◇第46回総合関関戦◇6月4日◇対関学大◇於・関西学院大学総合体育館
[前半]関大15-13関学大
[後半]関大15-15関学大
[試合終了]関大30-28関学大
昨年の関関戦は大敗。そして、今年の春季リーグで関大の連勝を止めた関学大。関大はリベンジを果たすべく、関関戦に挑んだ。試合前半は関大がペースをにぎる。山田凌裕(経4)のシュートで点差を広げた。そのままの勢いで後半も関大ペースで試合が進むかと思ったが、関学大が立ちはだかる。相手がギアを上げ、開始10分経ったところで同点に。GK田中星矢(人2)や山田が意地をみせ、関学大に関大の点を超えさせなかった。残り時間5分を切ったところで関大に流れが訪れた。そのまま走り切り、関大が勝利した。
関学ボールで試合開始。先制点を関学大に奪われるかと思ったが、ここはボールがゴールポストに当たりはずれ、松本大昌主将(文4)のシュートで関大が先制点を得る。その後も、池原大貴(社4)のシュートや土岐勇斗(文2)のポストシュートが決まる。試合中盤には、松本主将が相手のこぼれ球をそのままシュートし、得点。有本晃人(法4)が7㍍付近からのシュートも確実に決め切り、3点差をつけた。リードし迎えた終盤、松本主将の外れたシュートを山田が取りゴールを決め、1点を無駄にしない。しかしその直後、相手にパスカットされ、そのままゴールを決められてしまった。だが、ここでも山田が点を取り返す。前半終了間近に相手にシュートを決められ、2点差で後半へ進む。
応援席が盛り上がりを見せる中、後半開始。開始2分、松本主将が速攻で勢いあるシュートを決めた。しかし、その約2分後、相手も速攻。1点差になってしまう。松本主将、山田のシュートフェイントのパスを受け取った田原蓮(人4)が左サイドからシュートを決め、点差を元に戻す。
しかし、関大のシュート決まらない時間が続き、9分が経った辺りから相手が勢いに乗り始めた。ここで1点差に詰め寄られる。ゴールを入れられたくないところ。GK田中がサイドシュートを止めたが、直後にゴールを決められ、同点になってしまった。波に乗った相手が再び攻撃を仕掛けた来たが、山田がパスカット。観客席からは大きな歓声が上がった。しかし、ここで関大が2分間の退場をもらい、苦しい場面で1人プレーヤーが少なくなる展開となった。相手は1点を追加し関大は1点ビハインド。キーパーを下げ、オフェンスに臨み、有本がすぐさま取り返した。一進一退で試合は進むと、後半18分で再び同点になってしまう。点を決めたい時間に山本薫(情4)の不意を突いたランニングシュートが美しく決まる。その後関大はタイムアウトを要求した。迎えた終盤、関大の反撃開始。上ノ原龍哉(人4)サイドシュート、山田のバウンドシュートが連続で決まる。白井祐登(人3)が相手のパスをカットし、受け取った山田から木村道人(文4)が速攻でシュートを決め切った。GK田中も2連続で相手のシュートを阻止。
勝負は残り3分。3分で1点差という手に汗握る手展開となった。観客席の応援もさらに大きくなる。決めなければ相手に逆転をされてもおかしくない。ここで山田がネットを揺らし、控えの選手たちはガッツポーズを見せた。その後、7㍍スローを与えてしまい再び1点差になる。試合残り50秒で山田が力強いシュートを再び決め、2点差をつけ試合終了。選手たちは笑顔で試合を終えた。
大きな声援に終始包まれた会場でリベンジを果たした。「4年生が主体で試合に挑んだ。4年生にとって最後の関関戦をいい形で終えれたのは嬉しい」と松本主将は試合後に笑顔を見せた。必ず点を決めたい場面で意地を見せゴールを決めるプレーヤー、苦しい場面でゴールを守り切るキーパー。素晴らしいチームワークを見せ、伝統の一戦を戦い抜いた。次は西カレでその抜群なチーム力を見せてくれるだろう。【文:村中望乃/写真:村中望乃、森奈津子】
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