【空手道】第47回総合関関戦/対関学大/於・関西大学凱風館武道場
〇関大5-2関学大
●先鋒 中川 4-7
○次鋒 上水流 3-3
○三峰 望月 3-0
●四峰 宮下 0-1
○五峰 池田 8-5
○六峰 大賀 2-1
●副将 砂田 0-1
○大将 広沢 4-1
両校の応援が響き渡る中、伝統の関関戦が開幕。互いに譲らない拮抗(きっこう)した試合展開となるが、最後は大将・広沢暖我(はるが=人2)が勝負を決める。関関戦を制し、関大に1勝を持ち帰った。

先鋒に登場したのは、中川あや(経2)。先制するが、その後流れが相手に傾く。得点する場面もあったが、徐々に差を広げられ、4-7で惜しくも敗北した。

次鋒には上水流幸河(政策1)が登場した。中段突きで先制。しかし、中段蹴り技ありで2点返され1-2に。直後に中段突きで得点し2-2となるも、上段突きを決められ2-3。このまま試合終了かと思われたが直後に返し、3-3。忠告の数が相手より少なかったため勝利となった。

三鋒は望月勇稀(人3)。上段突きで先制し、さらに中段突きが連続で決まる。3-0となった。さらに相手に忠告が10入る。試合時間残り10秒もしっかり守り切り、3-0で勝利した。
四鋒に登場したのは、宮下七菜子(政策3)。両者様子を見合い、1分が経過しても互いにポイントは入らず。忠告が多かった相手が積極的に動き、残り7秒で中段突きを決められる。そのまま逃げ切られ0-1で敗北を喫した。

五鋒は池田剛基(人1)。中段突きで先制する。しかし中段突きで返され同点に。直後に上段蹴りで3点を献上する。1点を取るもすぐさま返され、追いつくことができない。残り時間1分を切ってから、池田が懸命に攻める。中段突きで4-5まで追い上げ、残り8秒でさらに追加点。追いつくと残り1秒で一本が入り、逆転勝ち。8-5で白星をつかむ。
六鋒に登場したのは、大賀滉世(人1)。試合開始1分経過後、上段突きで先制する。しかし直後に上段突きを返され、1-1に。残り18秒、上段突きでリードするとそのまま逃げ切り、2-1で勝利した。
副将は砂田依輝(人4)。互いに様子を見合い、1分が経過。残り30秒を切っても両者点が入らない。ここで相手が動き、上段突きで1点献上してしまう。追いかける形を強いられるが覆すことはできず、0-1で敗北を喫した。
大将、関西王者・広沢だ。ここを負けると、関関戦は引き分けになってしまう大事な場面。上段突きで先制されるが、中段突きで1点を返す。直後に追加点を獲得し、勢いに乗った広沢。さらに中段突きを決める。4-1で勝負をあり、関関戦の勝利を決めた。

全員の力で勝利した関関戦。関大に貴重な1勝をもたらした。これからの飛躍にも、大きな期待がかかる。【文:合田七虹、/写真:大須賀琴桃、井原郷志、吉野ひなた】
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