◇第47回総合関関戦◇対関学大◇6月15・16日◇関西大学弓道場◇
【試合結果】
[女子の部]
〇関大59-58関学大(全80射)
[新人の部]
●関大51-52関学大(全72射)
[男子の部]
●関大118-関学大125(全160射)
[最終結果]
●関大1-2
毎年恒例の伝統の関関戦。現在2連覇中の関大は、連勝記録を伸ばすべく、試合に臨んだ。弓道は2日間に分けて行われ、男子、女子、新人の3つの部の総合結果で勝敗を決める。初日の女子と新人の部で1勝1敗。勝敗は2日目の男子の部に委ねられたが、惜しくも3連覇とはならなかった。
1日目の午前に行われた女子の部。吉田凛音(社1)、間苧谷菜生(商2)、山口侑香(社2)、小田桐朱璃(商3)の4人で構成された。初立では、小田桐が皆中し、合計12中を記録。関学大から3点リードする、好スタートを切った。
2立目では、メンバーはそのまま、間苧谷が皆中を達成する。相手との差は変わらず。計23中で2立目を終える。
3立目からは山口に代わり、リリーフで吉村涼(人4)が出場。しかし、計9中と的中数が伸びない。
4立目では、相手に追いつかれてしまう。5立目でも差をつけることができず、同中競射にもつれ込んだ。
同中競射では、小田桐が再び皆中を達成。合計59中で関学大と1中差をつけ勝利する。接戦を制し、いい流れを作った。
続いて午後には新人の部が開催。藤村尚澄(シス理2)、吉田、西口桜桃明(環都2)、畠山拓真(商1)、横矢翔大(化学2)、石動颯大(社2)の6人で構成された。新人の部は3立で勝敗が決まる。1立目は、藤村と畠山が皆中。しかし、2中差をつけられてしまう。
2立目では、横矢、藤村が皆中を達成。それでも関学大と同中で差は縮まらない。
迎えた最終立では、リリーフとして久保祐果(環都4)を投入。16中で相手より1中上回る。また、大前を務めた藤村は3立全てにおいて皆中を達成。しかし、惜しくも1中差で新人の部は敗戦した。
2日目には、男子の部が行われた。前立は、吉村匡由(人2)、畠山、佐々木大河(法4)、横矢翔大(化生2)。後立は、藤村、多湖伝我(経3)、西口、齊藤伊吹(情4)で構成された。初立の前立は畠山、後立は藤村が皆中。計21中と、関学大に3中差をつけられてスタートした。
巻き返したい2立目は、計23中。1立目よりも的中数を伸ばしたものの、関学大には及ばず、差は5中差に。
3立目では、横矢に代わり白石幸斗(化生3)、西口に代わり下川拓実(商3)がリリーフで出場。吉村匡、畠山、佐々木、齊藤が皆中で計24中を記録した。しかし、同中で差を縮められない。
4立目は、吉村匡、佐々木、下川が皆中し、25中とこれまでで最も多い的中数を出す。だが、関学大が28中という好的中をたたき出し、またしても差が広がってしまった。
最終立では、白石に代わって久保が出場する。吉村匡、畠山、下川が皆中し、25中。関学大には7中差をつけられて、敗北となってしまった。
惜しくも3連覇を逃した関大。関学大は昨年男子が1部リーグ優勝、女子は今年から1部に所属する強豪校だ。リーグ戦で必ずリベンジを果たし、男女ともに王座出場を目指す。【文:滝口結月、貴道ふみ/写真:佐藤大誠】
▼畠山
「(どのような準備をしてきたか)大会の雰囲気に呑まれて普段通りの自分の射ができなくなることがないように、普段の練習から大会で自分がどうなるかを考えながら、大会の雰囲気を意識しながら練習していました。(本日の試合で良かったこと)大会の雰囲気には呑まれることなく取り組めたと思います。また、チームのみなさんと立が終わった後に、お互いに励まし合いながら次の立に臨めたとことはすごく良かったと思います。(今後の試合について)6月末の全国選抜のメンバーに選んでいただいたので、出場して結果を残せるように練習に取り組んでいけたらと思います。(どのような準備をしたいか)今回の大会で最後の4本目を外してしまった時に少し焦っていたので、焦ることなく1本1本落ち着いて冷静に淡々と弓を引いていけるように、普段の練習から自分を落ち着かせる方法を探しながら取り組んでいけたらと思います。(4年間の目標)部の目標と同様に、人として成長していくこと。結果の面では、王座などの大きな大会に出場したいです。目標に向かって全力で取り組める人になりたいと思います」
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