第72回関西学生剣道選手権大会・第54回関西女子学生剣道選手権大会/於・おおきにアリーナ舞洲
[1回戦]
●恩賀0-1
〇川端1-0
〇大前2-0
〇宝田1-0
〇梅田1-0
●寺前1-2
●藤井0-1
〇杉浦1-0
〇宇都宮1-0
[2回戦]
〇川端1-0
●大前0-1
〇宝田1-0
〇栗原2-0
〇梅田1-0
〇杉浦1-0
〇白藤1-0
〇森2-0
〇宇都宮2-0
●前川0-1
[3回戦]
●川端0-2
〇宝田1-0
〇栗原2-0
〇梅田2-1
〇杉浦1-0
●白藤0-1
●森0-1
●宇都宮0-1
[4回戦]
〇栗原2-0
●宝田0-1
●梅田0-1
●杉浦0-1
[準々決勝]
●栗原0-2
今年度初の大きな大会は、第72回全日本学生選手権大会・第58回全日本女子学生選手権大会への出場権がかかった関西選手権大会。関大からは12人が出場し、栗原蒼空(経4)、宝田将吾(商4)、梅田健太(社3)、杉浦佑哉(安全2)が全国への切符を手にした。
1回戦。多くの選手が2回戦へ駒を進める。大前龍海(社2)は、関大勢唯一の面打突二本で勝利。勝利を収めた他の選手たちは、時間内に一本とり、2回戦進出を決める。そんな中、3名の選手が惜しくも敗戦。寺前俊佑(人3)は、相手に面打突を一本お見舞いするも時間内に二本とられてしまい、駒を進めることができなかった。
2回戦からは、延長で粘り強さを見せる場面が増える。シード権により2回戦から出場した栗原は、京産大・水ノ上に圧倒的な強さを見せ二本勝ち。杉浦は、長い延長を制し、3回戦進出を果たす。一方、1回戦で二本勝ちを収めた大前は、6回に渡る延長の末、胴に打突をくらい2回戦敗退。女子は、宇都宮彩花(経4)以外、2回戦から出場する。宇都宮、森文那(人2)は二本勝ちで、白藤綾乃(安全3)は面打突で一本勝ち。3名の選手が3回戦に進出した。
全国への出場がかかる3回戦。女子は、3名全員が惜しくも敗退し、全国出場には届かなかった。一方、男子は、4名の選手が勝利し、全国出場への切符を手にする。栗原、宝田、杉浦は一本勝ち。梅田は京工大・岡部相手に、一対一で延長戦にもつれ込む。緊張の中、面打突で勝負あり。全国出場を果たした。
4回戦は、栗原が突破。ベスト16を懸けた戦いで、二本勝ちを決める。長い延長を戦ったのは、宝田と杉浦だ。宝田は、「体力的にも精神的にも厳しい状態で、中途半端なところで技を出して打たれてしまった」と試合を振り返る。杉浦は、延長で小手を突かれ一本とられ敗戦。全国出場が決まり気が緩んだと語った。
関大勢で残った栗原が迎えた準々決勝。これまで圧倒的な強さを見せたが、最後は2分間の間に二本取られてしまう。試合開始から両者攻撃を仕掛けていく。相手の揺さぶりにもうまく対応する場面も見られたが、攻撃を見切られ、面打突をくらう。タイミングを図り、一本をとりたいところだが、相手の素早い面打突で勝負あり。ベスト16で幕を閉じた。
4名の全国出場者を出すも、入賞を逃してしまった今大会。ここで出た課題と向き合い、全国大会では、入賞、そして優勝を目指し、練習にいそしむ。【文/写真:滝口結月】
▼宝田
「(最後の試合を振り返って)延長が結構長引いて、体力的にも精神的にも厳しい状態で、中途半端なところで技を出して打たれてしまったのが、負けてしまった原因です。自分も何本かいいところを打ったりしていたけど、それを決めきれなかったのが課題点かなというふうに考えています。(本日の試合で一番良かったところは)上段に対して(試合を)することが2試合連続であったんですけど、足を使って、相手の技を封じることができたのが、かなり良かった点かなと思います。特に、コテ打ちがかなり相手に嫌な影響を与えることができて、自分的にも理想の試合展開ができたかなと思います。(全日本選手権に向けて)全日本に出場することが出来たので、1試合でも多く勝って、優勝、または入賞目指していきたいと思います」
▼杉浦
「(最後の試合を振り返って)全日本(に出場することが)決まったので、ちょっと気を抜いてしまったところを、最後打たれました。悔しかったです。(一番良かったところは)全日本(に出場することが)決まるまでは、絶対に全日本に行くんだという強い気持ちで臨めたことです。(全日本に向けて)全日本優勝して日本一になります」
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