◇2023年度関西学生春季リーグ最終日◇対大体大◇5月21日◇於・大阪経済大学
[前半]関大14ー16大体大
[後半]関大15ー15大体大
[試合終了]関大29ー31大体大
決着をつける時が来た。昨秋のリーグ戦では、引き分けとなった関大と大体大。雪辱を晴らすべく、今試合に挑む。試合開始から均衡が大きく崩れることなく、2点差で後半につなぐ。中盤には流れに乗り、反撃ののろしを上げた。しかし、相手の背中をとらえきれず、29ー31で敗北した。
相手ボールから始まった前半。開始から両者堅いディフェンスを見せる。その中で、松本大昌主将(文4)が1点目を決めた。すぐさま相手も得点するが、再び松本主将が中央から高さのあるシュートで得点。両者互角の展開で試合が進んだ。中盤は相手に連取され、1点を追う形に。しかし、右サイドから木村道人(文4)がループシュート、上ノ原龍哉(人4)が1対1を決める。9ー8とすぐさま逆転した。守備では、池原大貴(社4)や、羽渕晴一朗(情3)が相手シュートを打たせない好守備を見せる。
再び1点を追う展開に。松本主将や白井祐登(人3)を中心にシュートするも、相手の堅守に阻まれる。その中で、小田航平(人2)がディフェンスを振り切り得点。同点に追いついた。しかし、ここから相手が4連続得点。10ー14と引き離されてしまった。
このピンチを打開したのは木村だ。全員でディフェンスから速攻につなげると、木村が1対1を2連続で決める。相手はたまらずタイムアウトを要求。前半終盤には、GK若宮宏希(安全2)がナイスセーブを見せる。その前後で上ノ原や松本主将が得点した。試合は14ー16と、まだまだ勝敗の分からないスコアで折り返した。
後半開始直後から、関大は堅いディフェンスで守る。しかし、得点できない間に4連取されてしまった。すかさずタイムアウトを挟み、立て直しを図る。すると、松本主将が相手ディフェンスがひしめくところから、2連取した。続けて木村、再び松本主将が決め、じりじりと点差を縮めた。その後は両者点の取り合いに。
中盤からは山田凌裕(経4)や有本晃人(法4)がコートに入り、流れを変える。山田の得点から右サイドの有本、木村が立て続けにシュートを決めた。残り5分に差しかかるところで26ー27。まだまだ逆転のチャンスは残っている。しかしその後は、両者が交互に得点し、点差を縮めることはできず。29ー31で大体大に惜敗した。
春季リーグは7勝2敗。最終順位は3位となった。「勝つことだけを意識してみんなで頑張ったけど、課題が見つかる試合だった」と松本主将。今年はまだ始まったばかり。高い攻撃力と、アグレッシブな守備を武器に、さらなる進化を遂げる。【文/写真 : 松尾有咲】
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