◇令和6年度関西学生春季リーグ戦最終戦◇対大経大◇5月19日◇於・関西科学福祉大学
【前半】関大12ー19大経大
【後半】関大16ー16大経大
【試合終了】関大28ー35大経大
2連敗の中迎えた春リーグ最終戦。昨年の秋リーグで惜敗した大経大と対戦した。試合開始から、相手の体格や強いディフェンスで攻撃に苦戦する。相手に連取されるなど苦しい時間が続き、7点ビハインドで後半に進んだ。後半開始直後、関大の攻撃に勢いが。4点差まで点差を縮めた。しかし、後半の試合時間の半分がすぎた頃に相手の猛攻が始まる。加えて、相手GKのセーブによって関大のボールはネットを揺らせず。そのまま点差が開き、敗戦した。
関大ボールで試合は開始するが先制点は相手に献上する。約2分後に小田航平(文3)が同点弾を決めた。両者、ディフェンスでの奮闘やGKの活躍で、約5分間は得点が動かない時間が続く。福島悠大主将(文4)が得点をするも、パスカットされ速攻をされるなど失点を重ねてしまった。関大はタイムアウトを要求する。タイムアウト明けに、相手に7㍍スローを与えてしまったがGK田中星矢(人3)がナイスセーブを見せた。その後、関大はなかなかシュートを決められない時間が続き、再びタイムアウトを要求する。点を決めたいところで、福島主将が2連続得点でチームに勢いをもたらした。松本一徳(かずのり=経済1)のサイドシュートは相手GKの股下を抜け、ネットを揺らす。終盤にも、松本や林航琉(経済2)のシュートが決まった。だが、差を埋めることはできず。7点ビハインドで後半に進んだ。
リーグ最終戦を白星で終えるために、勝ち越したいところ。福島主将が相手GKをもうならせるサイドシュートを披露。後半の先制点を獲得した。ディフェンスで相手の攻撃を阻止。加えて、松本、林、白井祐登(人4)が得点を重ね、4点差まで追いつく。だが、ここで4連続得点を相手に決められ、8点差まで再び点差が開く。あきらめない関大はスカイプレーなども披露。土岐勇斗(文3)のポストシュートも決まる。林の放ったシュートが1度GKに弾かれるも、そのボールを福島主将が拾いネットを揺らした。残り、10分で逆転を狙うも巻き返せず。最終戦は黒星となり、3連敗で春リーグ終幕となった。
春リーグを4位で終えた関大。西カレ出場権は得たものの、優勝を目指していただけに「自分たちの実力を出せずに負けた試合が多かったので悔しい」(福島主将)と、悔しさの残る結果になった。夏は、関関戦、西カレと試合は続く。今年の武器だとする機動力に磨きを掛け、西カレへ。男子ハンドボール部の進化は止まらない。【文:村中望乃/写真:村中望乃、中山桜希】
▼福島主将
「(春リーグ全体について)スタッフの人にも言われたんですけど、自分たちの実力が出せずに負けたというリーグでした。(体格差への課題は)筋トレやラントレはもちろんなんですけど、お互いに要求し合えるように練習から意識していきたいです。(特によかった選手の活躍は)サイドの松本です。松本のポジションが勝利や得点にもつながっていると思うので挙げました」
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