◇2023年度第49回西日本大学女子選手権大会◇予選グループ戦◇対名院大◇7月6日◇於・広島県立総合体育館
[第1セット]関大28―30名院大
[第2セット]関大26―24名院大
[第3セット]関大25―22名院大
[セットカウント]関大〇2―1名院大
春季リーグは悔しい7位に終わった児玉光涼主将(文4)率いる関大女バレ。西カレ初戦は名院大との一戦だ。激しい点の取り合いを制し、決勝トーナメント進出を決めた。
第1セットは相手の連携が乱れたところに、日野美里(人4)が押し込み先制。その後も嶺明華(人3)や日野のライトからの攻撃が決まり、リードを広げていった。しかし20-16から5連続得点を許すと、流れが徐々に相手に傾いていく。内田千晴(人2)のコート奥を狙ったスパイクや、川上良江(文3)の速攻で食らいついたが最後は力負け。長いデュースの末、第1セットを落とした。
予選グループ戦は3セットマッチのため、もう落とせない第2セット。序盤、伊関万絢(まひろ=文2)のスパイクは2度相手に阻まれたものの、3度目で得点。粘り強いプレーで、試合の主導権を握る。しかし終盤、またも5連続得点を許し追いかける展開に。内田のサービスエースや伊関のブロックアウトなど4連続得点でたたみかけたが、直後に相手も4連続得点。マッチポイントを握られてしまったが、粘りのプレーでデュースに持ち込み第2セットを勝ち取った。
勝負の第3セットも、拮抗(きっこう)した展開が続く。積極的なプレーで相手のミスを誘い、3点リードでコートチェンジを迎えた。鍋井識里(文4)がネット際の球を体で受け、ラリーをつなぐなどの好プレーも目立ったがまたも5連続失点。その後は点を取り合う苦しい状況が続いたが、伊関の強烈なスパイクや川上の速攻が光った。最後も伊関が決め切り、予選グループ勝ち抜けを決めた。
手に汗握る接戦を制し、あす以降の決勝トーナメントへ駒を進めた。西日本の舞台でも関大らしいバレーを展開し、狙うのは頂点の座のみだ。【文/写真:島田采奈】
コメントを送信