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因縁の相手に悔しい敗戦

因縁の相手に悔しい敗戦

  • ◇令和6年度関西学生春季リーグ戦8戦目◇対関学大◇5月12日◇於・関西大学中央体育館

【前半終了】関大18ー13関学大
【後半終了】関大14ー22関学大
【試合終了】関大32ー35関学大

昨年、関関戦には勝利したものの春秋リーグでは敗北を喫した相手。関学大とリーグ8戦目で相まみえた。前半、流れを関大がつかむ。守備では、GK田中星矢(人3)がスーパーセーブをさく裂。チームの危機を何度も救った。しかし、後半は相手が連続10得点、今リーグ無敗の強さを示されてしまう。相手の流れを断ち切りたいところで、エース・白井祐登(人4)がゴール。だが、思うように攻撃ができず。関学大にリベンジを果たすことができなかった。

関大ボールで試合開始。小田航平(人3)からのパスがポストの土岐勇斗(文3)にスムーズに渡り、先制点を獲得した。相手の攻撃を封じるディフェンスで、流れを関大に引き寄せていく。福島悠大主将(文4)の2連続得点やミスを生かしたプレーで小田がシュートを決めるなど、勢いは完全に関大が手に入れた。GK田中が相手のシュートを止めると、林航琉(経2)、松本一徳(かずのり=経1)を経由し土岐がフリーでサイドシュートを決めるなど、スピードの速いプレーを展開する。

△小田

半分が経過した頃、1対1の場面でGK田中が相手シュートを阻止。雄たけびを上げ、会場は歓喜の声に包まれた。その後は、白井、土岐が中心に点数を重ねていく。残り時間わずかになったところで、小田がロングシュートを放つもこれはゴールポストに当たった。そのボールがサイドまで弾かれると松本が拾い上げ、ほぼ角度のない状態で相手に囲まれる中ネットを揺らす。ここで前半終了。5点リードで後半へ進んだ。

△喜び合う
△白井

後半も前半の勢いのまま走り切りたいところ。林の速攻で得点など相手を圧倒。林と白井がスカイプレーを行うもここは止められてしまった。10分が経過しようとしたところで相手が試合のペースをつかみ始めた。それを阻止するように、上3枚が積極的に攻撃を仕掛ける。相手の攻撃を止めるディフェンスやGK山下敦也(社1)のセーブも光った。

△林

しかし、ここで関大に退場者が。相手に10連続得点を許すと逆転されてしまった。関大はなかなか追加点を挙げることができない。苦しい流れを打破したのはエース・白井のシュート。福島主将のシュートや、林がエンプティゴールを決めるなど最後まで格闘する。オールコートディフェンスで速攻シュートに行ける体制を取るも、試合終了の時間に。3点差で敗戦となった。今戦の結果で、優勝の可能性は消滅。悔しい結果となった。

前戦に続き、黒星に終わった関大。関学大からあと一歩で白星を奪い返すことができない。来月に行われる関関戦でのリベンジを誓った。次戦は来週の春リーグの最終戦。3位になるために勝ち切らなくてはならない。関大の機動力を見せつける。【文/写真:村中望乃】

▼福島主将
「(振り返って)今季春リーグの展開と違い、今戦は前半にリードする展開でした。後半に守りに入った部分があり、関大ペースで試合ができなかった。その部分が、悔しいなという気持ちです。(敗因はどの部分にあるか)シュートミスが多すぎました。普段入るシュートが入らなかった部分が大きいと思います。(関関戦への気持ちは)関学大と対戦できるのは年に3回で、関関戦と秋リーグと続くので勝ち越したいと思います」

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