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関外大に1点及ばず西カレ終幕

関外大に1点及ばず西カレ終幕

◇第73回西日本学生選手権大会3回戦◇対関外大◇6月5日◇Asueアリーナ大阪

[第1Q]関大19-24関外大
[第2Q]関大14-19関外大
[第3Q]関大15-21関外大
[第4Q]関大31-16関外大
[試合終了]●関大79-80関外大

西日本学生選手権大会(西カレ)初戦を僅差で突破し、3回戦に臨んだ関大女バス。対するのは4月に敗れた関西1部の強豪校・関外大だ。第1クオーター(Q)序盤は関大がリードする。しかし、終了間際にシュートを決められてしまい、5点ビハインドに。第2Q以降はじわじわと点差を広げられる展開が続く。第4Q残り5秒を切ったところで塩澤小夏主将(文4)がスリーポイントシュートを決めるなど、最後まで果敢に攻めたが、あと1点届かず。西カレは32強で終幕となった。

△塩澤主将

第1Qは日高さくら(人3)のシュートで関大が先制。その後は交互に点の取り合いが続く拮抗(きっこう)した展開に。新島怜侑(りょう=社3)や松木りん(人3)が得点を決め、点差を引き離そうとする。しかし、リバウンドを取られたところから攻め込まれ、連続ポイントを奪われた。第1Q終了間際にはスリーポイントシュートも決められ、5点ビハインドで最初のQを終える。

△日高

第2Q最初の得点も関大から。川崎真子(人2)がリバウンドを制すと、日高のレイアップで得点につなげる。その直後には川崎のスリーポイントシュートで同点に追いつき、試合を振り出しに戻した。ここから一気に逆転したいところ。しかし、関大の連携が乱れてしまう。パスミスから相手に独走を許し、ノーマークの状態でシュートを決められた。新島や西梨花(政策1)のフリースローで着実に点を重ねるが、追いつくことはできず。試合の流れを関外大につかまれ、点差を10点に広げられてしまった。

△西

少しずつ点差を縮めたい第3Q。川崎のフリースロー成功や石井花那(文2)の2つのスリーポイントシュートが決まり、ベンチからも歓声が沸く。これでついに相手との差は1点。しかし、関外大もこれ以上の点を許してくれない。ゴール下のシュートを決められ、流れが相手に傾く。関大がタイムアウトを要求するが勢いは止められず、このQの後半は守りの時間に。最終的には16点の差をつけられ、逆転の望みを第4Qに託した。

△松木

後がない第4Q序盤は関大が連続で得点を挙げる。エースの日高がフリースローを2本とも成功させ、ジャンプシュートも決めた。少しでも点差を縮めるべく、コートに立つ全員が必死にパスをつなぎ、ゴールを目指す。西や途中出場の東紗希(政策2)もシュートを決め、残り1分の時点での差はあと4点。時間を追うごとに刻一刻と重くなっていく点差。それでも選手たちは諦めない。残り5秒を切ったところで塩澤主将がシュートを放つ。ボールはきれいな放物線を描き、一直線にネットへ。スリーポイントシュートが決まった瞬間、ベンチが総立ちで喜びを分かちあった。しかし、残された時間はたったの2秒。あと1点を奪うことはできず、関外大に惜敗してしまった。

この結果により、西カレは3回戦で敗退。それでも1部校相手に互角の戦いを繰り広げたことは、選手たちの大きな自信となったに違いない。いよいよ3ヶ月後に始まるリーグ戦。2部優勝・1部最短復帰をかなえるための戦いへ向け、チームはさらなる成長を遂げる。【文:中吉由奈/写真:春田史帆】

▼塩澤主将
「(関外大への対策)前回の大会では身長差だったり、自分たちの弱みを付かれたシーンがすごく多かったので、強さが同じところでマッチアップするというところだったりとか、 逆に自分たちのミスマッチを作って、強みを生かしたオフェンスをするというところで結構コミュニケーションを取りました。そのおかげでこの点数にはなれたのかなと思います。(試合前の声掛けは)相手はすごく走ってくるチームで一気に流れを持っていくので、40分間絶対に集中力を切らさないことを声を掛けてやっていました。(試合全体を振り返ってみて)自分も前半の方でファールが増えてしまって、そこから試合に出られなくなってしまったのがすごく申し訳なかったです。ちょっとずつのパスミスだったりとか、その息の合わなさみたいなところで、向こうに簡単なレイアップを決められてしまったところが敗因だったかなと思います。(手応えを感じた部分)自分たちはすごくオフェンス能力が高いかなと思っていて。約80点という点数、毎Q20点取るって結構オフェンス力が高いと思うんですけど、その点数をコンスタントに取れるのはやっぱり自分たちの強みだと思うので、あとはディフェンスの強化だなと思います。(ベンチも盛り上がっていた)西日本の大会は1年生もバックアップに入ってくれて、すごく楽しい大会なので。次の世代も西日本は気合入れて楽しんでほしいなと思いますし、このベンチワークというのはリーグでも続けていきたいと思います。(リーグ戦までにどんなチームにしたいか)今は個の力で頑張ってる部分が多いので、もっとチームプレーというのを生かして。あとディフェンスを狙いながらもチームで一体感を持って盛り上がっていくチームというのを作っていけたらなと思っています」

 

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