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終盤に同点弾を決め、優勝の可能性を残した

終盤に同点弾を決め、優勝の可能性を残した

◇第101回関西学生リーグ後期第10節◇対京産大◇11月5日◇大阪体育大学・人工芝サッカー場◇

【前半】関大0ー1京産大
【後半】関大1ー0京産大
【試合終了】関大1ー1京産大

GK 山田和
DF 川島、髙橋直、木邨、吉村瑠
MF 真田、谷岡、三木仁、菊地
FW 百田、西村真

前節、大体大に大勝を収め、首位・京産大までの勝ち点3差を維持した関大。今節は、京産大との天王山となった。勝てば優勝、負ければ優勝の可能性が完全消滅する大一番。試合開始から両チーム集中したプレーで決定機を作らせない。しかし、前半30分にセットプレーで先制を許す。最低でも勝ち点1が必要な関大は後半開始早々から終始相手ゴールに迫るもネットを揺らすことはできない。だが、このまま敗戦かと思われた後半アディショナルタイムにFW百田真登(経4)が今季20ゴール目となる同点弾を押し込んだ。試合はそのままドローで終了。最後に意地を見せ、目の前での胴上げは阻止した。この結果により、関大の自力優勝は消滅。他力にはなるが、まずは8日に行われる他大学の結果が出るまでは優勝の可能性をつないだ。

京産大のボールで試合が開始した。前線からの守備により相手陣地でボールを奪い、コーナーキック(CK)を獲得。CKのクリアボールをMF真田蓮司(法1)が拾い、FW西村真祈(法4)にパスを出す。FW西村真が上げたクロスをDF吉村瑠晟(経2)が頭で合わせるが、惜しくも枠外へ。

再びチャンスが訪れる。DF木邨優人(政策3)のロングパスにMF真田が抜け出すが、相手GKの好守備でシュートに持ち込むことはできなかった。攻めの姿勢を崩さないまま、MF谷岡昌(社4)、DF髙橋直也(経4)、MF三木仁太(政策2)、MF真田のビルドアップから、DF吉村瑠がクロスをあげ、FW百田がFW西村真に折り返すも、相手DFにクリアされ、決定機を失う。

ここから攻められる時間帯となった。相手の攻撃を防ぐDF木邨のプレーが目立つ。そして、後半29分に試合が動いた。自陣でのミスから相手にボールを奪われ、ピンチを招くが、1度はDF川島功奨(社3)がブロック。しかし、CKを獲得されてしまう。相手のCKをヘディングで合わせられるも、DF吉村瑠、DF谷岡がブロックするが、相手にシュートを打たれる。再度、DF川島がゴールを守るが、こぼれ球を押し込まれ先制点を献上した。

前半のうちに追いつきたいところ。FW西村真とDF吉村瑠の連携で左サイドを崩し、ゴールへ向かうが、相手に阻まれシュートを打つことができない。DF髙橋直のパスは相手にブロックされるがCKを獲得する。ラストチャンスを決め切りたいところだ。CKからのボールをDF髙橋直が頭で合わせるも枠外へ。0-1と追う形で試合を折り返した。

△木邨
△川島

MF真田に代わり、MF堤奏一郎(社4)が投入され後半が開始した。開始直後からDF木邨のロングパスを受けたMF堤がドリブルを仕掛け、CKを獲得する。DF木邨とMF菊地がシュートの体勢を作るも、相手にブロックされ、再びCKを獲得。DF髙橋直がヘディングでゴールを狙うが、惜しくもポストに。絶好のチャンスをものにすることができなかった。

DF川島のスルーパスを中央でFW百田が受けシュート。しかし相手GKにキャッチされる。DF吉村瑠に代わりDF吉本武(情4)を投入。攻撃の幅を広げたいところだ。相手のファウルにより直接フリーキックを獲得。MF堤のシュートは相手GKにセーブされそのままCKを獲得する。CKは相手GKに弾かれ、MF三木仁がダイレクトでシュートを放った。しかし、ボールは枠外へ。MF谷岡のパスを中央にいたFW百田が頭で合わせるも、惜しくもゴールにはならない。

DF髙橋直からDF吉本、そしてFW西村真の連携によりチャンスが訪れるものの、再び枠外へ。DF吉本からの絶妙なクロスをFW西村真が触ることができず、タッチラインを割った。MF菊地に代わりDF桑原航太(社1)を投入。さらに勢いが増し、終盤に差し掛かりチャンスが増えていく。DF吉本のスルーパスはゴール前でFW西村真が受けシュートに持ち込むが、相手GKにキャッチされる。ここからシュートラッシュが続くものの、なかなか決め切ることができない。

GK山田和季(社2)、DF木邨も攻撃に参加する場面が見えた。そして、アディショナルタイムに同点弾を決め込む。DF吉本のアーリークロスにFW百田が合わせて執念のゴール。これにより、百田は関大で初の学生リーグでの累計20ゴールを達成し、再び得点ランキング首位に返り咲いた。ホイッスルが鳴るまで逆転の可能性を信じて走り抜いたが、追加点はなく試合終了。後半最後に優勝の可能性を残した。

△吉本
△百田

勝てば自力優勝に大きく前進できる状況であっただけに悔しい勝ち点1に。それでも、アディショナルタイムでの同点ゴールは奇跡の逆転優勝への序章だったのかもしれない。自力での優勝はなくなったが、いずれにしても優勝へは最終節の同大戦での勝利が絶対条件。勢いをつけて全国の舞台へ挑むためにももう1週間トレーニングに励む。【文/写真:大森一毅・滝口結月】

▼MF谷岡
「入りからそこまで悪いわけではなかったが、決定力不足や質1つ1つの質が足りなかった。あれだけ押し込んでいて1点しか取れなかったのは課題に感じた。(ボランチ起用が続いているが)まだまだポジションや質、前へのパスの供給はできていないと感じている。攻撃のところでもっと質を上げていきたい。()同志社戦の前に結果は出るが、自分たちは優勝の可能性が消えても気を抜いたプレーをしてしまったら応援してくださっている人たちに申し訳ないことだし、インカレに向かって最後までやる必要がある。優勝は他力次第になるが、そんなことは関係なくやることをやってしっかり準備していきたい」

▼FW西村真
「今日の試合は入りのところはチームとしてやらないといけないと話していた。球際や決められた場面では良くなかったし、まだまだ足りなかった。後半はしっかり前からいけて、最後の最後追いつけた。応援の力が背中を押してくれて引き分けにしてくれたと思う。(京産大への対策は)10番の食野や7番の福井がキーマンになるだろうと話していた。そこにパスを通させないようにというのは徹底していた。でも、前半はやられてしまう部分もあり、全国に向けては改善していかないといけない。(次節に向けて)自分たちは同志社相手にやるしかない。他の会場のことはどうにもできないので、自分たちは同志社相手に勝つというところをしっかり準備していきたい」

▼FW百田
「チームとしてすごく苦しい状態だったが、応援も含めてしっかり後押ししてくれたことで、勢いを感じていた。DF吉本が持った瞬間にあいつなら上げてくれると信じて走り込んだし、そこにしっかり良いボールをくれたので、あとは気持ちで押し込むことができた。(失点したことについて)崩されて失点したシーンはなく、セットプレー1本で、追う展開になってしまった。しかし、そこは自分たちの力をしっかり出し切れば、逆転できるというのはみんなわかっていたので、それを信じて走ろうという話はしていたが、最後逆転できなかったのは自分も含めて力不足かなと思う。(CKから失点する場面が多いことについて)チームとして、今週もしっかり守備の準備というのはできていたつもりであった。昨年の全国大会出た全ての大会、今年の法政大学にも、イレギュラーが起こって失点が重なっている。まずは、関西のところから失点しないような準備をしないとインカレでは通用しないのかなというふうには思う。(次節への意気込みは)他力っていうところもかかってくる。自分達ができることは、まずしっかり同大に勝ちきって、他の結果を待つということなので、やれることをしっかりやれるように1週間良い準備をしたい。自分も得点王というところがかかっているので最後しっかり得点取って、チームに貢献できるように頑張りたい。(1試合前に望月が得点を取って)望月想空(関学大)と古山兼悟(大体大)の2人とは日頃からコミュニケーションを試合会場等で取りながら、お互いに刺激を受けながら、また、与えながらできている良い関係。関大で20点超えた選手も今日初めて僕になり、そういった面でも、関大一高出身の選手が今関大にいて、関西学生リーグで得点王になるというのはすごくこう意味のあることなのではないかとは自分も思っている。しっかり最後達成できるように仲間の協力も必要だが、まずは自分のできることをしっかりやって準備したい。(奈良クラブ加入で)奈良のファン・サポーターの皆さんもタイトルを取ってくれる選手を期待してくれていると思うし、SNSを通して試合前に声をかけてくれる方もいるので、そういった方々の思いも背負って得点王になりたい。(成長できた要因は)自分たちの代は特に弱い代というふうに言われて入ってきて、反骨心のような、見返してやるんだという気持ちを持ちながら、1年生含めてみんなで競い合いながら取り組んできた結果が3年生と4年生のときの結果、今の状態にはつながっていると感じる。4年生の姿勢というのは、しっかり後輩に引き継がれているとは思う。また、チームメイトに助けてもらいながら、得点を取れているので、みんながパスを頑張ってつなげてくれているから自分の得点のところにつながっていると思う。そこはチームのみんな、名前を出すとしたらFW浅田彗星(人2)とかGK安田翔吾(シス理3)とか、そういった選手が1番最後まで練習も残ってやっているので、そういった選手もいるからこそ結果を出さないといけないなと感じている。(FW西村真について)1年生の時からずっと、カテゴリーが一緒で2トップを組んでやっているので、試合中に多くしゃべらなくても、コミュニケーションが取れている状態である。やっぱりお互い負けたくないという気持ちがあるし、去年はFW西村真が試合に出続けて、アシスト王を獲得し、デンソーに参加したので、自分も負けてられないなという気持ちで今シーズン臨んだ。1番仲いい仲間であり、ライバルの関係」

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