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◇第67回関西学生リーグ戦(エキシビジョンマッチ)1部A上位戦最終戦◇対同大◇11月22日◇関西大学たかつきアイスアリーナ

[第1P]関大2-2同大

[第2P]関大1-0同大

[第3P]関大1-1同大

[試合終了]関大4-3同大

【最終結果】優勝 関大

敗戦からおよそ1ヵ月。再び同大との試合を迎えた。優勝に向け、負けられない一戦だ。最終ピリオド(P)で同点に追い付かれるも、FW泉大我(人2)が決勝点を決め、関大に勝利をもたらした。

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前戦で白星を挙げた同大は、自信を持ち果敢に攻めてきた。試合開始35秒で先制点を奪われ、さらにその後、追加点を決められた。0-2とリードを許し、雲行きが怪しい試合展開に。しかし、FW泉大我(人2)が試合の流れを変えた。右サイドからパックを運び、ゴール前フェースオフサークル付近で中央に進路変更。FW佐々木隆弥(情2)が相手を引きつけていたため、ディフェンスが手薄になっていたところからシュートを放った。相手GKの逆を突き、まずは1点を返した。

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△泉

11分にはパワープレー(数的有利な状況)となり、チャンスが訪れる。上位セットがアタッキングゾーンでパスを回し、好機を伺う。なかなかネットを揺らすことができなかったが、パワープレー残り10秒で、FWロウラー和輝(商4)がパックをゴールに押し込んだ。2-2と試合を振り出しに戻した。

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△ロウラー

同点で迎えた第2Pは、攻守が激しく入れ替わる。FW嶋野瑛心(文1)とFW根本慎太郎(情1)がパックをゴール前まで運ぶも、得点には至らなかった。9分には、同大にゴール前で攻められるが、GK加藤陸(社2)が体制を崩しながらも守り抜いた。

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△嶋野
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△根本
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△加藤

もどかしい時間を打破したのが、FW佐々木隆。ゴール裏のFW泉からパックをもらい、左サイドから角度のないゴールを決める。見事、逆転に成功した。

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△佐々木隆

3-2で最終Pを迎えるが、3分に得点を奪われ、またしても同点となる。しかし、苦しい場面でFW泉がゴールを決めた。FW佐々木隆とFW高橋佑萌(人3)がゴール前で攻めていたところに、後ろからFW泉が加勢。FW高橋からFW泉へとパックが渡り、そのままシュートを放つ。パックはゴールへと吸い込まれていき、ネットを揺らした。

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この1点が決勝点となり、関大の勝利が決定。「チームのためにプレーしていた」とロウラーが振り返るよう、全員が王者の地位を守るべく戦い抜いた。今大会の8試合を通し、収穫や課題などさまざまなものが見つかったはずだ。無敗の関大に向け、新たな戦いはすでに始まっている。【文:遠藤菜美香/写真:竹中杏有果・牧野文音】

MG_8505-241x200 同大に雪辱果たし、関西王者死守
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▼ロウラー
「序盤に2点決められて、そこから崩れるかなと思ったんですけど。でもそのあとは、チームのシステム通りにみんな動いて、チームのためにプレーしていたと思うので。そこから逆転できて楽しい試合ではありました。(課題は)シーズン通して守りは良くないんですけど。今日は失点したのが、下級生のセットだったので、彼らにとってはいい経験だったのかなと思います。(後輩に残せたことは)自分はあまり派手な選手というか、プレーは結構してなくて。やるべきことをやるようにはしてたので、関大らしくプレーするのがどういうことかっていうのは見せれたのかなとは思います。全員がより良いチームを目指して、考えて行動したら劇的に変われると思うので、頑張って欲しいです。(今後の目標は)自分の長所であるシュートとかを次のレベルでも通用させられるように、もう一段階レベルアップできたらいいなと思います」

▼佐々木隆
「今日の試合は、結構相手も優勝がかかってたのでガツガツ来ていて。最初、僕のセットで連続失点してしまって、流れが向こうに行ってしまったんですけど、どこのタイミングかは忘れてしまったんですけどどこかのタイミングで自分たちの流れを引き戻せて、勝つことができた感じです。(課題は)自分のセットは結構、毎試合失点をしてしまっていて。ゴール前を開けてしまうのが課題だったので。それでまた失点をしてしまいました。(自身のプレーについて、心がけていたことは)シンプルなプレーを心がけて、とりあえず走って当たってシュート打つっていうのを心がけていました。(今後は)今年試合がもうなくて、次の試合が5月とかで結構先になってしまうんですけど、その間で今回の大会で得れた課題を直して、さらに進化して行けたらいいなと思います」

▼加藤陸
「自分が始まる前にみんなに、『内容は悪くても絶対勝とう』という話をしていて。自分自身の内容は良くはなかったんですけど、勝てた部分は本当に良かったかなと思います。終始、攻めて攻められてっていう展開がある中で、身体を張ってプレーヤーが守ってくれて、シュートまで届かせないっていう意思がすごくみられたので。自分も守らなきゃいけないなと感じて、守っていました。(課題は)簡単なシュートを簡単にさばくっていう、当たり前のことができていなかったので今日は。やっぱりそこをしっかり、また一から徹底的にやっていきたいと思います。(自信はつきましたか?)そうですね。去年までは1試合も出れないっていう状況が続いた中で、今年からちょくちょく試合に出ることができて。そしてこの優勝決定戦で抜擢されて勝つことができたっていうのは、一つの財産で自信にもなりました。本当に良かったと思います。(今後は)今シーズン終わって、4年生が1人しかいない中で接戦したり勝ったり負けたり。いろいろな試合があったんですけど、それを来年とほとんど変わらないメンバーで、また1年生が入ってくるので、そこで新しいチーム作りをしていきたい。今年のチームと来年のチームはまた違うので、また一から作り直して、無敗の関大を作っていきたいと思います」

▼泉
「最初に2失点して流れが悪かったんですけど、そこで1ピリに同点にできて終われて良かったのかなと。最後結局同点になって、また流れが向こうに行っちゃったんですけど、取り戻せて終われたので良かった。(自身の得点について)パックが出てきて、入れるしかないなと思っていたので入れることができて良かった。ディフェンディングゾーンの球出しがあまり良くなかったのは課題なので、修正していきたいなと思う。(リーグを振り返って)1回同志社に負けてしまって、関西で初めて負けたのを自分は経験したんですけど、最後勝ち切れたので良かったと思います。これから上位のセットにいたら、責任持ってフォワードとして得点できるように頑張っていきたい。関西で勝つことは当たり前なんですけど、来年は関東との試合もあると思うので、そこでいい結果を出せるように頑張っていきたいと思います」

▼根本
「前回負けたったこともあって、ここまでチームで修正とかをしてきたんですけど、最終的に勝てて良かった。次いつ試合ができるかも分からないですし、唯一、一人だけで頑張ってきた和輝さん(ロウラー和輝)も最後だったので、自分にできることを全面に出して頑張ろうと思っていた。(課題は)決定力ですかね。チャンスはたくさんあったのに今日は点が取れなかったので、決定力が欠けていたと思う。(リーグを振り返って)今年は4回生がいない中でのチームだったので、そういう面では新人戦みたいな感覚でできたんですけど、やっぱり関関同立とかとの試合はあまり上手くいかなくて、結構苦戦していたので、あまりうまくいかなかったという印象。(最優秀新人賞については)みんなのおかげで獲れたもので、それがたまたま僕だったので、全然こだわりとかはないですかね。でも素直に嬉しい。今年は4回生がいなくて、和輝さんがいなくなっただけのチームになるので、完成度の高いチームを作り上げて、この関西リーグでは無敵な関大に戻りたい、というか作り上げていきたいと思います」

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