◇ JOCジュニアオリンピックカップ2024年度全日本ジュニア選手権大会◇於・横浜武道館
[フリースタイル86kg級]
1回戦 ●渡邉0-11西山
[フリースタイル65kg級]
1回戦 ◯中村(不戦勝)
2回戦 ●中村10-0細川
[グレコローマンスタイル60 kg]
1回戦 ◯奥野9-0桃園
2回戦 ●奥野0-8中村
[フリースタイル82kg級]
2回戦 ◯稲本12-1増野
準決勝 ●稲本0-8吉田
関大から4人の選手が出場した今大会。稲本喬弘(人3)が3位に輝くなど各々の選手の活躍が光った。
フリースタイル65kg級に出場したのは、中村心瞭(人1)だ。1回戦は相手の棄権による不戦勝で勝利を挙げ続く2回戦。優勝候補に対して奮闘するも惜しくも負けてしまう。
続くフリースタイル86kg級に出場したのは渡邉隆人(安全2)。試合開始50秒で相手に場外に押し出され1点を失うとそこから連続で得点をとられてしまう。そこから相手に仕掛けるも逆に背中を取られピンチの状況に。しかし、ローリングポイントを取らせない。試合中盤では相手に再び場外に出され1点を失う。前半残り10秒では足を取られ4点を取られ後半へ。開始直後に相手に仕掛けるも相手に後ろを取られ0-11、テクニカルフォールで負けを喫する。
続くグレコローマンスタイル60 kg級に出場したのは奥野登夢(人2)。前半中盤に相手選手にパッシビティ(消極的な選手に与えられる)により1点を追加する。そこからローリングで得点を重ね、9-0で勝利する。続く2回戦では開始1分に背中を取られ2点を失い相手リードの状態に。なんとか流れを取り返したところだったが、惜しくも相手にフォールを決められ2回戦敗退となった。
関大から最後に登場したのは稲本だ。グレコローマンスタイル82kg級の2回戦から出場した稲本。試合開始直後から相手の背中を取り2点を獲得する。その状態から俵投を決め一挙4得点。その後もローリングで2得点と得点を重ね、12-1で勝利を収めた。続く準決勝。相手は高校生ながらアジアチャンピオンという強敵。試合序盤に稲本が仕掛けるもなかなか思うように試合を動かすことができず、相手のペースに持ち込まれてしまう。そこから0-8で準決勝敗退となった。しかし、強敵相手に奮闘。負けてしまったが次に繋がる試合となった。
関大レスリング部が次に迎えるのは春季リーグ戦。自らのレスリングで勝利に導いてくれるに違いない。今後の活躍に期待が高まる。【文/写真:湯浅あやか】
△稲本
「(今日の試合を振り返って)高校生だったので、無難に勝ちにいくっていうのと、久しぶりのグレコローマンの試合だったので、ちょっと新しい技を試したかったっていうのがあって、新しい技をやってみました。1回戦目はそこまで脅威じゃないって思っていたので、いろんな技を試してみました。準決勝の相手は、大学の枠じゃなくて、もう全部のカテゴリーの中のアジアのチャンピオンになってて、しかも高校生っていうところで。でもそれでも何かできるんじゃないかなと思って、ずっと策は練ってて、考えてはいたんですけど、やっぱ壁は高くて、技が決まらなくて、そのままやられちゃったって感じです(春季リーグ戦に向けて)春リーグはちょっと階級が変わって、今回82㌔だったんですが 86㌔になって、ちょっと体重も増やさないといけないので、残り2週間しかないんですけど、体重増やした方が有利なんで、体重頑張って増やして、結構厳しい試合にはなってくると思うんですけど、団体戦では少ない人数の中でも1人1人が勝ち切って、一部昇格を目指して頑張りたいです。」
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