◇令和6年度西日本学生春季リーグ戦◇5月11・12日◇堺市金岡公園体育館◇
[1試合目]
○関大6ー1関学大
○原10-0三浦
○浜本10-0水谷
●(不戦敗)
○奥野(不戦勝)
●渡邉0-4中島
○中村4-0村上
○稲本(不戦勝)
[2試合目]
●関大3ー4同大
●原2-13奥村
●渡邉0-10内田
○中村4-9薬丸
○浜本10-0小泉
●奥野1-4志村
●(不戦敗)
○稲本4-0池口
[3試合目]
●関大4ー3南九州大
○浜本10-0上野山
●原0-10椎葉
○稲本10-0上原
●中村(棄権)
○奥野10-0山倉
●渡邉0-4高橋
●(不戦敗)
[4試合目]
○関大5ー2桃山学院大
○渡邉(不戦勝)
○稲本4-0藤根
○浜本(不戦勝)
○原10ー0磯田
○奥野11-0内山
●(不戦敗)
●(不戦敗)
[5試合目]
●関大3ー4中共学院大
●渡邉0ー10笹俣
●原0ー11小田
●(不戦敗)
○浜本11ー0日比谷
○奥野11-0堀
○稲本10ー0李
●(不戦敗)
2023秋に2部準優勝で惜しくも1部リーグ昇格を逃した関大レスリング部。上位を目指したが惜しくも順位を上げることができず。
1試合目は関学大との対戦。最初に登場したのは原来鳳(経3)だ。開始直後から積極的な攻めを展開する。相手の背後を奪い2点を先取すると、そこから連続得点。最後は10-0のテクニカルフォールで勝利を挙げた。続いて登場したのは浜本歩主将(人4)。開始1分半で相手の背後を奪うとそこから、ローリングで一挙8得点を挙げテクニカルフォールで危なげなく勝利を収めた。3番目に登場した渡邉隆人(安全2)は開始直後に背後を取られ粘るもそのままフォールを決められてしまう。次こそは勝利を勝ちとりたい関大。続く中村心瞭(人1)は開始20秒で相手の足を取りフォールを決めることに成功。不戦勝、不戦敗を合わせ5-2で白星を挙げた。

2試合目の相手は同大。1番手原、2番手渡邉がテクニカルフォールで黒星を喫し0-2に。ピンチの場面に3番手として登場したのは中村だ。なんとか勝利したい場面。しかしなかなか思うように技が決められず7点を先制されてしまう。後半20秒には相手に追加点を許し2-9の追い込まれる展開に。しかし、後半開始1分に中村が相手選手の足を取ることに成功。そこから一気にフォールで勝利し、拳をあげ喜びをあらわにした。続く浜本主将は10ー0のテクニカルフォールで勝利し、勝敗は続く奥野登夢(人2)に。両者こう着状態のまま2分が経過したところでアクティビティピリオドにより奥野が1点を獲得する。ここから得点を重ねていきたいところ。しかし、得点直後に相手に背後を取られ連続失点を許し1-4に。追いかける展開で始まった後半戦はあと一歩が届かない状況が続いた。終了間際まで攻撃を仕掛けるも相手に勝ち逃げを許してしまう。悔しい結果となったが最後まで諦めない姿勢を見せチームを鼓舞した。最後に登場した稲本喬弘(人3)は、相手選手に一切の攻撃を許さずフォールで勝利したが同大に白星を許してしまった。

1日目の最終戦の相手は南九州大。最初に登場した浜本主将は開始15秒で相手の背後をとるとそこから、ローリングで得点を重ねていく。そのまま10-0でテクニカルフォールを決め本日自身3勝目に。続く原は惜しくも負けを喫してしまう。3番手の稲本は10-0で勝利し2勝1敗の場面に。続く中村は試合中のけがにより悔しくも棄権となってしまった。中村の分まで勝利をあげたいところで5番手として出てきたのは先ほど悔しい結果となってしまった奥野。悔しさを払うかのように積極的に勝負に出る。そして前半終了間際にローリングで得点を重ねテクニカルフォールで勝利した。
続く渡邊は惜しくもフォールを許し南九州大に負けを喫してしまう。

1勝2敗で迎えたリーグ2日目。1試合目は桃山学院大との対戦。まず試合に登場したのは稲本。開始1分で相手を下に倒し、抑え込んだことでまずは2ポイントを得る。その後すぐに、相手の両肩をマットにつけることで勝利するフォールを決め、1勝目を挙げる。続く原は相手の動きを封じるとローリングでポイントを重ね、テクニカルフォールで勝ちを収めた。この試合のラストに登場した奥野は前半を1ー0の僅差で終える。先輩からのアドバイスを受け取り臨んだ後半。開始早々、相手の背後に回り動きを封じると着実に点数を重ね、11ー0で勝利した。

春季リーグ最後の試合は中央学院大との一戦。最初に登場した渡邉は相手に回り込まれテクニカルフォールを決められてしまう。2番手の原は開始早々、場外に出され先制点を許すと相手にローリングされ点差が開く。そのまま追いつくことができず、2敗目を喫した。頼れる浜本歩主将は低い姿勢からの攻撃で相手に一瞬の隙も与えない。1点も取らせずテクニカルフォール勝ちで関大に勢いをもたらした。良い流れを受け取った奥野も低い姿勢からの攻撃で得点を重ねる。最後は相手の足を取り、ローリングを決め11ー0で勝利した。稲本は開始から相手を圧倒。開始数十秒で相手の背後に回り込むとローリングで1分以内に試合を終わらせた。

2勝3敗、リーグ4位で終えた春リーグ。「リーグ戦優勝」という目標に向けてこれからも戦い続ける。【文・写真/湯浅あやか、速水咲良】
▼浜本主将
「(春リーグを振り返って)練習してきたことは出せたと思うんですけど結果がに出てこなかったところが悔しいところです。(リーグ戦に向けてどんな準備をしたか)一人一人できることをやろうというところと新チームになって新しい目標を立て、それに向かって自分たちで考えて行動することを意識してやりました。(リーグ戦で活躍した選手)86㌔級の稲本がしっかり勝ってくれたのでチームに流れを持ってきてくれたと思います。(次の試合に向けて)次は新人戦になるので1、2年生が中心になって試合をすると思うんですけど、そこまでレベルアップしてまた次の試合に臨めるようにチーム一丸となって頑張っていきたいと思います」
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