逆転を許さない。関大が3連取し、点差を広げたところで相手がタイムアウトを要求。流れを相手に持っていかれたくないところだが、再開後、失点を許してしまう。上川華奈(商3)のバウンドシュートや小嶋彩華(商3)の正面でのシュートによりリードを保った。相手のゴールの左隅を狙うシュートは池田が阻止する。ラスト5分で関大がタイムアウトを要求。タイムアウト後、相手に2連取されてしまうが、1点のリードを保ったまま、後半戦へ。

このまま逃げ切りたい気持ちで迎えた後半。またしても得点を先に重ねたのは相手だった。しかし、上川が2連取し、勢いを落とさない。そして、後半5分、池田が相手のシュートをブロックし、自陣からゴールを直接狙う。見事エンプティゴールを決め、会場を沸かせた。「周りが投げろ投げろと言っていたので、よっしゃ空いてるぜと思って投げたら入りました。初めてなんですよ、大学で決めるの」。試合後に喜びをあらわにする池田の姿が見られた。

その後も接戦を繰り広げる。体力が削れていく中でも、江藤華(法1)の鋭いサイドシュートや上川のシュートにより5連取し、点差を広げた。このまま勝利をつかみ取ると思われたが、石坪主将が2分間退場したとき、相手の猛攻を受ける。ここまでリードを保ち続けてきたが、5連続失点。ラスト1分を切ったところで逆転を許した。すかさず関大がタイムアウトを要求。「あと6秒ぐらいしかなかったので、どうやって攻めるかという作戦と、最後はシュートで終われるようにしようということを話していました」。タイムアウト後、期待のこもった上川のミドルシュートはゴールの右上へ。24-25で関関戦勝利を逃がした。

春リーグで大敗した相手に対して有利に試合を進め、激闘した関関戦。接戦を繰り広げた選手達のプレーは、見る人の心を動かす。次に控えるのは西日本学生選手権大会だ。ベスト4、そして優勝を目指して。あと2ヶ月間、課題と向き合い、成長を続ける。【文:滝口結月/写真:市場薫、春田史帆】
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