◇第66回関西学生選手権大会◇4月28日◇姫路市立中央体育館
[男子個人総合]
10位 垣内皓成(人2) 73.200※
11位 神田亮輔(文4) 73.150※
12位 本木翼(商3) 72.400
14位 浅野力(情1) 70.900※
16位 坊崇将(人3) 70.350※
17位 津本隼弥(政策3) 69.800※
18位 加島駿祐主将(人4) 68.300※
18位 倉田晃利(環都3) 68.300
26位 安井優翔(シス理2) 64.100
※は団体メンバー
[男子団体総合]
2位 361.050
[女子個人総合]
20位 槌谷彩里裟(商4) 42.250
49位 山田莉葉(人2) 30.250
棄権 荻根澤遙(文3)
昨年のインカレで男子団体が2部に降格し、最短の1部復帰を目標に掲げる器械体操部。今シーズンの初戦となる関カレには、男子9名、女子2名が出場した。
最初に行われたのは男子個人の部。関大からは本木、倉田、安井が登場した。各自が集中力を保ちながら跳馬、平行棒、鉄棒、ゆか、あん馬、つり輪の順で競技を行っていく。関カレには初出場となった安井は、鉄棒で落下してしまうミスが。演技後には悔しそうな表情も見せたが、けがなく全種目を終えた。昨年の関カレで14位の倉田は安定した演技を見せる。あん馬でややミスが出たものの、ゆかでは11位となった。男子個人の部で最も活躍を見せたのは本木。中でも、つり輪では落ち着いた危なげのない技を実施。着地をきれいに決めると、関大の応援席からは「翼オッケー!」との声が。本人もガッツポーズで応え、種目別では6位に輝いた。

続いて、女子個人の部が午後からスタート。荻根澤は出場予定だったが、棄権となり槌谷、山田の2名のみの出場に。昨年のインカレ女子2部跳馬で準優勝の実力を持つ槌谷。この日の練習では着地がうまく決まらない場面が見られたが、本番ではしっかりと決め切り、観客席からも拍手が送られる。4位で惜しくも入賞は逃したものの、平均台では8位に入るなど健闘した。今回が初めての関カレとなった山田は、堂々と技を実施していく。点数こそ伸びなかったものの、笑顔で演技を終えた。

最後に行われたのは男子団体の部。関大は加島主将、神田、坊、津本、垣内、浅野のメンバーで挑んだ。加島主将は最初の種目のあん馬でミスが出るなど少し悔しい結果に。それでも跳馬ではきれいな着地を決め、種目別の10位に食い込んだ。津本は最初こそ調子が上がり切らなかったが、次第に技が決まり始める。跳馬、鉄棒では9位に入った。緊張した面持ちで臨んだ坊。ゆかで1つ目の技を決めると、観客席から拍手が響く。種目別のゆかで8位入賞を果たした。期待の新入生・浅野は落ち着いた表情で演技に入る。ミスが出た種目もあったが、バランスよくどの種目でも点数を獲得。初出場ながら個人総合では14位となった。昨年の関カレは棄権で出場できなかった神田。あん馬をミスなく終えると、続くつり輪もきれいに技を決める。鉄棒では6位に入るなど躍動し、西カレへ向けていいスタートを切った。昨年はけがであまり大会に出られず、今回が本格的な復帰となった垣内。あん馬、つり輪となめらかに演技を終えると、メンバーからも「皓成ナイス!」と拍手で迎えられる。種目別では鉄棒とあん馬の2種目で5位入賞を果たし、笑みがこぼれた。



強豪校の壁を越えることはできなかったが、1・2年生も活躍するなど明るい兆しも多く見えた今大会。器械体操部の次戦は5月に行われる西カレだ。今回の結果を糧に、それぞれの目標、そして男子団体1部昇格へ向け、歩みをさらに進める。【文/写真:中吉由奈】
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