2種目でメダル獲得!
◇第9回西日本選手権大会◇4月27・28日◇於:大阪府立漕艇センター
[女子シングルスカル]
〈1日目〉
予選1組 5着 戸井田 8:57.92
準決勝B 3着 戸井田 9:07.42
〈2日目〉
D決勝 2着 9:36.40
[男子シングルスカル]
〈1日目〉
予選1組 4着 田中 8:16.40
予選3組 3着 渡部 8:03.30
準決勝B-2 3着 田中 8:23.57
2着 渡部 8:13.82
〈2日目〉
C決勝 4着 田中 8:36:.15
3着 渡部 8:24.87
[女子ダブルスカル]
B:太田
S:宮前
〈1日目〉
予選1組 4着 18:13.40
準決勝B‐1 1着 8:12.36
〈2日目〉
C決勝 1着 8:42.47
[男子ペア]
B:松山
S:若松
〈1日目〉
予選2組 1着 7:53.41
準決勝A‐1 6着 7:55.35
〈2日目〉
A決勝 5着 8:16.10
[女子クォドルプル]
S:村上
2:足立
3:清水
S:谷川
〈1日目〉
予選1組 2着 7:37.01
準決勝A‐1 2着 7:39.27
〈2日目〉
A決勝 2着 8:02.37
[男子クォドルプル]
S:吉岡
2:村上
3:落合
S:松田
〈1日目〉
予選2組 3着 6:49.53
準決勝A‐2 3着 7:00.52
〈2日目〉
A決勝 6着 7:22.67
[男子舵手つきフォア]
B:札埜
2:池内
3:川口
S:島田
C:森合
〈1日目〉
予選1組 1着 6:47.95
準決勝A‐2 3着 7:02.89
〈2日目〉
A決勝 3着 7:13.33
昨年創部100年を迎えた漕艇部。101年目の戦いが開幕し、大会は2日間にかけて行われた。大会1日目は時々雨も降る曇り空の下でのレース。関大からは7種目が出場し、3種目が2日目のA決勝への切符を手に入れた。2日目は、晴天の下大会がスタート。女子クォドルプルは余裕を持ち2位でゴールした。男子舵手つきフォアは終盤まで順位争いを繰り広げ、3位に。2種目が表彰台に登った。
今大会は女子シングルスカルで開始。関大からは、戸井田黎(れい=社3)が出場した。初めてのレースは2000㍍で体力が持つか不安な面もあったが、緊張せずにレースに臨んだ。しかし、「体力面の不安から思うようにスピードを付ける漕ぎができなかった」と、予選を5着で終えた。午後の準決勝Bでは3着。2日目は、1日目のレースの反省点を踏まえ、ラストスパートをラスト200㍍から250㍍で入れるようにするなど改善する。他の艇に差をつけ、2着でゴールした。
男子シングルスカルには、田中仁翔(まさと=化3)、そして今大会が大学ボート初試合となった渡部元太(人1)が出場。午前のレースでは、田中は500㍍地点で他艇から遅れを取り、4位で予選を終えると午後の準決勝-Bに進む。渡部は500㍍地点を2番目に通過するも途中で抜かれてしまい、3着でゴール。田中と同じ準決勝-Bへ出場が決まった。1位通過の艇を追う形で、レースは進むが、追いつくことはできず。渡部が2着、田中が3着でゴールした。2日目は、ともにC決勝に出場。チームメイトからは、「いいよ、その調子」と声援が送られた。終盤にペースが落ち、他艇との差が縮まってしまうも逃げ切る。渡部が3着、田中が4着でレースを終えた。
女子ダブルスカルは、部員に声援を送られ、笑顔で蹴り出した。予選では、スタートで他の艇から遅れを取ってしまう。順位を上げることができず、午後の準決勝-Bに進んだ。準決勝では、他の艇より5秒早くゴールし2日目のC決勝に進む。2日目はスタートでわずかにリード。そのままリードを保ち、C決勝を1着で終えた。
男子ペアは予選で良いスタートを切る。しかし、中盤で他艇との差が生じ、全体5着で午後の準決勝Aに進んだ。準決勝では、他の艇を追う形でレースが進む。追いつくことはできずに6着でゴール。2日目のB決勝に駒を進めた。2日目は、500㍍地点を4番目に通過するも、レース後半に追い越されてしまう。斜めに進んでしまう場面もあり、タイムに遅れが生じ5着でフィニッシュした。
続いて行われた女子クォドルプル。2年生以下が3人と若い戦力で挑んだ。3チームがエントリー。予選では、追いつくことができず、1位と20秒差でフィニッシュする。午後の準決勝Aでもほぼ同タイムの差が生まれてしまった。その部分を改善するため、スタートを意識し、2日目のA決勝に挑んだ。3位には余裕の差をつける。しかし、1位とは序盤で差が広がり巻き返せず。2位でレースを終える。
男子クォドルプルは3、4年と上級生クルーで出場。安定感のある漕ぎを見せるも、順位には結びつかず。予選では、組3着に。午後の準決勝A-2では、500㍍を3番目に通過する。前との艇とは差が開いてしまい、順位を上げられずにゴールした。2日目のA決勝では、スタートから遅れを取る。差を埋めることができず、他の艇から大きく離され6着でゴールした。
関大勢最後に行われたのは男子舵手つきフォア。1レース目は、タイムを意識し挑んだ。中盤は他2艇とほぼ横並び。どの艇が1着になってもおかしくなかった。関大が前に出ると、最後に他の艇にペースを上げられる。だが、追い越されることはなく1着でレースを終えた。午後のレースでは、「スタートで失敗があった」(島田亮汰=法2)と他艇に抜かされる。3着でゴールした。2日目は、団子状態でレースがスタート。早い段階からスパートを掛け、関大が前に出ることに成功した。終盤、3艇がほぼ横並びに。後ろから他艇が追い上げてきたが、関大は積極的な漕ぎを意識し逃げ切る。3位でフィニッシュした。
今年、101年目を迎えた関大漕艇部。課題が残る面もあったが、次戦につながる良いスタートを切った。次の試合は来月に行われる関関戦前哨戦。昨年は引き分けで終わったが今年は勝利をつかみに行く。【文:写真/村中望乃】
▼村上弥優(社4)
「(下級生の漕ぎは)昨日はリラックスして漕げていたが、今日は風の影響もあってそこができていなかった。必死に漕ぐという感じだった。(レースに勢いをつけた部分は)最初を長めに入れたのと、最後に足で思いっきり勢いを付けていった。(関関戦への意気込み)去年負けているので、勝ちたい。勝てるクルーを組んで頑張っていきたい」
▼札埜力丸(政策4)
「(3位となった時)全体で練習に集まれることがなかったけど、皆で声や意見を出し合いながらやることができたのでこの結果になったと思います。(ガッツポーズが印象的でしたが個人としては)自分もかぜで、練習に行けず迷惑を掛けた。それでも皆が声を掛けてくれて、3位となって個人的にうれしかった」
▼池内聡介主将(法4)
「(練習で意識していたこと)まずは、リラックスして漕ぐこと。後は、最後、楽に運んでいけるような漕ぎにすること。(3位の気持ち)うれしいけど、もっといい位置に行きたい。(改善点は)体調面で良くなかったので、その部分の改善と練習面でもっと1つずつしっかりとやることかな。(結果が伸びない種目もあった)クルーを組んだ時よりも確実に良くなっているので、ここが踏ん張りどころだと思います」
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