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昨年王者・筑波大に敗れ、ベスト16

昨年王者・筑波大に敗れ、ベスト16

第71回全日本学生優勝大会◇11月5日◇Asueアリーナ大阪◇

[1回戦]◯関大2ー0東京農大
△寺前0-0
△栗原1-1
◯範國1-0
△藤井0-0
△宮本0-0
△内城0-0
◯舘井2-1

[2回戦]◯関大6ー1東北学院大
◯寺前2-0
◯栗原1-0
◯範國1-0
◯藤井2-0
●宮本0-1
◯内城2-0
◯舘井2-0

[3回戦]●関大1ー4筑波大
△寺前0-0
●栗原0-1
●範國0-1
△藤井0-0
●宮本1-2
◯内城2-0
●舘井0-1

関西学生優勝大会を2位で通過した関大は、全国の舞台で戦いを迎えた。3回戦では昨年度優勝校の筑波大学と対峙(たいじ)。今年もベスト16で幕を閉じた。

試合は7人制のトーナメント方式。5分3本勝負で行われる。初戦は東京農業大。先鋒の寺前俊佑(人2)は0ー0で引き分けに。続く次鋒の栗原蒼空(経3)は4分過ぎに面で1本を取ったものの、約30秒後の終了間際に面を食らい、引き分けとなった。範國智也(商4)は中盤で面を決めると、慎重にお互いの様子をうかがう。そのまま時間が迫り、1勝目を挙げた。藤井魁大(人4)、宮本周次郎(安全4)、内城毅(法4)は3人とも引き分け。大将の舘井慎太郎主将(経4)は、相手の面を受けると、鍔迫り合いに。隙を突いてそのまま面を決め、1本を取る。このまま制限時間を迎えたかったが、5分に差しかかるところで1本を許す。しかし一気に間合いを詰め、2本目をものにした。

△内城

続く2回戦は東北学院大と相まみえた。寺前はわずか2分足らずで面、胴で2本勝ちを収める。栗原、範國は面で1本勝ち。藤井は面を決めた直後、試合が再開した途端にすかさず胴を打ち込む。その間はわずか10秒ほど。華麗な2本勝ちで次の宮本へ。宮本はこう着状態が続いていたが、相手は小手を狙ったように見せかけ、面を1本。そのまま0ー1となった。内城は相手の面に応じ技をかけ、胴に打ち込む。ほとんど同時に動いたが、内城の方が一足早く、またしても胴で2本勝ちとした。最後の舘井は、立て続けに2本を取る。飛び込み面などで相手に隙を与えなかった。

△宮本
△範國

2回戦を快勝で突破した関大は、昨年のインカレで優勝した筑波大と対戦。寺前は一進一退の攻防の結果、引き分けに。栗原は出ばな面を、範國は面で1本負けを喫した。藤井は0ー0で引き分け。宮本は応じ技で面を食らったが、直後に面を仕かけ、1本を取り返す。だが、終盤で面を打ち込まれ、惜しくも負けてしまった。続く内城は、立て続けに面、胴で2本勝ち。3回戦で初めて関大に勝利をもたらした。舘井はほとんど同時に攻撃を仕かけたが、わずかに相手が突きで1本負け。王者に敗れ、関大の挑戦はここで途絶えてしまった。

△舘井

昨年に引き続きベスト16で終幕。率いてきた4年生はここで引退となる。さらなる高みを目指し次世代が躍動する。【文:貴道ふみ/写真:速水咲良】

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