◇2023年度関西大学連盟春季リーグ戦第11日◇対親和大◇5月21日◇於・関西大学東体育館
[第1セット]関大17ー20親和大
[第2セット]関大22ー25親和大
[第3セット]関大15ー25親和大
[セットカウント]●関大0ー3親和大
春季リーグ戦もついに最終戦を迎えた。対するは、全勝で首位の親和大。ホーム開催のため、応援団も駆けつけ、関大一丸となって戦い抜いた。しかし強敵・親和大を倒すことはできず。最終結果7位で終幕となった。
第1セットは4連続得点で先制され、主導権を握られたかのように思われた。相手の連続得点を止めたのは伊関万絢(まひろ=文2)だ。レフトから強烈なクロスを打ち初得点。伊関に続き、けがから復帰した内田千晴(人2)もスパイクを決める。児玉光涼主将(文4)の放ったサーブを相手がレシーブできないなど、一時は2点差まで迫った。しかし連続得点を許し、差はまたしても広げられる。そのまま第1セットは奪われた。
児玉主将のサーブで始まった第2セット。序盤は4ー10と大幅にリードを許した。土屋美咲(情1)がスパイクでもサーブでも活躍。さらに、内田、伊関のスパイクを中心に徐々に差を縮め、川上良江(文3)のアタックで同点に。伊関のスパイクも決まり、ついに逆転に成功。このまま1セットを奪いたいところだったが、4連続得点を許し、第2セットも落とした。
無敗の親和大との一戦に爪痕を残したい関大。序盤は関大が優勢にゲームを展開、互角の戦いを繰り広げた。土屋のスパイクに日野美里(人4)と内田のブロックも決まり得点を重ねる。長いラリーになるが、相手が粘り強く球をつなぎ、得点を奪われてしまう。サービスエースも許し、相手の流れに傾いた。失点しても集まって励まし合う。しかし親和大にストレート負けを喫した。
昨季王者として臨んだ今リーグは、5勝6敗と負け越し7位で終幕。それでも練習のサポートや応援が評価され、ベストサポーター賞を受賞した。順位としては悔しい結果となったが、立ち止まっている暇はない。西日本の舞台では、さらに大きくなった児玉女バレの「全員バレー」が見られるはずだ。【文/写真:貴道ふみ】
▼児玉主将
「今まで当たってきたチームの中で一番つなぎが良かったり、守備が堅かったり、粘り強さで戦ってくるチームだったので、その粘りに負けないように、自分たちの守備力を生かしてつないでいこうという意識で1週間やってきました。最終戦でホーム戦ということもあって、勝ちにもこだわりたかったんですけど、一番は全員が素直にバレーを楽しむ。そこに結果がついてこれば一番良いかなと思って、それを一番に掲げて挑んだ一戦でした。相手にリードされてる場面であったり、自分たちがあまり勢いに乗れていない場面もありましたが、自分たち上級生から後輩たちに対してや、後輩からも前向きな言葉であったり前につながる声などがあって。負けている展開であっても、すごい笑顔でプレーして、1点取った時の笑顔や喜びなどのチーム力は良かったと思います。それでも技術面で詰めないといけないところや、リーグ戦を通して見つかった個人の課題。チーム全体で相手に勝らないところが多く見つかったので、個人のスキルアップはもちろん、全体として強みにしている守備力、攻撃力、連携というところをさらに強めて、次のリーグに向かいたいと思える一戦でした。(関関戦に向けての意気込み)昨年は勝利を収めることができたので、2連覇したいっていう思いです。また、春の2カ月間は、Bチームの子たちが自分の練習ができない中でAチームのサポートに回ってくれた期間でした。関関戦は勝ちにいく一戦ではあるんですけど、全員が出れるチャンスがある試合でもあります。今までのこの2カ月間で、Aチームの選手はBチームに支えてきてもらったことに感謝して。Bチームの選手にも出場できる機会は絶対あると思うので、もう一度チーム全体で一人一人の役割を見直して、全員で勝ちに向けて頑張っていきたいと思います。(西カレについては)秋リーグにいくまでの試合ですごく大事な試合になってくるので、春リーグで出た課題に意識して取り組む。このままでは絶対優勝できないですし、勝てる相手も少ないので。強みはさらに強めて、課題としている部分はさらに練習して、隙のないチームを作りたいと思います」
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