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◇全国大学選抜選手権大会2回戦◇対中京大◇10月31日◇富山県岩瀬スポーツ公園ソフトボール場◇

中京大110 030 3=8
関 大000 001 3=4

1(遊)粟井
2(左)佐々木
3(中)中岸
4(一)高濱
5(投)辰巳
6(右)尾崎
7(補)田中
8(DP)東
9(三)藤井
FP(ニ)吉田

(中)守谷、湯浅、久本-高屋敷、田辺、高屋敷
(関)辰巳、和田-田中

初戦を快勝し、迎えた2回戦。中京大との戦いは厳しい展開となり、常にリードされていた。最終回に3点を奪うも、逆転はかなわず敗北を喫した。

1、2回と先頭打者を歩かせてしまうと、大きな当たりを打たれることはなかったが、内野ゴロやバントで地道に走者を進められる。どちらの回もヒット0で得点を奪われ、流れをつかめないまま進んでいった。

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△吉田圭佑(2年)

3、4回は両チームともに三者凡退におわり、2-0のまま5回の攻撃を迎えた。中岸健登主将(4年)が「ここ辛抱しよう」とチームメートに声を掛け、守備に臨む。無死一塁で9番打者にライナーを打たれるが、投手辰巳大樹(3年)が素早く反応し、捕球。そして、一塁に送球し、走者もアウトに。2死走者無しとなったが、ここから二者連続で四球を与えてしまった。3番打者に二塁打を放たれ、2点を奪われる。さらに、4番打者にも左翼に運ばれ、1点を追加された。5-0と大きくリードを奪われた。

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△辰巳

6回の裏、ついに関大のスコアが動く。1番粟井朋弥(4年)が四球で出塁すると、3番中岸の二塁打で2死ながらも二、三塁に。そして、続く4番高濱友裕(4年)も二塁打を放ち、1点を返した。

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△中岸主将
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△高濱

しかし、7回の表、上位打線に捕まり、3点を奪われる。8-1で関大は最後の攻撃に臨むこととなった。1死から尾崎智康(4年)がセンター前ヒットを放ち、出塁。続く田中大輝(1年)も出塁すると1死一、二塁のチャンスが訪れる。ここで打席に入ったのは、堀谷優貴(4年)。見事、左翼にヒットを放ち、1点を追加した。その後の藤井浩貴(3年)も三塁打を放つ。走者を2人返し、スコアを8-4とした。粟井は打ち取られたが、佐々木永羽(1年)が死球で一塁へ。2死一、三塁で主将・中岸が打席に入る。仲間の声援を背に、投手と対峙(たいじ)するも、二ゴロに倒れる。逆転はならず、8-4で試合終了となった。

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△堀谷

2回戦敗北で全日本インカレは幕を閉じ、4年生は引退となった。負けてしまったものの、この試合の得点には4年生が絡んでいる。最後に最上級生が見せてくれた勇姿は後輩の目に焼き付いたはずだ。その姿を、思いを受け継ぎ、新たなスタートを切る。【文/写真:遠藤菜美香】

MG_5310-コピー-300x200 逆転かなわず、2回戦敗退

▼中岸主将
「(今年一年を振り返って)楽しかったけど、いろいろ我慢があった。冬はしっかり練習できたんですけど、春からはコロナがあって練習できなくなった。(今日の試合を振り返って)2試合目、初回、2回と相手に点を取られてビハインドだった。その中でも関大らしい雰囲気でできたのは良かったと思う。でも、相手ピッチャーの球が速くて、いいボールを投げてきていたので、そこで点を取れなかったのが敗因かな。点の取られ方もヒットを打たれてというわけじゃなく、フォアボールとかだったのがもったいなかった。防げた点だったと思う。(主将として意識したことは)まずはチーム力を高めたいと思っていた。個々の力はみんな良いものを持っているんですけど、それだけじゃ勝てないっていうのは前の代から思っていた。なので、チームとして勝てるように、ボトムアップもそうですし、雰囲気を良くしようと思って取り組んだ。(関大ソフト部での4年間を振り返って)僕は野球をしようかと思ってたんですけど、結局ソフト部に入って。主将をしたいとかはなかったし、他の子に任せて自分は自分のことだけ頑張ろうって思っていた。でも、自分の代になるにつれてもっと本気で頑張りたいなっていう思いからキャプテンをやらせてもらった。4年間楽しみたいなと思っていたので、楽しめたのは良かった。(他の同期は)本当に個性が強いメンバー。まとめなきゃいけないけど、みんなプライドもあるので、そのプライドも傷つけたくないと思っていた。ぶつかることもあったけど、良い同期やと思う。(下級生は)うまさとかは技術面で言えば悪くない。ただ、チーム面で言えばまだまだかなと思う。でも、そこはこれから伸びるところだと思う。性格面で言えば、僕らほどではないにしてもガツガツ行っても良いんじゃないかな。みんな仲良しっていう感じなので、だれか1人か2人でも俺がやるんやって言う子が出てきてくれたら良いチームになると思う。だから、1から4年の全体で見たら良いチームだったと思う。キャプテンの藤井を中心に、キャプテンに頼りすぎないように。お互いが支え合って、チームとして強くなってほしい。(後輩にメッセージを)正直、わがままを言ってきた僕らの学年なんですけど、3年間1番わがままを聞き続けてくれた学年なのでありがとうって言いたい。これからは僕らを越えてほしいと思います」

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