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◇2022年度藤原慎一杯大阪府学生男女選手権大会◇予選グループ戦◇対大経大ほか◇11月12日◇近畿大学記念会館◇

【第2試合】
[第1セット]関大25―7大経大
[第2セット]関大25―5大経大
[セットカウント]〇関大2―0大経大

【第4試合】
[第1セット]関大17―25金蘭大
[第2セット]関大27―25金蘭大
[第3セット]関大15―10金蘭大
[セットカウント]〇関大2―1金蘭大

先週、B、Cチームが予選グループ戦を突破した関大。今試合にはAチームが出場し、決勝トーナメント進出を見据えて試合に臨んだ。

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1戦目は、大経大との勝負。いつも通りアップから士気を高め、試合に挑んだ。開始直後から長いラリーを展開するものの、日野美里(人3)がネット際から軟打で落とし先制する。その後は中屋ちひろ(人3)や内田千晴(人1)のスパイクで得点を重ね、序盤から一歩リードする展開となった。直後にはブレイクされるものの、ここから関大が強さを見せつける。内田の強打が決まったことをきっかけに、伊関万絢(まひろ=文1)のレフト攻撃や内田のサービスエースが連続で決まり始める。4連続得点を奪い、ここで相手はタイムアウトを要求した。タイムアウト明けも、関大の勢いは止まらない。児玉光涼(文3)のネット際での返球や川上良江(文2)の速攻、伊関の連続で繰り出すスパイクでさらに6連続得点。点差は11点に開き、ここでも相手はタイムアウトを要求した。タイムアウト明けには、リリーフサーバーでコートインした林川涼(経3)が2連続でサービスエースを決める。チームはさらに盛り上がりを見せ、終盤へ突入した。最後まで勢いに歯止めがかからず、児玉の相次ぐサービスエースを含む5連続得点を追加。中屋の鋭いスパイクでセットポイントを握ると、勢いそのまま25点を先取。大差をつけてセット先取となった。

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△伊関
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△内田
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△林川
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△芦田彩音(人4)

第2セットでは、さらに強さを見せつける。中屋の軟打で先制すると、序盤からブレイクし相手を寄せ付けない。人の間を狙う日野のフェイントや、相手を吹き飛ばす内田のスパイクなどで得点を量産した。後半では、升谷未来主将(人4)と芦田幸音(安全4)がコートイン。引退まで残り少ない4年生が、公式戦で安定感あるプレーを発揮した。川上の好打点から繰り出すフェイントや升谷主将の速攻で、終盤でも猛攻していく。最後は岡崎凜華(人3)のレフトからのスパイクが決まり、25点を獲得。驚異の20点差で、快勝となった。

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△升谷主将
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△芦田幸
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△川上

2戦目の相手は金蘭大。秋リーグ最終戦でもフルセットの戦いを繰り広げた難敵だ。関西王者としては、絶対に負けたくない一戦。しかし迎えた第1セットは、開始4連続得点を奪われる痛い出だしとなった。関大はたまらずタイムアウトを要求。気持ちを切り替え、伊関のクロス攻撃でなんとか1点目を挙げた。しかしその後も、ペースは相手のものに。繰り返しブレイクされ、勢いあるスパイクにも苦戦した。それでも内田の豪快なスパイクや伊関のブロックアウトで、少しずつ得点していく。倍以上の点差をつけられたまま、セットは後半へ移った。ここから、関大が少しずつペースをつかみ始める。中屋の鋭いライトからのスパイクや相手を乱す内田のスパイクで3連続得点にも成功した。終盤では川上が活躍を見せ、速攻やストレート攻撃を次々と決める。しかし前半で開いた差が痛手となり、8点差をつけられて第1セットを落とした。

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△中屋
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△岡崎

奪取したい第2セット。立ち上がりこそ相手の流れとなってしまったが、ブレイクで背中を捉える。芦田彩の好レシーブや、落ちるギリギリのボールでも上げることを諦めない中屋のプレーなど、強みである粘り強さも発揮した。同点で中盤へと突入し、ここで鍋井識里(文3)がコートイン。その鍋井が、見事にサービスエースを奪った。チームは活気を帯び、ラリーも長くなってくる。内田や川上がラリーを制し得点を決めたときには、全力で喜びを表現した。依然として同点のまま、セットは終盤へ突入。両者一歩も譲らず、サイドアウトを繰り返す展開となった。そして、セットはデュースにもつれ込む。そう簡単には決まらないものの、伊関の渾身のスパイクで先にブレイク。第2セット奪取に成功し、最終第3セットに臨んだ。

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△鍋井
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15点マッチの第3セット。前セットの勢いを落とすことなく、立ち上がりから攻めたいところだ。しかし相手も食らいつき、序盤はシーソーゲームを展開する。だが、川上の速攻が決まると鍋井のノータッチエース、相手のミスと続き3連続得点。さらに伊関の1枚ブロックも決まり、3点差で8点を獲得。ここでコートチェンジとなった。後半に入ると、もう流れは関大のものに。長いラリーを取り切る伊関の強打や、日野の速攻で早々に3連続得点を果たした。相手にサイドアウトされても、ブレイクは許さない。そして、日野のブロックでマッチポイントを迎えた。ここで相手がブレイクするも、タイムアウトで流れをリセット。タイムアウト明けに中屋の力強い攻撃が決まり、関大の勝利が決まった。

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持ち味の粘りを何度も発揮し、予選Aグループ1位通過となった関大。あす、決勝トーナメントに挑む。秋リーグ関西王者としての強さを見せつけ、必ず優勝をつかみ取って見せる。【文/写真:横関あかり】

▼升谷主将
「金蘭大は、リーグでももつれた相手で、フェイントやプッシュに苦戦したチームでした。リーグと同じように徹底することを3つ挙げたんですけど、1セット目は、自分たちの展開に持っていけないまま崩れてしまいました。2セット目の中盤ぐらいから立て直して自分たちのバレーができたので、立て直す力はすごくできてきていると思います。でも、1セット目の最初からやっていかないといけないというのは課題点かなと思います。(立て直せた要因は)相手の雰囲気にのみこまれてしまったときに自分たちの雰囲気を作れてなかったので、自分たちからしっかりと盛り上がっていけたことと、相手のリズムになっていたので、そうならないようにしっかりサーブで攻めるのと、レセプションの返球率にこだわっていこうと言っていたので、それが良かったのかなと思います。(決勝トーナメントへの意気込み)今日金蘭大と当たったんですけど、これはまだグループ戦です。1位通過ということなので、たぶんトーナメントになると金蘭大も上がってくるし、そのトーナメントでしっかりと勝たないと優勝にはつながらないと思います。しっかり目の前の1戦1戦を戦って、まずは大阪府優勝して、次の試合につなげていきたいと思います」

▼児玉
「1セット目序盤は少しもたついたんですけど、2セット目から修正して相手に対応できたことは良かったです。でも、秋リーグでも戦った相手で戦い方が分からなかった相手ではなかったので、(もう少し)早めに対策ができたかなと思います。(自身の調子)途中、相手に連続でリードされているときに、ブロッカーがいるほうにコンビを使ってしまって、アタッカーが思い切り打てるようなコンビを作れていなかったかなと思うのが少し反省するところかなと思います。(守備の面でも活躍していたが)守備は、強みにしていきたいなというのが自分の中ではあって。もともと守備がいいほうではないんですけど、セッターとしてはリベロの次に守備で固めていきたいなと思っているので、今日の試合でもまだまだ落としているボールがあったのでもっと固めていきたいなと思います。(決勝トーナメントへの意気込み)今日の金蘭大戦が、秋リーグでも当たった相手で勝負どころではあったんですけど、やっぱり明日につなげる一戦というだけで、今日がゴールではないので、今日のプレーのいいところは継続して、悪かったところは最後に話し合って、明日同じような課題が出ないように切り替えていきたいなと思います」

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