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令和5年度関西六大学連盟春季リーグ第5節◇対関学大1回戦◇4月8日◇わかさスタジアム京都◇

関学大 112 030 005=12
関 大 000 020 000=2

(学)水、土肥、池端―中井
(関)山下、山本倖、松尾、田治、藤澤、伊藤脩―福永

1(右)藤澤
2(三)橋本
3(左)日高
4(遊)福留
5(一)中野
6(指)木下
7(補)福永
8(中)加藤
9(二)濱田
先発 山下

前の試合で阪大にサヨナラ負けを喫し、負け越し1となった加藤準硬。4月に入り最初の試合では、因縁の関学大と対する。しかし、序盤から徐々に失点を許すと最終回にも大量失点を許し、10点差を付けられて敗戦した。

先発の山下皓司(化生4)は1回、先頭打者に遊撃手の頭を越える安打を許す。続く打者は打ち取るも、二塁手・濱田凌平(経4)の失策で無死一、三塁のピンチを招いた。次の打者は三振に抑えるも、相手の4番打者に右翼への犠飛を許し先制点を奪われた。続く2回も連打と犠打で1死二、三塁のピンチを招くと、適時打を浴び2点目を失った。しかし、後続はしっかりと打ち取り、最少失点でマウンドを降りた。

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△山下

2番手のマウンドに上がったのは山本倖輝(安全4)。3回、1死から連打を浴び二、三塁のピンチを背負う。ここで対した打者はスクイズを実行。三塁線に転がった球を三塁手の橋本昴来(安全2)が捕球したものの、一塁への送球が逸れ走者2人の生還を許した。山本倖は4回も得点圏に走者を背負うものの、相手クリーンナップをしっかり抑え、2回2失点でマウンドを降りた。

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△山本倖

5回は3番手の松尾尚矢(経4)がマウンドに上がった。しかし、先頭打者に四球を出すと、盗塁と犠打で1死三塁のピンチを招く。ここで相手は再度スクイズを実行し、今度は本塁へ返球するも判定はセーフ。野選で1点を失った。続く打者にも安打を浴び、ここで松尾は降板。4番手の田治健太郎(経4)がマウンドに上がる。しかし、田治も相手打線の勢いを止められず、2死満塁から適時打を浴びるなど2点を追加で失った。

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△松尾

打線は4回までに4安打を放つも、うまくつながらず得点をあげられずにいた。7点を追いかける5回の攻撃、先頭の木下立清(りゅうせい=人2)が左前への安打で出塁すると、濱田、藤澤駿平(政策3)も四死球で出塁し2死満塁のチャンスを作る。ここで打席に立った林風太(商4)は2球目に死球を受け、押し出しで1点を返した。なおも2死満塁の場面で、日高涼汰(経3)が三塁線を破る適時打を放ち、この回2点を返した。

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△日高

田治は5回途中から8回まで3回2/3を投げ、7回と8回は三者凡退に抑えるなど2失点、自責点1の投球を披露した。

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△田治

9回のマウンドには右翼手を務めていた藤澤が5番手として上がった。しかし、1死二、三塁のピンチを招くと、連打を浴び2点を失った。ここで6番手・伊藤脩太(社2)がマウンドに上がる。だが、伊藤脩も相手打線に捕まり3失点し、この回一気に5点を奪われた。

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△藤澤
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△伊藤脩

10点ビハインドを追いかける9回裏の攻撃、2死から代打・水島拓務(シス理3)が右前への安打で出塁するも、反撃及ばず無得点で敗戦した。

IMG_5458-300x200 投打うまくかみ合わず大差付けられ敗戦
△水島

序盤の失点で相手に流れを明け渡し、最後まで相手ペースで進んだこの試合。残すリーグ戦はあと2試合のみとなった。今日の試合の反省を生かし、なんとか4位以上を守り切り、次の舞台へ駒を進めたいところだ。【文:𠮷村虎太郎/写真:荒川拓輝】

▼加藤主将
「(今日の試合について)山下が長いイニングを投げられないことは想定済だったので、多くの投手を使い、つないでつないで少ない失点で試合を進めるつもりでした。しかし、相手打者のスイングは秋から相当レベルアップしており、今日は打ち込まれてしまったので、次の試合まで期間が空くのでしっかり対策したいと思います。(今日の敗因は)初回の入りで相手の盗塁を握り替えで刺すことができなかったことと、犠打の処理をきっちりできずピンチを拡大したことで、こちらの流れをつくることもできなかったですし相手のペースを作ってしまったところが一番大きいかと思います。(残りの2試合に向けて)ここまで来るとやるしかないので、これまでやってきたことを信じて力を出し切れるように最後の2試合やりきりたいと思います」

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