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悔しい黒星に

悔しい黒星に

◇第53回西日本選手権大会◇対福岡大◇8月10日◇於・スカイホール豊田◇

[前半]関大11ー11福岡大
[後半]関大10ー11福岡大
[試合終了]関大21ー22福岡大

予選リーグ2日目は福岡大と対峙(たいじ)した。点の取り合いが続いた前半。相手の1点リードで迎えた前半残り10秒で上川華奈(商2)が同点ゴールを決めた。そのまま試合は後半へ。序盤で2点リードされてしまうが取り返す。しかし、終了間際に相手が追加点。悔しい黒星となった。

相手ボールから始まった前半。先制点は相手に取られてしまうが、相手の速攻をGK大西葵(商3)が止めると関大の流れに。石坪彩瑛(社3)の連続得点、小田真子(商2)のポストシュートで点を重ねる。反則で関大が数的不利となるも、上坪が連続2得点を決めた。

その後、相手も連続得点を決める。関大はこの流れを断ち切りたいところ。ここで信夫麻希(経4)がサイドシュートを決め同点に追いついた。続いて、小田、小嶋彩華(商2)のパスに反応した石坪のスピードに乗ったシュート、小嶋の速攻で点を重ねる。しかし、終盤にタイムアウトを挟んだ相手に連続得点を許し1点差に。関大も残り30秒を切ったところでタイムアウトを要求し、追加点を狙う。残り10秒で上川が点を決め、同点で試合を折り返した。

前半の終盤に相手にレッドカードが与えられたため、関大に数的有利な状態で後半がスタート。すぐに上川が点を決める。しかし、相手のスピードに乗った攻撃を、止め切ることができず、相手に連続3得点を許す。流れを変えたい関大はタイムアウトを要求した。タイムアウト後に石坪が連続で4得点を決め同点となった。ここで相手に反則が出た。点差をつけたいところで戎井琴音主将(商4)がサイドシュートを決めると、チームはガッツポーズを見せた。

試合が残り10分を切ると、点の取り合いが続く。残り3分で2点を追う展開。スピードをつけて攻撃をする関大に相手ディフェンスも対応し、激しい攻防が続いた。小田、石坪の得点で同点に追いつき試合は残り1分を切る。タイムアウトを挟んだ相手を守り切りたいところだったが、悔しくもかなわず。ラストに取り返しを狙うも、相手の必死なディフェンスに阻まれてしまい、1点差で黒星となった。

勝てばインカレ出場が近づいた一戦だっただけに悔しさの残る結果となった。明日、西日本選手権大会最後の試合が控えている。【文:村中望乃/写真:松尾有咲】

▼上川
「今日の試合は始めてやる相手で分析はしていたけど、試合しながら探りながらやりました。みんなディフェンスから流れを作れたのは良かったんですけど、シュートで決め切ることができなくて詰めの甘さがそこで出てしまったとは思います。(同点ゴールを決めた気持ち)1点欲しくて、必死にやっていたので決まれと思いながらシュートを打ちました。決まった後は追いついた!という気持ちでした。(次戦に向けて)勝っても負けてもインカレにつなげられないんですけど、秋リーグにつなげるためにオフェンスもディフェンスも全員が細かいところまで徹底して勝って終われるようにしたいです」

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