◇第101回関西学生リーグ前期第1節◇対阪南大◇4月8日◇JーGREEN堺◇
【前半】関大0ー0阪南大
【後半】関大1ー0阪南大
【試合終了】関大1ー0阪南大
GK 山田和
DF 川島、谷岡、木邨、吉村瑠
MF 堤、髙橋直、三木仁、前田龍
FW 百田、菊地
今季公式戦3連勝中の関大。いい流れでリーグ開幕戦を迎えた。この日は開会式も行われ、多くの観客を動員。注目の一戦となった。試合は、終始相手に押し込まれる場面ができるが、DF陣を中心に体の張った守備でゴールを死守。集中したプレーで得点は許さない。すると、終了間際にCKのチャンスが訪れる。これをFW百田真登(経4)が決め、そのまま試合終了。リーグ開幕戦を制し、公式戦連勝を4に伸ばした。
前半から相手に攻め込まれる場面が目立つ展開に。シュートまで持ち込まれる場面もあったが、GK山田和季(社2)がキャッチ。さらに、DF谷岡昌(社4)とDF木邨優人(政策3)の両センターバックも体を張り、ブロックする。この日もFW百田にボールを集めて得点を狙うが、セカンドボールがなかなか拾えない。それでも、失点を喫することなく無失点で試合を折り返した。
エンドが変わった後半。前半に続き、攻め込まれる場面もあるが関大にも好機が訪れ始める。DF川島功奨(社3)の縦突破から複数の選手が詰めるが、相手GKのファインセーブもあり、ゴールならず。
このままスコアレスドローかと思われた終盤に試合が動いた。CKのチャンスでキッカーはDF川島。ニアサイドに蹴りこまれた精度の高いボールにFW百田が合わせた。エースの公式戦4試合連続弾が決まり、待望の先制点を獲得した。
この後は、MF三木仁太(政策2)やMF吉永陸人(商3)を中心に安定した試合運びで時間を進める。大きなピンチを作ることなくそのまま試合終了。リーグ開幕白星発進となった。
公式戦4連勝と好調の関大。今月15日にはリーグ立命大戦、その翌週には大阪選手権の準決勝も予定されている。この勢いのままに全員サッカーで連勝街道を突き進む。【文:大森一毅/写真:大森一毅・貴道ふみ】
▼前田雅文監督
「ゲーム自体は悪かった。勝てはしたが、勝ち点3を取れたこと以外にはポジティブな面が少ない試合になった。ゴール前で粘るところはできていたが、自分たちが攻撃のチャンスを作れたところはほぼほぼなかったのでその辺は残念だった。(次節に向けて)立命はテクニカルなチーム。自分たちの守備の時間が増えるかもしれないが、気持ちをぶらさずに相手を尊重しながらチャンスを生かして勝ち点3を取れるようにやっていきたい」
▼GK山田和
「今日はいつもと違い、開会式があった。流れが違う中でアップや試合の入りが変わることも想定に合った。そこはチーム全体で声をかけ合った部分。(前半について)押し込まれる時間が長い中でも集中を切らさずに守れた。(今シーズンの自身のパフォーマンスは)去年と違ってチームのビルドアップとかに参加する機会は増えている。これまでとは違う自分を見せられていると思うが、ハイボールなどはまだ弱い。そこを改善しながら自分の強みのシュートストップやセービングはぶらさずに意識していきたい。(次節に向けて)今年は優勝を狙って無失点で全部勝っていきたい」
▼FW百田
「公式戦3連勝でこの試合を迎えたので気を抜かずに準備していこうと話した。前回の反省で立ち上がりと終盤の失点があったので、その点は特に意識した。(得点シーンについて)功奨(=DF川島)がいいところに上げてくれて少し触るだけだった。苦しい中で結果を出せたことは良かったが、もっと楽にチームを勝たせられるようにもっと点を取りたい。(リーグ得点王について)いいスタートを切れたと思う。ゴールを積み重ねていけるようにいい準備をしていきたい。(次節に向けて)今日は守備陣がしっかり守ってくれたからこその勝ち。もっと楽に試合を進められるように自分が得点を積み重ねて勝ちにつなげていきたい」
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