◇令和6年度関西学生春季リーグ戦◇第6日目◇対龍大◇5月12日◇向日市民体育館◇
●関大2-5龍大
[S1]徳田◯3-0
[S2]藤原●1-3
[S3]世古●2-3
[W1]徳田・石橋●0-3
[S4]石橋●0-3
[S5]佃●0-3
[S6]榎◯3-1
3勝3敗で迎えた女子の春季リーグ最終戦。相手は昨年1勝もできなかった龍大だ。リベンジを果たすべく挑んだが、結果は2-5で敗北となる。
1番手としてコートに立ったのは春季リーグ全勝中のエース・徳田明梨(人4)。先制点は奪われるも、4連続得点で第1ゲームの主導権を握る。スマッシュやバックドライブで得点を積み重ねた。11-7で第1ゲームを取る。第2・3ゲームも終始相手を圧倒し、チームに白星を持ち帰った。
続いて藤原優(商2)と世古茉由加(人1)が同時にコートへ。藤原は相手の強烈なドライブに対応できず、第1・2ゲームを落とす。取りたい第3ゲームは緩急を使い、相手のタイミングをずらした。11-7でこのゲームを取り、ゲームカウント1-2にする。しかし、第4ゲームは相手の回転に適応できず、オーバーミスが増えた。2-11と大差をつけられて黒星となる。世古は中国式ペンラケットの選手と対戦。早いテンポのラリーが多く見られた。第1・2ゲームはデュースにもつれ込む接戦に。第1ゲームは奪うもの、第2ゲームを取られた。第3ゲームは3-10と相手にゲームポイントを握られるが、そこから4連続得点の猛攻を見せる。しかし、オーバーミスでこのゲームを落としてしまった。絶対に取りたい第4ゲームはタイムアウトを有効に使い、11-9でフルゲームに突入。序盤から相手にリードを許す展開になる。相手がタイムアウトから流れをつかめず。フルゲームの接戦を制することができなかった。
ダブルスには徳田と石橋愛理(人4)が出場。第1ゲームはバックドライブを決めるが、ミスが重なり徐々に差を離された。続く第2ゲームも落とし、後がなくなる。勝負の第3ゲームは相手の2球目攻撃が多く見られた。2球目攻撃への対応ができず、2-11と相手に強さを見せつけられる結果に。
シングルス4・5番手の石橋と佃緒夏(情3)が同時にコートイン。連続の試合となった石橋はバックハンドのオーバーミスで第1ゲームを落とした。第2・3ゲームも立て直すことができず、ストレート負けとなる。この時点で関大の負けが決まった。佃は相手を追いかける展開が続く。サーブミスで流れに乗れず、第1・2ゲームを落とした。第3ゲームは相手の攻撃に対応し、長いラリーが多く見られる。しかし、あと一歩のところまで追いつくも、ゲームを奪うことはできず。ストレート負けを喫した。
最後を任されたのは榎花恋(人2)。相手はカットマンだった。選手全員が応援する中、試合開始。第1ゲームから粘りのラリーが続き、一進一退の攻防となる。先に相手がゲームポイントを握るも榎は冷静にプレーした。ドライブとツッツキを巧みに操り、相手のミスを誘う。デュースに入るも12-10で第1ゲームを取った。第2ゲームも危なげなく奪う。第3ゲームはデュースにもつれ込み、惜しくもこのゲームを取られた。第4ゲームは序盤まで取っては取られる展開になるも、確実にドライブとスマッシュを入れる。粘り強く戦い、勝利を収めた。
春季リーグは5位で終幕。徳田は2年連続優秀選手賞に輝いた。各々見つかった課題に向き合い、秋季リーグで上位を目指す。【文/写真:井藤佳奈】
▼石橋
「(今日の試合全体を振り返って)1番勝ちたい相手だったので負けてしまってとても悔しかったです。(自身のプレーを振り返って)相手がすこしだけ格上の選手だったんですけど、もっと自分ができることがあったかなと思って、とても悔しかったです。(春季リーグを通して見つかった課題は)ダブルスがとても重要なポイントなので、秋季リーグではダブルスで負けないようにしていきたいです。あと、シングルスでは1人1人が力をつけて秋に向けて頑張りたいと思います。(今後の目標は)秋は絶対に優勝を目指して頑張りたいと思います」
▼徳田
「(優秀選手賞をもらった感想は)3年生の時もこの賞をいただいていて、今年もチームで勝つためにはやはり自分が全勝しないといけないという気持ちだったので、獲れて安心という感じです。(春季リーグでの自身のプレーを振り返って)いつもより勝たないといけないと思いながらも冷静に相手をしっかり見ながら戦うことを意識しました。(見つかった課題は)今回の春季リーグは1セットしか落としていないので、1セット落とした時にやはり競った場面での冷静さが足りず、相手が見えなかった部分というのがあるので競った時でもしっかり相手を見て勝ち急がないようにしようというのが課題です。(今後の目標は)関西学生とかもあるので、リーグで対戦した選手とまた対戦することになると思うんですけど、勝ったことがある選手ばかりなのでしっかり優勝を取って、秋季リーグでは自分が全勝してチームのみんなで優勝したいなという思いです」
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