◇2024年度関西学生春季リーグ戦◇4月13日◇於・桃山学院大学
[前半]関大14-11武庫女大
[後半]関大17-10武庫女大
[試合終了]関大31-21武庫女大
インカレ出場という目標を掲げ、ハンドボール部女子の戦いが始まった。試合開始から3連取と得点を重ね、流れを作る。リードを保ったまま後半戦へ。後半はさらに勢いを増し、10点差をつけて試合終了。2024年度リーグ戦は白星発進となった。
相手ボールから試合が開始する。果敢に攻める関大。上川華奈(商3)のパスを受け、矢野真尋(人1)がゴールを狙うも決まらない。しかし、相手の反則によりフリースローを獲得。フリースローは成功を収め、流れを作った。
その流れに乗り小田真子(法3)が躍動。ポストシュートを放ち、連続で得点を挙げる。そこからはお互い熱気を帯びた激しい攻防が見られた。一時は同点まで追いつかれるが、速攻で相手を圧倒し、さらに点差を離していく。勢いを加速させるべく、お互いを鼓舞する声が体育館に響き渡る前半19分、上川がシュートを決め、得点は10―6に。続いて、期待のルーキー矢野がゴール前に飛び込んできてネットを揺らす。関大が優勢のまま、前半が終わりに差し掛かかった。
しかし前半25分、関大の流れを断ち切るように相手がタイムアウトを要求。再開後、失点を許す。そして、相手との接触により、望月瑚雪(社2)がけがを負ってしまい、交代。すかさずタイムアウトを取り、再構築を図る。しかし、攻撃を上手く仕掛けることができず相手のカウンターにより失点し、14―11で前半が終了した。
前半終了間際、相手のペースに持って行かれたまま関大ボールで後半が開始した。なかなか攻撃を仕掛けられずに審判の手が上がる。カウントがされていく緊張感の中、小田がシュートを放ち、ボールはネットに吸い込まれた。一気に関大が流れを取り戻し、猛攻を続ける。攻撃だけでなく、ディフェンスの堅さも見せた。3連続得点を重ねたところで相手に追加点を与えてしまう。またもや接戦を繰り広げる。常に声が溢れる会場で、一際盛り上げたのは、池田真心都(法2)だ。相手のシュートを2連続で止め、追加点を許さない。
常に10点近く差をつけたまま終わりへ向かう。試合終了間際まで両者得点を重ねる。ラストプレーでは、上川が強烈なシュートを決め、試合終了の合図が鳴った。31-21と10点差をつけてリーグ初戦を勝利。
4年生が少ない中でも、圧巻のプレーを見せた関大。新入生の活躍も光り、さらなる期待が高まったリーグ戦初戦となった。持ち前の明るさと速攻を武器に、必ずインカレ出場を成し遂げる。【文:滝口結月/写真:村中望乃】
▼石坪彩瑛主将(社4)
「(特に試合の中で良かったところは)技術とかじゃなくて、悪い流れになった時でも自分たちで粘り強く守り切って(得点まで)繋げられたところです。(1番盛り上がったシーンは)ポストの子(=小田)が片手でキャッチしてシュート打った時は、すごく盛り上がったなと思いました。(次節への意気込み)この試合をベースにまた上に行けるように頑張ります!」
▼矢野
「(試合の中で気をつけていたことは)オフェンスの時にミスをしたら、相手は速攻が速いので、ミスを無くしてシュートで終わることを心がけました。(1番盛り上がったシーンは)ディフェンスで守ってから速攻が決まったときです。(試合を振り返って)まず1勝目なのでこのまま続けて勝っていけるようにこれからも頑張っていきたいです。(次節への意気込み)次の相手の分析をしっかりして自分がやってきたことを出せるように頑張ります!」
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