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◇令和6分年度関西学生リーグ戦◇エペ男子・女子新人戦◇5月11・12日◇滋賀県立体育館

[男子第1試合]
◯関大45ー35中京大
①澁谷 5(5)ー(2)2 池畑
② 遠藤 10(5)ー(2)4 髙橋
③ 宮部 15(5)ー(2)6 吉田
④澁谷 20(5)ー(1)7 髙橋
⑤宮部 24(4)ー(13) 20 池畑
⑥ 遠藤   30(6)ー(0)20 吉田
⑦R大東 35(5)ー(5)25 髙橋
⑧澁谷 40(5)ー(8)33 吉田
⑨遠藤 45(5)ー(2)35 池畑
R大東          

[男子第2試合]
◯関大45ー23阪大
①遠藤 5(5)ー(4)4 友成
②大坪 10(5)ー(3)7 津田
③澁谷 15(5)ー(5)12 大江
④大坪 20(5)ー(1)13 友成
⑤遠藤 25(5)ー(1) 14 大江
⑥澁谷   30(5)ー(2)16 津田
⑦大坪 35(5)ー(5)21 大江
⑧澁谷 40(5)ー(0)21 友成
⑨遠藤 45(5)ー(2)23 津田
R大東                                R穴吹

[男子第3試合]
◯関大45ー34京大
①澁谷 5(5)ー(1)1 岡本
②遠藤 10(5)ー(1)2 藤波
③保知 15(5)ー(8)10 Heise
④澁谷 20(5)ー(4)14 藤波
⑤保知 25(5)ー(5) 19 岡本
⑥遠藤   30(5)ー(3)22 Heise
⑦R大東 35(5)ー(3)25 藤波
⑧澁谷 40(5)ー(6)31 Heise
⑨遠藤 45(5)ー(3)34 岡本
R大東                                R中村

[男子第4試合]
◯関大33ー45龍大
①澁谷 2(2)ー(4)4 平岡
② 遠藤 8(6)ー(6)10 永田
③ 大東 10(2)ー(5)15 メンドーザ
④澁谷 11(1)ー(5)20 永田
⑤大東 13(2)ー(5) 25 平岡
⑥ 遠藤   23(10)ー(5)30 メンドーザ
⑦大東 24(1)ー(5)35 永田
⑧澁谷 29(5)ー(5)40 メンドーザ
⑨遠藤 33(4)ー(5)45 平岡
R保知                                R原田

[男子第5試合]
◯関大45ー34近大
①澁谷 3(3)ー(3)3 武信
② 遠藤 10(7)ー(2)5 今井
③ 保知 12(2)ー(9)14 岡田
④澁谷 20(8)ー(5)19 今井
⑤R大東 25(5)ー(4) 23 武信
⑥ 遠藤   30(5)ー(0)23 岡田
⑦R大東 35(5)ー(4)27 今井
⑧澁谷 40(5)ー(4)31 岡田
⑨遠藤 45(5)ー(3)34 武信
R大東                                R荻田

[女子第1試合]
◯関大45ー26京大
①山根 5(5)ー(3)3 笠見
②木部 10(5)ー(1)4 久我
③西田 14(4)ー(3)7 谷澤
④山根 20(6)ー(5)12 久我
⑤西田 25(5)ー(4) 16 笠見
⑥木部  30(5)ー(5)21 谷澤
⑦西田 35(5)ー(3)24 久我
⑧山根 38(3)ー(0)24 谷澤
⑨木部 45(7)ー(2)26 笠見
R梶原                               R恒川

[女子第2試合]
◯関大45ー32阪大
①木部  3(3)ー(5)5 湧川
②山根 4(1)ー(5)10 水上
③梶原 7(3)ー(1)11 渡辺
④山根 14(7)ー(6)17 湧川
⑤木部 23(9)ー(3) 20 渡辺
⑥R西田  30(7)ー(4)24 水上
⑦山根 35(5)ー(2)26 渡辺
⑧R西田 40(5)ー(4)30 湧川
⑨木部 45(5)ー(2)32 水上
R西田

[最終結果]
女子エペ2部優勝
→女子2部総合優勝(1部昇格)

男子エペ2部準優勝
→男子2部総合優勝(入れ替え戦進出決定)

フルーレ、サーブルで男女2部優勝を果たし、迎えた最後の種目・エペ。1日目を男女全勝で終える。2日目、男子は龍大戦で敗北を喫し、エペ2部準優勝。2部総合優勝となり、25日に行われる1部2部入れ替え戦進出を決めた。女子は阪大戦で白星をあげ、見事2部総合優勝を果たす。さらに1部最下位の龍大が入れ替え戦に出場できないことが決まり、1部昇格が確定。女子チームの1部昇格は2007年以来17年振りの快挙となった。

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△集合写真

男子第1試合は中京大との対戦。トップバッターを務めたのは、澁谷和典(シス理4)だ。先制からスタートすると、一気に3連続得点。クードゥブル(両者同時得点)でポイントを献上する場面もあったが、5-2とリードし番手を終えた。2番目に登場したのは、エペで実力はお墨付きの遠藤駿斗(安全2)。ゆっくり様子を見ながら、いきなり大きく飛び込んで一突き。2点を取られるもののスコアを10-4とし、差を開いた。続く宮部陽向(社4)も安定したプレーで得点を重ね、15-6で1巡目を終える。しかし2巡目に入り、5番手の宮部が連続で失点を許す苦しい展開に。13点を献上するが、序盤のリードが功を奏し逆転は許さず。24-20で次の遠藤へバトンをつなぐと、たった30秒で一気に6点を先取。30-20と再び差を大きく開くことに成功した。その後、7番手に登場したリザーブの大東正和(法2)も安定したプレーを見せ、相手を寄せ付けない。最後は遠藤が決着をつけ、45-35で初戦を白星で飾った。

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△大東

エペ男子団体2回戦は阪大との対決。1番手は遠藤が務めた。先制点を奪うも、その後は取って取られての展開になり、5-4で番手を終える。続く大坪、澁谷も関大が優勢だか、リードを広げることができない。1巡目終了時点で15-12と関大が3点のリードを保っていた。4番手で回ってきた大坪から一気に試合の流れが関大に傾く。相手に1ポイントしか与えない好内容で番手を終えた。5番手の遠藤は、21点目を獲得すると思わずガッツポーズで気持ちを表す。しかし、3巡目、7番手に回ってきた大坪の相手はWEST GERのユニフォームを来た選手。ここで積極的な攻めに苦戦し、一気に相手に点を重ねられる。4連続得点されるも、何とか立て直し次につないだ。14ポイントリードで番手が回ってきた澁谷は、一瞬の隙をついて攻撃に成功。相手に1ポイントも与えず、アンカーの遠藤へ。クードゥブルで42-22となるも、未だに差は大きく開いたまま。最後は遠藤が実力を発揮し、相手に隙を見せず連続得点で試合終了。最終ポイントは45-23。圧倒的な力を見せた。

第2回戦と同じピストで行われたエペ男子団体3回戦の相手は京大。1番手に登場した澁谷は先制点を取り、その勢いのまま5-1で番手を終えた。いい流れを受け取った遠藤も、接近戦で4連続でポイントを獲得。失点を1点に抑え、保知純乃介(文2)へとつないだ。3番手を務めた保知は、先制点こそ取るも、相手の勢いにのまれ、なかなか得点することができない。苦しい状況が続き、リードを縮められるも、何とか15-10で番手を終える。2巡目に入り、4番手に登場した澁谷も、相手に低い姿勢で足元を狙われる場面が多く見られた。クードゥブルで20-14となる。続く保知、遠藤、大東も点を奪い奪われる展開に。しかし、関大の意地を見せ、相手に逆転は許さず。第2回戦同様、遠藤がアンカーに登場し、素早い動きで圧巻のプレーを見せる。1日目の試合を3戦3勝で終えた。

男子第4試合は、龍大との対決だ。先制されると、そのまま連続で失点。直後に1点を返すと、互いに様子を見合う時間が続く。これが対戦無意欲だと判断され、両者にPイエローが 与えられた。その後クードゥブルでスコアは2-4となり、持ち時間の3分間が終了。バトンを受け取った2番手の遠藤は、持ち前のスピード感ある攻撃で得点を量産する。スコアを8-10とした。3番手の大東は、連続でポイントを献上する展開からスタート。なんとか点を返すが、10-15とまた差を広げられてしまった。2巡目に入ると、試合の流れは徐々に相手に傾き始める。失点が重なり、どんどんと広がる得点差。6番手の遠藤が1人で10得点の活躍を見せるが、追い上げはそこまで。33-45で龍大に敗北。リーグ戦初の黒星を喫した。

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△澁谷

なんとか挽回したい第5試合は、近大と対峙(たいじ)。トップバッターの澁谷は、焦らない冷静なプレーを見せる。スコアが3-3となったところで持ち時間の3分間が終了した。2番手は遠藤の独壇場。2失点のみに抑え、10-5と大きくリードを作ることに成功した。しかし、3番手の保知が相手の流れに飲まれる。エペが専門種目でないだけに、苦戦を強いられた。12-14と逆転を許し、番手を終える。続いて登場した澁谷が、3連続得点で再び戦況を修正。逆転に成功すると、後続も安定したプレーでさらに引き離す。最後はアンカーの遠藤がしっかりと決め切り、45-34で白星を勝ち取った。第4戦の敗北が響き、エペは男子2部準優勝。フルーレ、サーブルで優勝したため2部総合優勝となり、入れ替え戦進出への切符を獲得した。

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△遠藤

女子の第1試合は京大と対峙(たいじ)。トップバッターを務めたのは、山根瑠花(環都3)だ。先制されるものの、直後にすぐさま取り返す。その後は点の取り合いとなるが、5−3と2点をリードして番手を終えた。続いて登場したのはエペのエース、木部紅華(政策2)。クードゥブルが1度あったものの、5連先取。スコアを10ー4とし、差を広げることに成功した。3番手は西田美咲(経3)。落ち着いたプレーで、ゆっくりと時間をかけて相手の様子をうかがう。スコアが14ー7となったところで持ち時間の3分間が終了した。しかし2巡目に入ると、連続で失点する場面が増える。それでも序盤のリードを保ちながら、全員でバトンをつないでいく。最後はアンカーの木部が着実にポイントを重ね、45ー26で勝利。2部総合優勝まであと1勝とした。

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△木部

女子第2試合は、阪大との対戦だ。1番手に登場したのは木部。5点先取したいところだったが、思うようにポイントを重ねることができない。「緊張してしまって、なかなか点数を取れなかった」。3−5とリードを許す形で番手を終えた。続く2番手の山根は、身長が一回り大きい相手との対戦に苦戦。なんとかクードゥブルに持ち込む場面もありながら、4ー10で出番が終了する。続く3番手は梶原萌(外3)。留学から帰国後で「久しぶりにピストに入った」と語るが、冷静なプレーを見せる。ゆっくりと相手の様子を伺いながら攻撃のチャンスを探る。持ち時間を全て使い切り、3連続でポイントを獲得。7ー11と差を縮めることに成功した。ここから徐々に流れをつかみ始めた関大。5番手の木部は、クードゥブルを含め9得点獲得の大活躍。23ー20と一気にスコアを覆した。6番手にはリザーブの西田が登場。得意のフレッシュで得点を量産し、30ー24とさらに差を広げた。応援の声も背中を押し、勢いはますます熱を増す。40ー30で迎えたアンカーの木部。先制直後に2点取られるものの、冷静さを失わない。一気に4連続ポイント獲得で勝負あり。華々しく2部総合優勝を飾り、2007年以来17年振りに1部昇格を果たした。

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△1部昇格を決めた女子チーム

男女2部総合優勝、さらに女子チームが1部昇格という素晴らしい結果で締めくくったリーグ戦。残すは25日に行われる男子1部2部入れ替え戦だ。女子に続き1部昇格を決めるために。関大フェンシング部の熱き戦いは、ここから幕を開ける。【文・写真:合田七虹、藤井海/写真:西村果凜、藤井海、合田七虹】

▼大東
「(2日目の試合を振り返って)1戦目に全然自分の動きができていなくて、 すごい動きができなくて、自分の力が足りないなと思っていたんですけど、2戦目でしっかり自分の動きを出して、 相手チームに攻撃できたので良かったです。(1戦目と2戦目での意識の差は)1戦目はちょっと緊張しててビビっていたんですけど、2戦目にはもう緊張がほぐれて、そのガスがつくようにしてました。(新人戦への意気込み)絶対優勝するように頑張ります」

▼西田
「(第1試合を振り返って)昨日は結構緊張していました。サーブルとフルーレが、1年生がいる新チームの中、みんな優勝してきてくれたので、エペが優勝しないわけにはいかないという気持ちでした。昨日は結構順調に点を取れて、安定的に勝てたなと思います。(第2試合を振り返って)結構想定外の場面とかも多かったんですけど、そこでもやっぱり勝ち切れたというところが、来年1部に上がって、その相手と試合する時のための経験にもなったと思います。負けている状態から逆転する試合というのをこれまであんまりやったことがなかったので、それで勝てたというのはすごく全員にとって今後につながる試合だったと思います。(1部昇格をした気持ちと、来年への意気込み)去年は悔しいところで1部昇格を逃してしまって、やっと今年リベンジができてすごく嬉しいです。来年1部に上がって、これから2年3年後、1部の上位を目指していけるように、どんどんこの先のことと、その後輩のことも考えながら、練習を頑張りたいなと思います」

▼木部
「(第1試合を振り返って)点数的にはいい結果だったんですけど、自分の内容が個人的にちょっと悪くて。いつもの自分のフットワークができていなくて、やっぱり足が重くて、最初のアップをもうちょっとちゃんとしないといけないかったなという反省もありました。(第2試合を振り返って)作戦としては、私が最初に出て点数を勝った状態で、そのまま点差を広げていくっていう作戦だったんですけど、ちょっと私が最初に緊張してしまって、なかなか点数を取れなくて欲しがってしまって。作戦がコースから外れてしまって、みんな焦っていたんですけど、萌さん(=梶原萌)が流れを変えてくれて、そこですごく自分の気持ちが楽になりました。自分のいつものプレーをすることができたので、そこはすごく萌さんに感謝したいです。1部は関西大学とは違って、みんな出ている人が高校からとか中学校からとか、経験の差がトータル的に見てあります。この選手たちと互角に戦えるようになるために、今後はその1部の学校と練習試合をいっぱいしたり、自分の大学内だけではなく大学外に行って、いろんな知識や技を習得していきたいと思います」

▼山根
「(第1試合を振り返って)昨日は立ち上がりから順調にいきました。私たちは今日の阪大戦を勝ち切ることを意識していたので、昨日は準備して順調に勝てたので良かったと思います。(第2試合を振り返って)1巡目をリードされてしまって焦る気持ちもあったんですけど、団体戦だったので他のメンバーが頑張ってくれて、最後勝てたのでいい試合ができたと思います。(1部昇格をした気持ちと、来年への意気込み)前から同期の西田が女子チームを引っ張っていってくれて、今年17年振りの1部昇格ということでとても嬉しい気持ちです。来年からは1部で戦うので、レベルが全然違うので、自分たちがしっかり格上の選手とも対等に戦っていけるようにたくさん準備して頑張りたいと思います」

▼梶原
「(第1試合をベンチで見て)順調に点数を取ってくれていたので、安心しながら見れました。(第2試合、久しぶりに公式戦に出て)すごく久しぶりにピストの上で戦ったので結構緊張しました。初めは少しリードされていたのでちょっと焦ったんですけど、自分がそこまで点数を取るタイプじゃないので、後ろに控えてくれてる人達が取ってくれるだろなと思いながらプレーしました。そんなにガツガツくる相手じゃなかったので、点差が広がらないようにと、どうやったら相手に出してもらえるかなと思いながら試合をしていました。(1部昇格をした気持ちと、来年への意気込み)ずっと1部に昇格したいとみんなで言ってたので、それが実現できて嬉しいです。1部だともっといっぱい試合があるので、体力作りもそうですし、もっと技術面を磨きたいと思います」

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