◇2024年度関西大学連盟春季リーグ戦第11日◇対京産大◇5月19日◇於・神戸親和大学
[第1セット]関大17―25京産大
[第2セット]関大20―25京産大
[第3セット]関大25―16京産大
[第4セット]関大27―25京産大
[第5セット]関大15―12京産大
[試合終了]○関大3―2京産大
ついに迎えたリーグ最終戦。試合前3位の関大は、昨年11月の関カレで初戦敗退を喫した京産大との一戦に臨んだ。
相手サーブで始まった第1セット。序盤は伊関万絢(まひろ=文3)のサービスエースなどでリードしていたものの、アタックを決め切れない時間が続くようになり逆転を許す。川上良江(文4)の速攻や伊関のスパイクで食らいつくが、その差はなかなか埋まらなかった。2度のタイムアウトで立て直しを図ったが相手の勢いを止められず、セットを先取された。
第2セットも相手が主導権を握る。2度の4連続失点などで、最大7点を追いかける展開となった。しかし中盤には土屋美咲(情2)のスパイクや、相手のミスで徐々に点差を縮めていった。途中出場の冨井綾音(人4)と嶺明華(人4)の連携で得点するなど2点差まで詰め寄ったが、最後は3連続失点。連続でセットを落としてしまった。
後がない第3セット。後山七星(ななせ=政策1)のスパイクで先制すると、次第に関大ペースに。鮫嶋優香(政策2)のブロード攻撃や、途中出場の佐藤彩音(社1)のサービスエースが飛び出し、相手を寄せつけなかった。18―14からは5連続得点とするなど流れをものにした関大。最後は相手のアタックがアウトになり、セットを取り返した。
セット連取といきたい第4セットだったが、序盤は相手にリードを許す。それでも中盤13―15の場面からは、立て続けの土屋のスパイク、川上のブロックなどで5連続得点とし逆転。その後一度逆転されたもののすぐにリードを奪い返し、2点リードでセットポイントを握った。しかしそこから3連続失点を許し、今度は相手にセットポイントを握られる。もう1点も落とせない状況でも集中力を切らさず、後山、土屋、最後は川上が決め切り、デュースの末セットを勝ち取った。
勝負の第5セット。序盤はブロックで相手アタックを封じ込めることができず追いかける展開となり、3点ビハインドでコートチェンジを迎えた。その後もリードを広げられたが、6―10から関大が反撃を見せる。伊関の強烈なスパイクや後山のバックアタックなど、多彩な攻撃で4連続得点。同点に追いつくも2連続得点を許し、またもリードを許した。それでもタイムアウトで形勢を立て直すと怒とうの5連続得点で勝負あり。最後は伊関のブロックアウトで試合終了。リーグ最終戦で大逆転勝利を収めた。
8勝3敗、3位でリーグを戦い終えた関大女バレ。目標の優勝には届かなかったが、優勝の親和大にリーグで唯一勝利するなど昨季9位から大躍進となった。ルーキーの後山は新人賞を受賞するなど、新星の活躍も光っている。まずは総合関関戦、西カレへ向けチームをさらに強化。そして最終目標のインカレ優勝まで走り続ける。【文/写真:島田采奈】
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