◇令和5年度関西学生春季リーグ戦第6節◇対同大2回戦◇5月4日◇於・南港中央野球場◇
同 大001 010 000=2
関 大023 000 10X=6
(同)土岐、財原、髙木、清野、岡ー辻井
(関)田中湧、岩井ー有馬
1(一)岑
2(中)中井颯
3(遊)髙田幸
4(捕)有馬
5(三)富山
6(右)三杉
7(二)佐藤
8(左)田中大
9(投)田中湧
荒谷絋匡(法2)の好投も虚しく、完封負けを喫した試合から一夜。敗戦が許されない一戦に挑んだ。
関大の先発は田中湧也(法4)。初回から制球に苦しみ走者を出す。しかし、佐藤慶志朗(経3)と有馬諒主将(商4)の好プレーにも助けられ、無失点で切り抜ける。
一方の打線は2回、先頭打者の富山雄正(情3)が内野安打で出塁。さらに相手の失策間に2塁を陥れる。佐藤の右安打で1、3塁とし先制のチャンスを迎える。スタンドの応援の大きな声が球場内に響きわたる中、打席には田中大翔(情4)が入る。田中大が放った打球は遊撃手の失策を誘う当たりに。その間に3塁走者・富山が生還。なおも1、3塁のチャンスで田中湧がスクイズを決めてさらに1点を追加した。
3回表、上位打線に対し2連打を許して1点を返されるが、最小失点で切り抜けた。その裏、再びチャンスを迎える。髙田幸汰(商4)が四球を選び出塁。後続の有馬が快音を響かせるも、相手遊撃手のファインプレーに阻まれた。富山が四球を選び、一死1、2塁に。三杉の打席の間にも相手が失策。2塁走者・髙田が生還し、富山は3塁へ。さらに佐藤の左適時二塁打、田中の左安打で2点を追加。5-1とする。
5回からは田中湧に代わって、岩井将吾(商3)が登板。安打と暴投などで1点を失うが、岩井がここから見事な好救援を果たす。6回から8回まで三者凡退に抑える投球を見せる。
追加点が欲しい関大は、7回に富山の適時二塁打でさらに1点を追加する。ここまで好投を続けてきた岩井が9回にピンチを背負う。四死球などで二死満塁に。だが、最後は内野ゴロに抑えて勝利を決めた。選手達の顔には笑顔が溢れた。
これにより、勝ち点の行方は第3戦に持ちこされた。金丸夢斗(文3)が投げられない中で迎える第6節最終戦。勝利の女神が微笑むのは関大だ。【文:永松愛/写真:稲垣寛太】
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